名古屋グランパスの久米一正GMが20日、甲府DFダニエル(29)の獲得に動いていることを明言した。背景には、闘莉王、増川の正センターバック(CB)の控えで、安定した力のある千代反田に磐田を含む2クラブから正式に獲得のオファーがあったという事情がある。
久米GMは「契約はもう1年残っているが、30歳という年齢もあるし、出場率(によって違約金が変動する)という問題もある。挑戦したいという本人の意志を尊重したい」と話し、流出やむなしとして、CBの補強に動いているという。ダニエルはすでにブラジルへ帰国しており、契約には至っていないが、久米GMは獲得に自信を見せていた。来季もACLとの過密日程となるため、選手層を厚くすることは急務と強調。「ダニエルを獲得できれば戦術的にもいろんな起用法ができる」と早くも期待した。