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2011年12月22日(木) 19:17 |
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三豊市の有料老人ホームに改善命令
三豊市の有料老人ホームで、職員らが入所者の身体をバーベルにつないで動けなくするなど虐待を繰り返していたとして、香川県は改善命令を出しました。 これに対し施設側は、虐待はなかったと県を提訴するとしています。
改善命令を受けたのは、三豊市の有料老人ホーム「和楽の郷」です。 香川県によりますと、「和楽の郷」は2007年から今年にかけて、施設の管理者と職員が認知症の症状がある70歳から95歳の入所者8人に対して、体をプラスチック製のチェーンでバーベルにつなぎ、動けなくするなどの虐待を行っていたということです。 香川県は22日、和楽の郷に対して改善命令を出しました。 また、同じ法人が経営する「介護支援センターはつらつ」に対しても、利用者の転倒事故について速やかに損害賠償を行うよう勧告しました。 一方、施設側はこうした県の改善命令に対し、「虐待ではない」として提訴する構えです。 しかし、この2つの施設はともに今月初め、県に施設運営を廃止する届けを出しており、来月に廃止する予定です。
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