ゴールデングローブ賞、最多受賞は「スラムドッグ$ミリオネア」
K・ウィンスレット、主演・助演女優賞をダブル受賞!
現地時間の1月11日、アメリカ・ロサンゼルスで第66回ゴールデングローブ賞が発表された。この賞の結果がアカデミー賞にも影響を及ぼすとも言われている。
作品賞(ドラマ部門)/監督賞/脚本賞/音楽賞の最多4部門を受賞したのは、ダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」。コメディ/ミュージカル部門の作品賞では、コーエン兄弟監督の「バーン・アフター・リーディング」などを抑え、ウディ・アレン監督の「それでも恋するバルセロナ」が受賞となった。ちなみに、この作品の原題は「ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ」。親友同士のヴィッキーとクリスティーナが、バルセロナで魅力的な画家と恋に落ちる。そこへ彼の元妻が現れて……というストーリーに加えて“スカーレット・ヨハンソンとペネロペ・クルスが夢の共演!”とあるので、「ずいぶん年の離れた親友同士なんだなぁ」と思ったら、ヴィッキー役のレベッカ・ホールが主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされていた(レベッカは82年、スカーレットは84年生れ)。ペネロペはハビエル・バルデム演じる画家の元妻役。そうだよね、おかしいと思いました。主役なのに宣伝の都合で名前が表に出ない気の毒なレベッカは、この作品で知名度を上げることができるのか?
また、第一報にもあるように、ケイト・ウィンスレットが「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」で主演女優賞(ドラマ部門)を、「愛を読むひと」で助演女優賞を受賞するという快挙を達成。「レボリューショナリー…」では、ケイトとレオナルド・ディカプリオが「タイタニック」以来のコンビを組んでいる。CMが流れ始めたので、ご存知の方も多いのではないだろうか。日本公開は1月24日から。なお、コメディ/ミュージカル部門の主演女優賞は、「ハッピー・ゴー・ラッキー」のサリー・ホーキンスが受賞。これで日本公開に向けて弾みが付くだろうか。
そして、なんといっても注目は助演男優賞。大方の予想通り、「ダークナイト」で怪演を見せた故ヒース・レジャーが受賞した。これにより、ますますアカデミー賞ノミネートの確率が高くなったといえるだろう。
最多5部門にノミネートされた「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」、「ダウト」、「フロスト×ニクソン」は、残念ながら受賞なしという結果になった。受賞結果は以下の通り(☆印が受賞)。
作品賞(ドラマ部門)/監督賞/脚本賞/音楽賞の最多4部門を受賞したのは、ダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」。コメディ/ミュージカル部門の作品賞では、コーエン兄弟監督の「バーン・アフター・リーディング」などを抑え、ウディ・アレン監督の「それでも恋するバルセロナ」が受賞となった。ちなみに、この作品の原題は「ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ」。親友同士のヴィッキーとクリスティーナが、バルセロナで魅力的な画家と恋に落ちる。そこへ彼の元妻が現れて……というストーリーに加えて“スカーレット・ヨハンソンとペネロペ・クルスが夢の共演!”とあるので、「ずいぶん年の離れた親友同士なんだなぁ」と思ったら、ヴィッキー役のレベッカ・ホールが主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされていた(レベッカは82年、スカーレットは84年生れ)。ペネロペはハビエル・バルデム演じる画家の元妻役。そうだよね、おかしいと思いました。主役なのに宣伝の都合で名前が表に出ない気の毒なレベッカは、この作品で知名度を上げることができるのか?
また、第一報にもあるように、ケイト・ウィンスレットが「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」で主演女優賞(ドラマ部門)を、「愛を読むひと」で助演女優賞を受賞するという快挙を達成。「レボリューショナリー…」では、ケイトとレオナルド・ディカプリオが「タイタニック」以来のコンビを組んでいる。CMが流れ始めたので、ご存知の方も多いのではないだろうか。日本公開は1月24日から。なお、コメディ/ミュージカル部門の主演女優賞は、「ハッピー・ゴー・ラッキー」のサリー・ホーキンスが受賞。これで日本公開に向けて弾みが付くだろうか。
そして、なんといっても注目は助演男優賞。大方の予想通り、「ダークナイト」で怪演を見せた故ヒース・レジャーが受賞した。これにより、ますますアカデミー賞ノミネートの確率が高くなったといえるだろう。
最多5部門にノミネートされた「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」、「ダウト」、「フロスト×ニクソン」は、残念ながら受賞なしという結果になった。受賞結果は以下の通り(☆印が受賞)。
■作品賞(ドラマ部門)
☆「スラムドッグ$ミリオネア」
・「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
・「フロスト×ニクソン」
・「愛を読むひと」
・「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
■作品賞(コメディ/ミュージカル部門)
☆「それでも恋するバルセロナ」
・「バーン・アフター・リーディング」
・「ハッピー・ゴー・ラッキー(原題)」
・「イン・ブルージュ(原題)」
・「マンマ・ミーア!」
■主演男優賞(ドラマ部門)
☆ミッキー・ローク/「ザ・レスラー(原題)」
・レオナルド・ディカプリオ/「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
・フランク・ランジェラ/「フロスト×ニクソン」
・ショーン・ペン/「ミルク(原題)」
・ブラッド・ピット/「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
■主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)
☆コリン・ファレル/「イン・ブルージュ(原題)」
・ハビエル・バルデム/「それでも恋するバルセロナ」
・ジェームズ・フランコ/「スモーキング・ハイ」
・ブレンダン・グリーソン/「イン・ブルージュ(原題)」
・ダスティン・ホフマン/「ラストチャンス・ハーベイ(原題)」
■主演女優賞(ドラマ部門)
☆ケイト・ウィンスレット/「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
・アン・ハサウェイ/「レイチェルの結婚」
・アンジェリーナ・ジョリー/「チェンジリング」
・メリル・ストリープ/「ダウト -あるカトリック学校で-」
・クリスティン・スコット・トーマス/「アイブ・ラブド・ユー・ソー・ロング(原題)」
■主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)
☆サリー・ホーキンス/「ハッピー・ゴー・ラッキー(原題)」
・レベッカ・ホール/「それでも恋するバルセロナ」
・フランシス・マクドーマンド/「バーン・アフター・リーディング」
・メリル・ストリープ/「マンマ・ミーア!」
・エマ・トンプソン/「ラストチャンス・ハーベイ(原題)」
■助演男優賞
☆ヒース・レジャー/「ダークナイト」
・トム・クルーズ/「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」
・ロバート・ダウニー・Jr/「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」
・レイフ・ファインズ/「ある公爵夫人の生涯」
・フィリップ・シーモア・ホフマン/「ダウト -あるカトリック学校で-」
■助演女優賞
☆ケイト・ウィンスレット/「愛を読むひと」
・エイミー・アダムス/「ダウト -あるカトリック学校で-」
・ペネロペ・クルス/「それでも恋するバルセロナ」
・ヴィオラ・デイヴィス/「ダウト -あるカトリック学校で-」
・マリサ・トメイ/「ザ・レスラー(原題)」
■監督賞
☆ダニー・ボイル/「スラムドッグ$ミリオネア」
・スティーヴン・ダルドリー/「愛を読むひと」
・デヴィッド・フィンチャー/「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
・ロン・ハワード/「フロスト×ニクソン」
・サム・メンデス/「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
■脚本賞
☆「スラムドッグ$ミリオネア」
・「愛を読むひと」
・「フロスト×ニクソン」
・「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
・「ダウト -あるカトリック学校で-」
■アニメ賞
☆「ウォーリー」
・「ボルト(原題)」
・「カンフー・パンダ」
■外国語映画賞
☆「ワルツ・ウィズ・バシール(原題)」(イスラエル)
・「バーダー・マインホフ・コンプレックス(原題)」(ドイツ)
・「エバーラスティング・モーメンツ(原題)」(スウェーデン/デンマーク)
・「ゴモラ(原題)」(イタリア)
・「アイブ・ラブド・ユー・ソー・ロング(原題)」(フランス)
■音楽賞
☆「スラムドッグ$ミリオネア」
・「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
・「チェンジリング」
・「ディファイアンス」
・「フロスト×ニクソン」
■歌曲賞
☆“The Wrestler”/「ザ・レスラー(原題)」
・“Down To Earth”/「ウォーリー」
・“Gran Torino”/「グラン・トリノ」
・“I Thought I Lost You”/「ボルト(原題)」
・“Once In A Lifetime”/「キャデラック・レコード(原題)」
☆「スラムドッグ$ミリオネア」
・「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
・「フロスト×ニクソン」
・「愛を読むひと」
・「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
■作品賞(コメディ/ミュージカル部門)
☆「それでも恋するバルセロナ」
・「バーン・アフター・リーディング」
・「ハッピー・ゴー・ラッキー(原題)」
・「イン・ブルージュ(原題)」
・「マンマ・ミーア!」
■主演男優賞(ドラマ部門)
☆ミッキー・ローク/「ザ・レスラー(原題)」
・レオナルド・ディカプリオ/「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
・フランク・ランジェラ/「フロスト×ニクソン」
・ショーン・ペン/「ミルク(原題)」
・ブラッド・ピット/「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
■主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)
☆コリン・ファレル/「イン・ブルージュ(原題)」
・ハビエル・バルデム/「それでも恋するバルセロナ」
・ジェームズ・フランコ/「スモーキング・ハイ」
・ブレンダン・グリーソン/「イン・ブルージュ(原題)」
・ダスティン・ホフマン/「ラストチャンス・ハーベイ(原題)」
■主演女優賞(ドラマ部門)
☆ケイト・ウィンスレット/「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
・アン・ハサウェイ/「レイチェルの結婚」
・アンジェリーナ・ジョリー/「チェンジリング」
・メリル・ストリープ/「ダウト -あるカトリック学校で-」
・クリスティン・スコット・トーマス/「アイブ・ラブド・ユー・ソー・ロング(原題)」
■主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)
☆サリー・ホーキンス/「ハッピー・ゴー・ラッキー(原題)」
・レベッカ・ホール/「それでも恋するバルセロナ」
・フランシス・マクドーマンド/「バーン・アフター・リーディング」
・メリル・ストリープ/「マンマ・ミーア!」
・エマ・トンプソン/「ラストチャンス・ハーベイ(原題)」
■助演男優賞
☆ヒース・レジャー/「ダークナイト」
・トム・クルーズ/「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」
・ロバート・ダウニー・Jr/「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」
・レイフ・ファインズ/「ある公爵夫人の生涯」
・フィリップ・シーモア・ホフマン/「ダウト -あるカトリック学校で-」
■助演女優賞
☆ケイト・ウィンスレット/「愛を読むひと」
・エイミー・アダムス/「ダウト -あるカトリック学校で-」
・ペネロペ・クルス/「それでも恋するバルセロナ」
・ヴィオラ・デイヴィス/「ダウト -あるカトリック学校で-」
・マリサ・トメイ/「ザ・レスラー(原題)」
■監督賞
☆ダニー・ボイル/「スラムドッグ$ミリオネア」
・スティーヴン・ダルドリー/「愛を読むひと」
・デヴィッド・フィンチャー/「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
・ロン・ハワード/「フロスト×ニクソン」
・サム・メンデス/「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
■脚本賞
☆「スラムドッグ$ミリオネア」
・「愛を読むひと」
・「フロスト×ニクソン」
・「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
・「ダウト -あるカトリック学校で-」
■アニメ賞
☆「ウォーリー」
・「ボルト(原題)」
・「カンフー・パンダ」
■外国語映画賞
☆「ワルツ・ウィズ・バシール(原題)」(イスラエル)
・「バーダー・マインホフ・コンプレックス(原題)」(ドイツ)
・「エバーラスティング・モーメンツ(原題)」(スウェーデン/デンマーク)
・「ゴモラ(原題)」(イタリア)
・「アイブ・ラブド・ユー・ソー・ロング(原題)」(フランス)
■音楽賞
☆「スラムドッグ$ミリオネア」
・「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
・「チェンジリング」
・「ディファイアンス」
・「フロスト×ニクソン」
■歌曲賞
☆“The Wrestler”/「ザ・レスラー(原題)」
・“Down To Earth”/「ウォーリー」
・“Gran Torino”/「グラン・トリノ」
・“I Thought I Lost You”/「ボルト(原題)」
・“Once In A Lifetime”/「キャデラック・レコード(原題)」
2009年1月13日
映画コラムニスト 鈴木晴子
最終更新 11.12.20 15:44
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