ブッチー武者さん「ひょうきん懺悔室」神様役で一世風靡

2011.08.03


多くの笑いを誘った「ひょうきん懺悔室」を彩ったブッチー武者さん。人柄を慕って多くのファンが店に足を運んでいる【拡大】

 1980年代に大ブームを巻き起こしたバラエティー番組「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)からは、様々な人気コーナーが生まれた。その1つが「ひょうきん懺悔室」。収録の際にNGを出したタレントや番組スタッフが懺悔室に送り込まれ、ブッチー武者さん扮する神様の裁定によって、上からバケツの水が落とされるエンディングコーナーだ。

 現在は新宿歌舞伎町でカラオケスナック「懺悔の部屋 女無BAR(メンバー)」を経営しながら、役者や舞台プロデュースも行っている。

 「店は役者業のアンテナショップみたいな場所で、ココをベースに情報発信したり収集したりしてます。日帰りできない遠方での仕事がない限り、毎日店に出てますよ」

 店舗面積は17坪、カウンターとボックスで25席。税込み6600円で、ハウスボトル飲み放題だ。さすがに服装は神様スタイルではないが、定休日の日曜日以外、早朝5時まで笑顔を振りまいている。

 「今年に入り、3年前のリーマンショックからようやく這い上がってきたかと思ったら、3月11日に大震災。地下2階にあるからボトル1本落ちなかったけど、またまたドン底。それでもなんとか営業できてるのは、常連さんと、インターネットや口コミで店を知って来てくれる『ひょうきん族』ファンのお布施のおかげです」

 4年前、性別は女性だが性の自己意識が男性である性同一障害「FtM」(エフティーエム)の“男性”をサポートするサークル『クラッシュビート』の設立に協力。殺陣と和太鼓を通じて「FtM」の社会認知を広め、性差別の解消と同じ境遇にある人たちの親睦活動を行っている。

 「太鼓は毎週日曜日に渋谷の国立オリンピック記念青少年総合センター、殺陣は都内各地のスポーツセンターで練習しています。12月には新宿で発表会を行う予定です」

 性同一障害をテーマにした舞台「ロマンティックライフ」をプロデュース。過去に4回上演し、いずれも好評を博した。

 「私だってまだ現役。お笑いだけでなく、ちゃんとした喜劇にもどんどん挑戦したい。もちろん、最後は○(マル)で終わらせたいね」

 課題は健康管理。先日、睡眠時無呼吸症候群と診断され、鋭意治療中である。

 神様といえど、不死身ではないのだ。体調を万全に、これからもコメディアンとして活躍を誓う。

 ■ブッチー武者(ぶっちーむしゃ) 1952年8月6日、長野県東御市出身。お笑いタレント、俳優。83年、フジテレビのバラエティー番組『オレたちひょうきん族』の1コーナー「ひょうきん懺悔室」の「懺悔の神様」に抜擢されブレーク。97年から新宿・歌舞伎町にカラオケスナック「女無BAR(メンバー)」(新宿区歌舞伎町2の35の5 焼肉千山閣リゾンビルB2 電03・5273・2725)を経営している。

 

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