リハビリ体験記19.回復期リハビリ病院に転院してからの成果
28.娘の日記より
2003/3/13(木)お父さんが歩いた
リハビリ病院に転院して一週間になる。
久しぶりにお休みできたので、昼過ぎにお見舞いに行った。
杖無しで少し歩けるようになったと、歩くところをアヤに見せてくれた。
すごい!!
めきめき良くなっていくお父さんにビックリした。
きっと、リハビリ必死にがんばってるんやろなー!
お母さんがずいぶん元気を取り戻した感じ。
でもお母さんは、「お父さん辛いと思う。体が思うように動かないってホンと辛いよ」と悲しそうに言った。
「でもお父さん、だいぶ良くなったでしょう!」
「あの意識のない時、命が助かるか分からない時のこと思い出してみてよ!」
「その時より元気になってきたんやから!!」
て励ましたけれど、やっぱり「うん..そうだね...」と元気なくお母さんはそう言った。
2003/3/17(月)倒れてから2ヶ月目
握手する力が強くなる。
腕を少し上げる事が出来る様になった。
日に日に力がついて、指も腕も動くようになって来るようだ。
お父さんに会いに行く度に一つ何か出来るようになっているからとても嬉しい。
お父さんの努力の成果なんだろうなーって、ものすごく感心した。
もしかしたら元の体に近い状態まで戻るかもしれへん..。
2003/4/02(水)お父さんは凄い
指が大分曲がるようになった。
お父さんと一緒に病院の廊下を歩いた。
すごい...。
まだ安定感は無いけど大成長だ。
この調子でもっと良くなるといいなー。
6日は看護婦さんと面談なのでアヤも一緒に話を聞くことにした。
今日は天気が良かったので、お父さんを車椅子に乗せて、お母さんと3人で病院の公園のベンチで花見をしながらパンを一緒に食べた。
桜が九分咲きできれいやった。6日は満開だろう。
無地のクッションに絵を描いて渡すと喜んでくれた。
嬉しかった。
もうすぐ退院出来るかもしれない..。
そんな期待もある。
けど、病院でもっとリハビリしてもっと、もっと良くなってほしい..。
そんな思いも頭にあった。
続く
リハビリ体験記 20.病院サイドが把握したリハビリの成果