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【グラニュース】


小川、“地上戦”に自信 天皇杯・柏戦

2011年12月21日 紙面から

リーグ戦のリベンジに燃える小川(中)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスは20日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで21日の天皇杯4回戦の柏戦(瑞穂陸)に向けて最終調整した。けがのため、FWケネディ、DF闘莉王、阿部ら主力3選手を欠く苦しいチーム事情にも、MF小川佳純(27)は“地上戦”を制する自信を見せた。

 194センチの長身FWケネディは腰痛のため豪州に帰った。セットプレーでの決定力を誇る185センチのDF闘莉王も母国・ブラジルで右膝の治療中。しかし、攻守の大黒柱を欠く戦いは、グランパスにとって新たな攻撃のバリエーションを生み出すチャンスにもなる。

 FIFAの役員としてクラブワールドカップ(W杯)を観戦したストイコビッチ監督は、柏はもちろん、バルセロナの戦いも注視していた。「バルセロナもストライカーはいないが、みんなができる。ウチもケネディがいなくても玉田、金崎、小川らがいいパフォーマンスを見せないといけない」と結果を求めた。

 小川は、「単純にクロスを入れてもジョシュア(ケネディ)はいない。足元(のボール)で相手を崩してチャンスをつくりたい」と、地上戦に活路を見いだすつもりだ。ケネディ不在でも、J1で自己新の14ゴールを挙げた玉田も、けがのためリーグ戦は12試合0得点に終わったが、コンディションを上げている金崎もいる。

 「前線はできるメンバーがそろっている。プレッシャーもないので、楽しんでできればいい」。小川の中にもボールや選手を動かすイメージが広がっている。「柏に優勝されて、自分たちは2位で終わってしまった。勝たせたくない」とリベンジへの意識も高い。

 J1初優勝を飾った昨年の天皇杯は、リーグ戦終了後の12月25日。ケネディ、闘莉王が不在の準々決勝の鹿島戦で涙をのんだ。「去年は鹿島にやられたが、今年はいない中でもしっかり結果を出したい」と言い切った。

 一番の懸案事項は、2週間以上試合から遠のいていること。「試合序盤はうまくいかない部分があるかもしれないが、試合が進めば解消する問題。瑞穂でやるのでしっかり勝ちたい」。J1で1分け1敗と勝てなかった柏に、ホームの瑞穂陸上競技場で借りを返す。 (伊東朋子)

 

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