【福岡】九州電力が原子力と火力発電の部門を統合

12/22 12:49 更新

玄海原発をめぐる“やらせメール”問題で、九州電力は22日、再発防止と信頼回復に向けた取り組みの一環として、原子力部門を火力発電部門と統合すると国に報告しました。九州電力によりますと、22日午前9時50分ごろ、深堀副社長が資源エネルギー庁長官を訪ね、説明しました。第三者委員会から「閉鎖的」などと指摘されていた原子力発電本部を、来年7月をめどに火力発電本部と統合し、各支店へも原子力広報・防災連絡員を配置するとしています。この問題で九州電力は、第三者委員会の「古川知事発言が発端」とする指摘を受け入れていないため、枝野経済産業大臣から自主的な報告書の再提出を求められていますが、未だ決着していません。九州電力では「第三者委員会報告書の一部のみを引用したと指摘されたので、進捗状況を含めて報告した」としています。