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 12月8日のながさきニュース
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“幻の飯盛城跡”か 愛宕山の山頂に石垣群を郷土史家が確認


愛宕山の山頂付近で確認された石垣跡=佐世保市
 詳しい所在地が不明なため地元郷土史家の間で「幻の城」とされる佐世保市相浦の戦国時代の城、飯盛城について、同市日野町の郷土史家、澤正明さん(73)がこのほど、愛宕山(別名飯盛山、259メートル)の山頂付近に古い石垣跡があることを確認した。澤さんは同城の遺構ではないかとみており、「多くの研究者に見てもらい解明につながれば」と話している。

 市教委などによると飯盛城は戦国期、相浦一帯を領した「宗家松浦氏」の16代目、松浦親(ちかし)が1535(天文4)年築造。同城を本拠に対立関係にあった「平戸松浦氏」の攻勢に抵抗したが、66(永禄9)年に平戸から養子を受け入れて和睦。江戸期に廃城になったとされる。

 城(本丸)の所在地については古文書の記述などから、南麓の木宮神社が有力視されるが、東西の麓付近とみる説もある。一方、山頂には戦乱後に地蔵菩薩(ぼさつ)が祭られたが、城跡との説はなかった。

 澤さんは佐世保史談会や佐世保松浦党研究会に所属。同研究会などが進めている中世山城の調査に伴い、以前から存在を知っていたという石垣をあらためて精査。11月中旬までに城跡との見解を固めた。

 石垣は頂上から山中に分け入った場所にあり、現存するものは最大で高さ約2メートル。ほかに、石垣が取り壊されたかのように石塊が散乱した場所もある。

 澤さんは同城が難攻不落を誇ったとされることから「山頂付近でなければ平戸の猛攻は防げなかったのではないか」とみる。市教委社会教育課は「山頂付近の石垣はこれまで確認していない。今後、調査を検討したい」としている。

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