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【芸能・社会】

長渕 防衛省から感謝状 復興支援、自衛隊慰問活動を評価

2011年12月21日 紙面から

感謝状を贈られ、自衛隊員に囲まれて笑顔を見せる長渕剛=東京・新宿区の自衛隊市ケ谷駐屯地で(神代雅夫撮影)

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 航空自衛隊松島基地で隊員を激励するライブを行うなど、東日本大震災の復興支援活動を続けてきたミュージシャンの長渕剛(55)に対し、防衛省は20日、東京・市谷の自衛隊市ケ谷駐屯地で、特別感謝状を贈呈した。同省がアーティストに特別感謝状を贈呈するのは初めて。一川保夫防衛相(69)から感謝状を受け取った長渕は今後も復興支援を続けることを約束。約1500人の隊員や職員を前にミニライブも行い、「日本の自衛隊バンザーイ!!」とシャウトした。

 大歓声に包まれて登場した長渕は、一川大臣に深々と一礼。受け取った感謝状を抱きしめた後、壇上の隊員たちを呼び寄せ、手をつなぎながら喜びを分かち合った。

 会場に駆けつけた隊員たちに向かって長渕は「こんな賞をいただいて、みんなと一緒にこぶしを挙げた以上は、このまま帰るわけにいかないでしょう!!」。待ってましたとばかりに「ツヨシ」コールが巻き起こると、駐屯地内では過去に例がない全7曲のミニライブを敢行。松島基地のときと同様、「乾杯」では、全員が肩を組み合って、右に左に揺れながら大合唱した。

 また、犠牲者への鎮魂や被災者への激励を込めた新曲「ひとつ」も初披露。同曲はNHK紅白歌合戦での歌唱が決まったが、「真っ先にみんなに聴いてもらいたくて、新しい歌を持ってきたよ。僕はみんなの上官のようにいつもほえているわけじゃないよ」と笑わせた。

 そして「みんなの活動、みんなのまなざし、みんなの人間の力は僕の希望です。僕の誇りです。この歌を引っ提げて来年僕は全国を回ります。来年もまた、みんなと一緒に復興に立ち向かおう」と、来年は被災地を含めた大規模な全国ツアーを開催することを約束した。

 

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