NHK福岡のニュース　福岡放送局

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福岡を環境アジア特区に指定

地域で培ってきた環境技術をアジアに輸出し、環境分野でアジアの拠点になるという福岡県と福岡市、北九州市の構想について、政府の総合特区推進本部は、規制緩和や財政支援などを受けられる特区に指定しました。
福岡県と福岡市、北九州市では、環境分野でアジアの拠点になることを目指す内容の構想を、ことし９月に共同で発表し、政府に特区の指定を申請していました。
この構想について、２２日開かれた政府の総合特区推進本部は、「アジアに近いことも生かして環境産業での技術革新が期待できる」と評価して、特区に指定しました。この構想では、北九州市の行政と企業が開発してきた、特殊な燃料電池や太陽光パネル、それに風力発電装置の部品などのモノに加えて、北九州市が培ってきた海水を淡水化する技術などをアジアの国々に売り込みます。
こうしたモノや技術の流通拠点の役割は、日本海側の総合的な拠点港に選ばれた福岡市の博多港と北九州市の港が担います。
そして、県は、県内にある環境関連の企業がアジアに進出できるよう支援したり、希少金属であるレアメタルを低コストでリサイクルする技術開発に取り組んだりするとしています。

12月22日　18時54分

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