 |
2011年12月21日(水) 19:13 |
|
|
 |
倉敷の殺人未遂、女に懲役4年求刑
倉敷市の自宅で父親を包丁で切りつけ、重傷を負わせたとして殺人未遂の罪に問われている女の裁判員裁判で、検察側は懲役4年を求刑しました。
殺人未遂の罪に問われているのは、倉敷市の無職・田淵ひろみ被告(30歳)です。 起訴状などによりますと田淵被告は今年6月、自宅で当時69歳の父親の首を包丁で切りつけ、約1か月の重傷を負わせたとされています。 この裁判員裁判は事実関係に争いは無く、統合失調症で治療を受けていた田淵被告の完全責任能力の有無が争点となっています。 21日の裁判で、検察側は「被告が治療を受けていたのは事実だが犯行当時は症状も治まっていた」などとして、懲役4年を求刑しました。 一方、弁護側は「被告は善悪は判断できてもそれに従い行動できない心神耗弱状態にあった」などとして、保護観察付きの執行猶予判決が妥当と主張しました。 裁判の最後に、田淵被告は「すみませんでした。お父さん、お母さんごめんなさい」などと反省の弁を述べました。 判決は22日午後に言い渡されます。
|
|