イケメンカップを手にして会心の笑みを浮かべる玉田(右)=名古屋市瑞穂区で(木本邦彦撮影)
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名古屋グランパスのFW玉田圭司(31)がイケメングランプリで優勝した。22日、グランパスのサポートタウンの1つ、瑞穂通商店街が企画したグランプリで圧倒的な支持を受け表彰式に出席。初代イケメン王は、熟女パワーをもらって24日の天皇杯準々決勝、横浜M戦(瑞穂陸)に向かう。
初めて会った数秒後に「私のタマちゃん」と呼ばれていた。商店街のおかみさんたちがノリで始めた企画に、玉田は一緒になって面白がった。
「プロは外見も大事なので、これからもさらに磨いていきたいと思います」
優勝インタビューで、50人ほど集まった奥さんと子どもたちを喜ばせた。表彰状も装飾も手づくりの商店街ならではの雰囲気に「こんなイベントは初めて。楽しかったね」と玉田は、愛情をたっぷりと受け止めた。いつも試合観戦する女性から「応援は聞こえますか」と聞かれると「すごく力になる。でも、その声は聞いたことないから、もっと大きい声を出してくださいね」と親近感を込めて返答。表彰状を渡す女性に突っ込んで、実は阿部に投票していたことをバラしたりして盛り上げた。
おかみさんや女性客らの投票では28票を集め、2位楢崎(14票)、3位ストイコビッチ監督(10票)を大きく引き離して、初代イケメン王に選ばれた。グランプリの副賞はおかみさんたちとのランチ招待券。強引なラブコールを快諾して、表彰式後はうどん屋で美熟女に囲まれた。
「タジタジだったでしょ」と言いながらも、マシンガントークに合わせて会話を弾ませ、30分のランチは笑い声が絶えなかった。精気を吸い取られそうな熟女パワーにも「いや、オレの方がパワーをもらったよ」と玉田の気分は上々。
PK戦の末に勝利した21日の柏戦では、玉田の調子はいまひとつ。18日ぶりの公式戦で「感覚が取り戻せずに難しかったけど、そこを乗り越えられたのは大きい」と、前向きにとらえた。ランチ後も商店街を練り歩いて、温かい応援を肌で感じた玉田は「あと3つで優勝できる」と、自身初の天皇杯制覇へ奮い立った。 (木本邦彦)
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