仕事が一区切りついたので、新しい書籍の企画など考えようかなと思ったりしています。3月にFacebookの本を出しましたが、またまたソーシャルメディアねたで予定しています。
今日は、編集者とソーシャルメディアについて考えてみました。
日本で、ソーシャルメディア本担当者といえば、 @yorimo さんです。 @yorimo さんの代表作は以下のブログの下の方を見てください。
▼Twitterの新機能「アクティビティ」のせいで見れなくなったリツイート一覧を見る方法
http://blogs.itmedia.co.jp/sns/2011/11/twitter-8f9f.html
▼本田雅一さんから、「iCloudとクラウドメディアの夜明け」の原稿を受け取った時の @yorimo さんのつぶやき
・ソーシャルメディア上でつながっていない編集者のことは忘れてしまう可能性がある
大変失礼なことなのですが、とある版元の編集者さんと2度目の再会をした際に、すっかり忘れていて、名刺交換しようとしたことがあります。なので、これは編集者に限らないことなのですが、TwitterやFacebookで顔写真の実写アイコン推奨です。
それと、新しい企画を思いついた際に誰のところに持っていくかというと、やっぱりTwitterやFacebookで日ごろ交流がある編集者さん最優先なんですよね。
・ソーシャルメディア上でつながっていると、〆切を守ることができる
Twitter、Facebookだけでなく、4sq(フォースクエア)で外出先の情報や、Instagramで食べたものの写真まで公開しているので、常に編集者さんに自分の日常を公開していることになります。
ソーシャルメディアではありませんが、原稿共有にDropboxを使うのもオススメです。
以前は、〆切の1週間くらい前に「やっぱり、間に合いません。ごめんなさい」なんてこともあったのですが、ソーシャルメディア上の情報とDropboxの中身を見れば、どんな様子かがわかります。
常に編集者さんに監視されているのと同じ状態ですから、遊んでばかりいて、原稿が進まないということはなくなるわけです。遊びに行った日の次の日は原稿を多めに書くとか、そんな調子で書き進めます。(ちなみに、Dropboxは原稿が更新される度に、編集者さんのパソコンの画面にポコッと表示が出ます)
・Facebookのグループは執筆時の情報共有に最強ツール
私は札幌に住んでいるので、めったに編集者さんと会うことはありません。ですので、基本的にはすべてのやりとりをオンライン上で済ませます。
もちろん、メールでも打ち合わせはできますが、こんなふうに短文をスピーディにやりとりできるのは、Facebookのインターフェースならではです。
コメントはなくても、編集者さんから「いいね!」ボタンで励ましてもらうと、原稿を気持ちよく書き進めることができます。
・ソーシャルメディア本担当編集者はソーシャルメディアの達人じゃないといけないのか?
実は、@yorimo さんと仕事をご一緒したことがないのですが、ほとんど毎日のように示唆に満ちたRTやコメントをいただいていて、この方が担当だったら、すごい本ができそうな気がします。
@yorimo さんは編集だけでなく、出版後も読者さんのツイートを拾ってRTしたり、Facebookページや書籍の公式Twitterアカウントを著者と共同で運営したりと、ソーシャルメディア上で大活躍していますが、あまり負担がかかってそうに見えないのは、ふだんからTwitterを使いこなしているからだと思います。
仕事のためだけにTwitterを利用しようとしても、いざツイートしようと思ったら、何がフォロワーの共感を得るのかなど想像がつかないので、大変な作業になるはずです。
では、ソーシャルメディア本担当編集者はみんな @yorimo さんのようにソーシャルメディアの達人にならなければいけないかというと、そうでもないと信じたいです。
というのも、実は今、企画中の本の担当編集者さんは、TwitterもFacebookもアカウントをとっただけで放置中とのこと。(本当は使っているけれど、プライベートは守りたいのかもしれませんが)
私が書く本の読者さんはITリテラシーが高く、ソーシャルメディアをうまく自分のブランディングや仕事に活用できている人もいらっしゃいますが、大部分の方は、実名でTwitterやFacebookを始める初めの一歩を踏み出す勇気が出ない方なのではと思っています。
ですので、私には想像が難しい、そういった方の視点で原稿を最初に読む人として、編集者さんのアドバイスに期待しています。
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