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【放射能測定に資金が必要です-フクロウの会へカンパをお願いします】 |
福島県の土壌と水 (2011年3 月31日) |
すでに福島県からいくつかのサンプルがアクロに届き、測定の結果、基準を超える高い数値の放射性物質が検出されました。これらのサンプルは、日本の一般市 民によって採取されたものであります。
解説:
高度な濃度の放射能の汚染はチェルノブイリ原発事故と同レべルに値します。
アクロが測定したサンプルの中では、飯舘村前田の農地の土壌から最も高い放射性物質が検出されました。
放射性ヨウ素の値が一番高く、住民を避難させるべきであります。
長期的にみれば、半減期が約30年のセシウム137が最も心配されます。
土壌の測定の結果(単位はベクレル/ キロあたり)、その多くが、日本政府が定めた水田の土壌中の放射
性セシウムの濃度基準(5 000ベクレル以下/ 土1キログラムあたり)を上回るものでありました。
この結果をみれば、コメの作付けは見送られるべきです。
アクロが測定した数値(ベクレル/平方メートル)をチェルノブイリ事故後のベラルーシでの測定値と比べてみます。
185 000 - 555 000ベクレル/ m² 避難区域
555 000 - 1 480 000 ベクレル/m² 強制避難区域
ほとんどの測定結果の値はこの基準値を上回るものであります。
- Download the analysis report in English
宮城県の野菜とシイタケ (2011年4月2日) |
サンプルはフランスのテレビ局のレポーターによって宮城県から持ってこられま
した。
これらは福島第一原発から約80キロの場所で採取されました。
解説:
野菜から検出されたセシウム137の値は基準値の500ベクレル/kgを大幅に上回っています。
大阪市内のスーパーで購入した野菜 (2011年4月22日) |
日本の土壌と藁 (2011年4月12日~18日) |
解説:
ACROは日本の市民が日本各地で 集めたサンプルを分析した。
福島から遠く離れた神戸では汚染は発見されなかった。佐賀(九州)と福井ではセシウム137の みが発見された。セシウム134が同じレベルで発見されないのでこのセシウム137は 過去の汚染であることを示している。
福島に近いところでは全てのサンプルは損壊した原発からの降下物による多数の放射性元素により汚染されている。
藁が高い放射能濃度であるのは藁が軽いことによる。一平方メートル当たりで同じ量の降下物による汚染でも、藁は土と比べるとキログラム当たりの汚染では非 常に高いものとなる。
前回の福島県からの土のサンプル分析ではヨウ素131が強く出ていた。しかしヨウ素131の 半減期は非常に短い(8日間)ので比較的早く消滅する。今回測定されたヨウ素はセシウ ムと比べ低い。
テルル129mは崩壊して半減期の非常に長いヨウ素129に なる。半減期は16百万年である。この核種は原発周辺で注意深く監視する必要があ る。
中間的なセシウム137は最もやっかいな核種とな るだろう。今回測定された濃度は全て日本政府により決定された米の作付基準であるキログラム当たり5,000ベクレルを下回っている。
1平方メートル当たりのセシウム137のベクレルを計算すれば、福島県の全てのデータはベラルーシで は移住の許可が与えられた185,000ベクレルを上回っている。
宮城県の汚染も極めて高いものである。それは以前に我々が宮城県の野菜で測定した高い汚染と符合する。
福島県相馬市の海水 (2011年4月16日) |
解説:
通常、海水の汚染は検出することができない。原発から40Km以上北に位置する相馬で発見された放射性元素は福島原発からの ものである。海水の汚染は海の生物に蓄積される特性をもっている。例えば海藻のヨウ素汚染は海水のそれに比べ1,000倍から10,000倍もの濃度になりうる。魚や貝類ではこの値は10倍 から100倍となる。セシウムは生物種により10倍 から400倍に濃縮される場合がある。
福島県の海藻 (2011年5月4日~9日) |
Download the analysis report in English
国際環境NGOグリーンピースが福島第一原発の南方80Km沖で採取した海藻のうち1つの試料を除き、その他全ての試料について警戒レベルの放射能汚染を計測しました。
ヨウ素131の濃縮数値においては、日本政府の設定した暫定基準値である2000bq/kgを遥かに超える数値が検出されました。
この藻類は福島第一原発の第2号機から高濃度の汚染水が海へ流出した時点から約1ヶ月後に採取された試料です。この結果は公に汚染について公表されたものは異なり、また同時に、汚染は残留するという事を立証しました。
海藻がこれほどまでのレベルに汚染されている事から、海水も同じ様に汚染されています。しかしながら、日本政府による検査分析はより厳密に行われるべきで あり、日本政府によって行われた検査の検出限界はヨウ素131は4bq/L、 セシウム134は6bq/L、セシウム137は9bq/L としています。 放射能物質は海洋生物に濃縮する事から、この政府の設けた検出限界よりもより低い検出限界を設定する必要があります。藻類で計測されるヨウ素汚染は水の汚 染と比較した場合、1000倍高い数値になる場合もあります。
??????? (2011年5月14日) |
宮城県南部の土壌と水と野菜 (2011年5月14日~18日) |
Download the analysis report in English
解説:
今回調査した宮城県南部の野菜は輸出が許可されるレベルの汚染度
である。
これらの野菜と同時に収集した土は全て日本政府の米の作付基準以下の汚染度であった。すなわち、全てセシウム汚染は上限の5000Bq/kg 以下である。
しかしながら、放射能に安全なしきい値は無いということに注意を払うことが重要である。
Fの畑の表面汚染はベラルーシでは定期的な監視が必要となる37,000Bq/m2 の基準を超えている。
今回の水のサンプルからは汚染は検出されなかった。
東京江東区のスラッジプラントの周辺のサンプル (2011年5月22日~25日) |
解説:
東京湾にある汚泥焼却プラントの周辺は高度に汚染されている。
この汚染はおそらく大部分が放射能に汚染された汚泥を焼却する焼却プラントからの煙によるものだろう。
セシウム137による表土汚染は定期的監視が必要となるベラルーシの基準である37,000Bq/m2を超えている。
植物の汚染も高い。キログラム当たりの値で表される事実から枯れ草と苔の鋭い違いがある。
この地域の汚染についてはより詳細な調査が必要である。
茨城県南部と千葉県の土壌 (2011年5月15日~17日) |
解説:
東京近郊で採取された土のサンプルは全て福島原発事故による降下
物で顕著に汚染されている。
柏市(千葉県)のセシウム-137による表土汚染はベラルーシでは定期的監視が必要とされる37,000Bq/m2の基準を超えて いる。
この地域ではより詳細な調査が行われるべきである。
福島市の子供の尿 (2011年5月19日~21日) |
ACRO press release html or pdf
Download analysis report解説:
ACROは福島原発から約60Kmに位置する福島市に住む子ども
の尿を分析した。その結果は極めて明確である:全てのサンプルは セシウム134と137に汚染されている。その濃度範囲は0. 4から1.3ベクレル/リットルである。
このことは、これら6歳から16歳の子どもたち全員がセシウム134と137に汚染されていることを意味する。おそらくヨウ素1 31にも汚染されていた可能性があるが、ヨウ素131は素早く消 失するため現在では検出されない。
これらのデータから全身の被ばく量を評価することは難しい。このことは放射能雲にさらされた人々と汚染された地域に住む人々の内 部被ばくを組織的に測定することを日本政府に強く求めている。 これは簡単にできる(アントロポガンマメトリーにより(ホールボ ディカウンタのこと;訳注)。
内部被ばくの測定結果は公衆の被ばく量の評価において、その一部として考慮されるべきである。
今回の測定結果は、日本政府により決定された避難基準は高すぎるという我々の意見を補強するものである。 ACROのみならず多くのNGOが、事故後1年間で20ミリシー ベルトと定められた基準を批判して来た。それはフランス政府によ り設定された事故後の基準である10ミリシーベルトの2倍であり 平常時の公衆の許容レベルの20倍である。
この内部被ばくは放射能雲によるものか、または汚染された食物によるもの、あるいはその両方による被ばくである。内部被ばくにつ いても放射能汚染による別の形態の被ばくとして付け加えられなけ ればならない。この内部被ばくについての許容基準は減少されるべ きである。
± 2σ
福島県と宮城県の土壌と牧草 (2011年5月5日~19日) |
解説:
全てのサンプルは福島原発事故の降下物によるセシウム134と1
37に
汚染されている。その大部分は日本政府が決めた米の作付制限である
5000Bq/kg以下である。
温室の サンプルは雨よけの場所から収集されたものであり汚染は少ない。
2か所での表面汚染はベラルーシでは定期的監視が必要な37,000Bq/m2を
超えている。
牧草もセシウム134と137に汚染されているが放牧可能なレベルである。
福島県と宮城県の水道水 (2011年6月8日~19日) |
福島市の野菜 (2011年6月18日~20日) |
福島市と宮城県の野菜と 牛乳(2011年7月03日~05日 ) |
福島県小名浜港の魚(2011年5月23日と7月23日~24日 ) グリーン ピースによって採取された魚。
国際環境NGOグリーンピースは8月9日、福島第一原子力発電所周辺で実施した、海産物の放射線調査において、福島県いわき市の小名浜港で採取したアイナメやクロメバルなどの魚から、暫定規制値を超える放射性物質を検出したことを発表しました。
サンプリングした海産物を、フランス原子力安全機関(ASN)認定機関のアクロ(ACRO)研究所で核種分析したところ、アイナメ(福島県小名浜港で採 取)から 1kgあたり749Bqのセシウム(Cs-134 + Cs-137)、クロメバル(福島県小名浜港で採取)から同1,053Bqのセシウム(Cs-134 + Cs-137)など、複数のサンプルから暫定規制値を超える放射性物質を検出しました。
魚 がこれほどまでのレベルに汚染されている事から、海水も同じ様に汚染されています。しかしながら、日本政府による検査分析はより厳密に行われるべきで あり、日本政府によって行われた検査の検出限界はヨウ素131は4bq/L、 セシウム134は6bq/L、セシウム137は9bq/L としています。 放射能物質は海洋生物に濃縮する事から、この政府の設けた検出限界よりもより低い検出限界を設定する必要があります。
± 2σ
福島の子 どもの尿分析(2回目)(2011年07月) |
解説:
日本の市民からの要求によりACROは18人の日本人の子どもの尿を分析した。子どもたちは福島県および東京都その周辺の出身である。
福島県の15人の子どもたちは全て、約60キロメートル離れた場所での核事故による放射性降下物で尿が汚染され続けている。このことは子どもたち自身がずっと汚染され続けていることを示している。一方で、東京とその周辺の3人の子どもたちの尿からは汚染は検出されなかった。
日本政府により実施された検査では福島の子どもたちの約半数が汚染されているとしているが、我々の結果では100%である。このことは日本政府の測定精度が不十分であり全ての汚染を検出していないことによる。
最初の10人の子どもたちは我々が前回測定(結果は6月30日に発表)した子どもたちと同一である。子どもたちのうち9人はその後、福島を離れた。一人だけが留まっている(U2)。U6の子どもは3月末に避難した。U3とU4は5月末に避難した。3人は6月から7月始めに福島を去り、残りの3人も7月22日からの夏休みの始めに避難した。
後の5人の新しい子どもたちは福島市周辺に住んでいる。そのうちの一人は5月中旬に避難した(U14)。
U11とU12は同じ高校の生徒であり同じグラウンドで頻繁に運動の練習を行っている。2人の汚染の違いは食物からのものであろう。
子どもたちの親は汚染を減らそうと精一杯の努力をしているにもかかわらず、環境中への大量の放射性物質の放出から4カ月以上もたった後、採尿の時期に未だ福島にいる子どもたちは全て汚染されていた。避難は汚染を減らすための一つの方法である。子どもたちの間での内部被ばくのバラつきは食物によるものであろう。
福島の子どもたちの内部被ばくを正確に、系統的にかつ定期的に監視することが重要である。家族はこの汚染を減らすことができるように放射能の測定結果について知ることができなければならない。
± 2σ
福島県の子どもの尿分 析 (2011年07月)
± 2σ
東京周辺の子どもの尿 分析結果 (2011年07月)
福島県、宮城県、神奈川県と北海道の土 (2011年6月28日 ~ 2011年7月31日) |
解説:
福島原発から75kmの宮城県南部に位置する白河市越河ではセシウムによる汚染の合計は343,000Bq/m2に達した。これはベラルーシでは住民は移住の権利が与えられるレベルである。
原発から66kmの宮城県角田市ではセシウムの汚染は合計で163,000Bq/m2である。ベラルーシでは継続的な放射能監視が必要なレベルに相当する。
原発から約300kmの横浜でもかなりの汚染がある。北海道富良野市は原発から670Kmである。
福島県のジャガイモ (2011年07月) |
東北の魚と海藻 (2011年8月19日~ 2011年8月22日) |
グリーン ピースによって採取された海藻と魚
東北の魚と海藻 (2011年9月13日~ 2011年9月14日) |
グリーン ピースによって採取された海藻と魚
東北の魚と海藻 (2011年10月12日~ 2011年10月13日) |
グリーン ピースによって採取された海藻と魚
掃除機のホコリや尿 (2011年9月~ 2011年11月) |
掃除機のホコリ
ACROは日本の市民からの求めに応じて13軒の家の掃除機のホコリを分析した。原発から600Km離れた大阪を除いて、これらのホコリは全て福島での大惨事によるセシウム134と137で汚染されていた。
セシウムにより1キログラム当たり約20,000ベクレルという最も高い汚染を示したのは福島市渡利地区のものである。原発から約60 kmの場所にあるこの地域は特に汚染されている地域として知られており、コメの出荷も禁止されている。
北は岩手県一関市、南は東京の北の郊外に位置する千葉県柏市の住宅も相当に汚染されている。両市は原発から約200 km離れているが、汚染されたホコリは1キログラム当たりほぼ6,000ベクレルである。
東北の子どもの尿
ACROは日本の市民からの求めに応じて子どもたちの尿の分析を続けてきた。今回、福島からの尿が100%汚染されてはいなかったのは良いニュースではあるが、しかし依然として多くの子どもたちが汚染され続けており、そのレベルは減衰していない。
これらの子どもたちの何人かは掃除機のホコリの比較調査を行った家に住んでいる。しかしホコリと尿の汚染の間にはどんな相関関係もなさそうである。このことからは食品が指摘される。
事故を起こした原発からほぼ200Kmの岩手県一関市の尿が最も高い汚染であった。
関東の子どもの尿
初めて東京の子どもの尿からセシウムを検出した。これはおそらく食品によるものである。
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