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2011年12月22日18時55分 更新
2011年12月22日 県内全域に「インフルエンザ警報」
2011年12月22日 「仙台にパンダを」野田首相が首脳会談で要請へ
2011年12月22日 県内多くの小中学校 あすから冬休み
2011年12月22日 南三陸町の名足小学校では終業式
2011年12月22日 県内初「除染作業者」のための講習会
2011年12月22日 あれから3年…栗原の「馬場・駒の湯線」全面開通
2011年12月22日 KDDIが仙台に契約センター開設へ
2011年12月22日 アナログ放送終了まで100日でイベント
県内全域に「インフルエンザ警報」
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県は22日、仙南保健所管内で患者が1つの医療機関あたり32.13人となり、警報基準の30人を超えたとして県内全域にインフルエンザ警報を出しました。県は、手洗いやうがい、マスクの着用など予防の徹底を呼び掛けています。
「仙台にパンダを」野田首相が首脳会談で要請へ
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復興への力、子供たちの心の癒し実現へ、仙台市の中国からの「パンダ借り受け構想」が、大詰めをむかえているようです。野田総理は22日、25日から中国を訪問する際に、パンダの借り受けを実現できるよう力を尽くす考えを表明しました。復興に向けた希望の光にしたいと、仙台市が打ち出したパンダ借り受け構想。仙台市の伊藤敬幹副市長やこの構想を支援している歌手の近藤真彦さん、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんなどが、22日午前、官邸を訪れ、野田首相と面会。野田首相に、中国から、八木山動物公園へのパンダ2頭貸し出しについて要請した。近藤真彦さんは、「なにができるか考えたときに東北にパンダを呼んで、子どもたちにパンダを見て和んでもらおうという気持ちになった」と話した。これに対して野田首相は…「週末に中国に行くので話をまとめたい」と応じた。25日からの訪中の際に行われる、日中首脳会談でパンダの借り受けを実現できるよう力を尽くす考えを表明した。パンダを借り受ける費用は、近藤さんが所属する大手芸能プロダクション、「ジャニーズ事務所」が設立した、復興支援プロジェクトが集めた募金などから調達する。関係者によると、その額は、10億円規模になるという。今年5月、名取市の避難所を訪れた中国の温家宝首相は、傷ついた子供たちにパンダのぬいぐるみを贈り元気づけた。パンダは、まさに日中友好のシンボル。関係筋によると、日中間の交渉は、実現に向けて既に、最終段階を迎えているという。10月には、外務省を訪れて、パンダ借り受け実現への協力を要請した、奥山恵美子市長。その行動が、実を結ぼうとしていることについて、記者団に「(パンダ誘致の実現に)明るい一歩だと受け止めている。パンダを見て、あの愛くるしい表情や動作などを見て、楽しいなかわいいなと思って心を癒やすことが少しでもできれば、東北の被災地にパンダに来てもらう意味が、二重三重に広がると思います」と答えた。
県内多くの小中学校 あすから冬休み
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県内のほとんどの小中学校では、23日から冬休みに入ります。中には、震災の影響で授業日数が足りず、終業式の直前まで授業を行って対応した小学校もありました。宮城野区の東宮城野小学校では、22日午前、児童たちが、まだ雪が残る道を登校しました。東宮城野小学校では、震災で校舎が使えなくなった荒浜小学校が教室を間借りして、授業を行ってきました。22日は冬休みを前に、2つの学校が校舎内の別々の場所で、今年、最後の全校朝会を行いました。このうち東宮城野小学校の千葉龍正校長は、「震災のことを忘れずに、1年を振りかえって新しい年を迎えてほしい」と話しました。仙台市内のほとんどの小中学校では23日から来月9日まで、18日間の冬休みに入ります。
南三陸町の名足小学校では終業式
一方、南三陸町では、公立の小中学校あわせて8校が、23日から冬休みを迎えます。歌津地区にある名足小学校では、津波で校舎が被災したため高台にある伊里前小学校を間借りしています。震災の影響で必要な授業日数がやや足りないことから、22日は午前中も授業を行い、2学期の終業式は午後から行われました。その後、児童たちは、担任の先生から2学期の通信簿を受け取っていました。子供たちは、「スキーに行くことです。旅行が当たったので」「クリスマス会で楽しくにぎやかにはしゃぎたいです」「みんなで楽しく遊んで思い出に残る冬休みになれば」など、冬休みへの期待をふくらませていました。南三陸町の小中学校の冬休みは18日間で、3学期は1月10日から始まります。
県内初「除染作業者」のための講習会
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放射性物質を取り除く「除染作業」について、国の新たな規則が来月から施行されるのを前に、22日、県内で初めて、除染作業に従事する人を対象とした講習会が開かれました。この講習会は、放射性物質の基礎知識や、除染作業の具体的な方法を指導するために宮城労働局が開いたもので、除染作業を請け負う建設業者など、およそ70人が参加しました。厚生労働省は今月、除染作業に従事する人の被曝を防ぐため、新たな規則「除染則」をまとめ、来月1日から施行されることが決まっています。県内でこの規則が適用されるのは、「汚染状況重点調査地域」に指定された丸森町や石巻市など8つの市と町で、この地域で除染作業を行う人は、この講習を受けることが義務づけられています。この講習会は来月にも数回、実施される予定です。
あれから3年…栗原の「馬場・駒の湯線」全面開通
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3年前の岩手・宮城内陸地震の土砂崩れで寸断していた栗原市の市道「馬場・駒の湯線」の復旧工事が、完了しました。22日、途中に新設された橋の開通式が行われました。復旧工事が完了したのは、栗原市の栗駒山の麓から中腹の耕英地区に通じる、市道「馬場・駒の湯線」です。22日は、途中の約1・3キロの新ルートに架けられた、長さ90mの「冷沢橋」の開通式が行われ、耕英地区の住民など70人ほどが集まり、開通を祝いました。これで、岩手・宮城内陸地震から3年で、耕英地区に通じる道路の被災した箇所が、全て通行可能となりました。22日開通した市道「馬場・駒の湯線」の一部区間は、23日から4月下旬まで積雪のため、冬季閉鎖となります。
KDDIが仙台に契約センター開設へ
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携帯電話のauを展開する「KDDI」は、来年2月、宮城野区に「契約センター」を開設すると発表しました。被災地の雇用を支援するため最大で700人を採用するということです。22日、仙台市役所を訪れた「KDDI」の小野寺正会長と、契約センターを運営する「KDDIエボルバ」の伊東博社長は、立地表明書を奥山市長に手渡しました。「au仙台契約センター」は来年2月、宮城野区榴岡にあるオフィスビルに開設予定で、携帯電話の契約内容の審査や登録などの業務を行うということです。KDDIが契約センターを開設するのは、東京、大阪に次いで3ヵ所目になります。KDDIでは、最大で700人を契約社員として採用する方針で、来月、会社説明会を開くことにしています。
アナログ放送終了まで100日でイベント
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テレビのアナログ放送終了まであと100日となった22日、仙台市内で「地デジ化」をPRするイベントが行われました。震災の影響で延期されていた、県内のデジタル放送への完全移行まであと100日となりました。22日のイベントには、民間放送連盟の広瀬道貞会長も参加し、「周りに地デジ化が済んでいない人を見つけたら、対応を急ぐように声をかけてほしい」と呼び掛けました。その後、在仙のテレビ局の代表などが県庁を訪れ、若生副知事に「地デジ化」への協力を求めました。県内では、デジタル放送の受信環境が整っていない世帯が1671世帯あるということです。県内のアナログ放送は、来年3月31日に終了します。