12/23 00:15 更新
福岡県と福岡市、それに北九州市が共同申請していた特区構想が22日国の指定を受けました。小川福岡県知事は「21世紀はアジアの時代であることを踏まえ、アジアのゲートウェイであるこの地域が日本再生の大きな役割を果たしていきたいと考えている」話していました。指定を受けたのは環境産業を軸とした、「グリーンアジア国際戦略総合特区」です。特区に指定されると、予算や税制面で優遇されたり、規制緩和の措置などが受けられます。県と両市が競争力を高めるため、国に申請していました。今後、県に事務局を設置。環境に配慮した自動車の開発や海外水ビジネスなど、アジア展開を視野に、8つの事業を進める計画です。また一方、北九州市単独でも、「環境未来都市」構想が国の指定を受けました。深刻な公害などの環境問題に取り組んできた実績と高齢化社会に対する明確なビジョンが評価されたということです。