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【プロ野球】

長野 王さん目指す 来季も首位打者とW受賞だ

2011年12月22日 紙面から

ゴールデン・グラブ賞のトロフィーを手にする巨人の長野=東京都内のホテル

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 巨人の長野久義外野手(27)は21日、東京都内のホテルでゴールデングラブ賞の表彰を受け、来季は巨人では73、74年の王貞治以来となる2年連続のゴールデングラブ賞&首位打者を目指すことを誓った。初受賞の楽天・田中将大投手(23)は米レンジャーズが独占交渉権を得た日本ハム・ダルビッシュにエール。パ・リーグの育成選手出身として初受賞となったロッテ・岡田幸文外野手(27)は来季も無失策継続を宣言した。

 打撃の技術を極め、守備でもリーグトップの評価を受けた。長野が充実感をにじませる。「いろいろな賞を頂きましたけども、この賞が一番うれしい」。同一シーズンでの首位打者とゴールデングラブ賞のW受賞は、王(73、74年)、篠塚(84年)、松井(01年)に続く球団史上4人目。来季は王貞治以来となる2年連続の偉業に挑戦する。

 金色のトロフィーは“守備職人”の証し。「開幕前からの目標だった。うれしく、光栄に思います」。外野手リーグ最多の5失策を記録した昨季終了後、大西外野守備走塁コーチと二人三脚で基本練習を反復した成果に胸を張った。それでも、満足できるレベルではない。「ほかの選手に比べたらまだまだヘタクソ。もっと練習しないといけない」。継続は力。受賞を何年も続けてこそ、真の名手と認められる。「首位打者を毎年、というのは難しいけど、ゴールデングラブ賞は可能性がある」と決意を新たにした。

 しかし、その難題もあきらめているわけではない。巨人での2年連続の“攻守2冠”は王が最初で最後。チームでただ1人、ゴールデングラブ賞に選出され、統一球にも対応できた長野には、その挑戦権がある。

 「守備の不安がなくなったことが、打撃(の好調)につながった」と今季を振り返った長野。守備は練習すればするほど向上する。“守備職人”の座を死守することこそ変則2冠への最短距離。「来年の目標は失策0です」。松井を超え、王と並ぶ偉業へ、長野は精進を続ける。 (井上学)

 

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