第82回アカデミー賞ノミネーション発表! 元夫婦対決の行方は?

アカデミー賞でも、注目はやはり「アバター」VS「ハート・ロッカー」

 昨日2月2日午後10時30分(現地時間2月2日午前5時30分)より、第82回アカデミー賞のノミネーションが発表。今年は、作品賞のノミネート数が5本から10本に増えることでも注目されていた。

 最多9部門にノミネートされたのは、「アバター」と「ハート・ロッカー」の2本。テレビでも騒がれている通り、「アバター」のジェームズ・キャメロン監督と「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督は元夫婦である(しかしキャメロンの歴代の奥さん、みんな美人ですね)。ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)/監督賞とも「アバター」に軍配が上がったが、果してアカデミーではどうなるか?

 続く8ノミネートが「イングロリアス・バスターズ」、6ノミネートが「プレシャス」と「マイレージ、マイライフ」(「マイレージ〜」は助演女優賞2ノミネートの5部門)。「イングロリアス〜」はあまりアカデミー受けするタイプの作品だと思わなかったので、少々意外な気も。クリント・イーストウッド監督の「インビクタス/負けざる者たち」は、作品賞/監督賞でのノミネートはならなかった。こちらは昨年の「チェンジリング」「グラン・トリノ」に引き続き、残念な結果に。

 よく見ると、長編ドキュメンタリー部門に、和歌山県太地町で行なわれているイルカ漁を盗撮した問題作「ザ・コーヴ」が入っているのも気になる。もし受賞した場合、日本での公開はなるのだろうか?

 なお、今年もHiVi WEBでは、授賞式の実況中継を計画中。「テレビは観られないけど、結果はいち早く知りたい」という方は、ぜひこちらからどうぞ。スピードでも、他サイトには負けません! 各賞のノミネーションは下記の通り。

■作品賞
・「アバター」
・「しあわせの隠れ場所」
・「第9地区」
・「17歳の肖像」
・「ハート・ロッカー」
・「イングロリアス・バスターズ」
・「プレシャス」
・「ア・シリアス・マン(原題)」
・「カールじいさんの空飛ぶ家」
・「マイレージ、マイライフ」

■主演男優賞
・ジェフ・ブリッジス/「クレイジー・ハート(原題)」
・ジョージ・クルーニー/「マイレージ、マイライフ」
・コリン・ファース/「シングルマン(原題)」
・モーガン・フリーマン/「インビクタス/負けざる者たち」
・ジェレミー・レナー/「ハート・ロッカー」

■主演女優賞
・サンドラ・ブロック/「しあわせの隠れ場所」
・ヘレン・ミレン/「ザ・ラスト・ステーション(原題)」
・キャリー・マリガン/「17歳の肖像」
・ガボレイ・シディビー/「プレシャス」
・メリル・ストリープ/「ジュリー&ジュリア」

■助演男優賞
・マット・デイモン/「インビクタス/負けざる者たち」
・ウディ・ハレルソン/「ザ・メッセンジャー(原題)」
・クリストファー・プラマー/「ザ・ラスト・ステーション(原題)」
・スタンリー・トゥッチ/「ラブリーボーン」
・クリストフ・ヴァルツ/「イングロリアス・バスターズ」

■助演女優賞
・ペネロペ・クルス/「NINE」
・ヴェラ・ファミーガ/「マイレージ、マイライフ」
・マギー・ギレンホール/「クレイジー・ハート(原題)」
・アナ・ケンドリック/「マイレージ、マイライフ」
・モニーク/「プレシャス」

■監督賞
・キャスリン・ビグロー/「ハート・ロッカー」
・ジェームズ・キャメロン/「アバター」
・リー・ダニエルズ/「プレシャス」
・ジェイソン・ライトマン/「マイレージ、マイライフ」
・クエンティン・タランティーノ/「イングロリアス・バスターズ」

■脚本賞
・「ハート・ロッカー」
・「イングロリアス・バスターズ」
・「ザ・メッセンジャー(原題)」
・「ア・シリアス・マン(原題)」
・「カールじいさんの空飛ぶ家」

■脚色賞
・「第9地区」
・「17歳の肖像」
・「イン・ザ・ループ」
・「プレシャス」
・「マイレージ、マイライフ」

■撮影賞
・「アバター」
・「白いリボン」
・「ハリー・ポッターと謎のプリンス」
・「ハート・ロッカー」
・「イングロリアス・バスターズ」

■編集賞
・「アバター」
・「第9地区」
・「ハート・ロッカー」
・「イングロリアス・バスターズ」
・「プレシャス」

■美術賞
・「アバター」
・「Dr.パルナサスの鏡」
・「NINE」
・「シャーロック・ホームズ」
・「ヴィクトリア女王 世紀の愛」

■衣装デザイン賞
・「ブライト・スター(原題)」
・「ココ・アヴァン・シャネル」
・「Dr.パルナサスの鏡」
・「NINE」
・「ヴィクトリア女王 世紀の愛」

■メイクアップ賞
・「スター・トレック」
・「イル・ディーヴォ」
・「ヴィクトリア女王 世紀の愛」

■作曲賞
・「アバター」
・「ファンタスティック・ミスター・フォックス(原題)」
・「ハート・ロッカー」
・「シャーロック・ホームズ」
・「カールじいさんの空飛ぶ家」

■歌曲賞
・“The Weary Kind”/「クレイジー・ハート(原題)」
・“Loin de Paname”/「幸せはシャンソニア劇場から」
・“Take It All”/「NINE」
・“Down in New Orleans”/「プリンセスと魔法のキス」
・“Almost There”/「プリンセスと魔法のキス」

■録音賞
・「アバター」
・「ハート・ロッカー」
・「イングロリアス・バスターズ」
・「スター・トレック」
・「トランスフォーマー/リベンジ」

■音響編集賞
・「アバター」
・「ハート・ロッカー」
・「イングロリアス・バスターズ」
・「スター・トレック」
・「カールじいさんの空飛ぶ家」

■視覚効果賞
・「アバター」
・「第9地区」
・「スター・トレック」

■長編アニメ賞
・「コララインとボタンの魔女・3D」
・「ファンタスティック・ミスター・フォックス(原題)」
・「プリンセスと魔法のキス」
・「ザ・シークレット・オブ・ケルス(原題)」
・「カールじいさんの空飛ぶ家」

■短編アニメ賞
・「French Roast」
・「Granny O'Grimm's Sleeping Beauty」
・「La dama y la muerte」
・「Logorama」
・「ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢」

■外国語映画賞
・「Ajami」(イスラエル)
・「白いリボン」(ドイツ)
・「瞳の奥の秘密」(アルゼンチン)
・「Un prophete」(フランス)
・「La teta asustada」(ペルー)

■長編ドキュメンタリー賞
・「ビルマVJ/消された革命」
・「ザ・コーヴ」
・「Food, Inc.」
・「The Most Dangerous Man in America: Daniel Ellsberg and the Pentagon Papers」
・「Which Way Home」

■短編ドキュメンタリー賞
・「China's Unnatural Disaster: The Tears of Sichuan Province」
・「The Last Campaign of Governor Booth Gardner」
・「The Last Truck: Closing of a GM Plant」
・「Kroólik po berlinsku」
・「Music by Prudence」

■短編実写賞
・「The Door」
・「Istallet for abrakadabra」
・「Kavi」
・「Miracle Fish」
・「The New Tenants」



2010年2月3日
映画コラムニスト 鈴木晴子

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最終更新 11.12.20 15:44

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