大阪市の橋下市長は、被災地のガレキ受け入れを表明していますが、21日大阪の医師らが会見し、受け入れ反対の意見書を市長宛に提出しました。
会見を開いたのはインターネットなどを通じて集まった市民団体「放射能防御プロジェクト」で、3人の医師が、「内部被爆の危険性を考えると、ガレキを受け入れるべきではない。子どもや孫の世代が安心して住めるようにすべきだ」という意見を表明しました。会見には俳優の山本太郎さんも急きょ参加しました。山本さんは、「ガレキに放射性物質が降下しているわけですよ。全国的にキレイな場所がなくなってしまったらどうするんですか。焼却灰とかが地中に埋められて地下水につながって食物が吸い上げる、1億総被爆ですよ、このままいったら」と話しました。21日、細野原発担当大臣と面会した橋下市長は、大阪でガレキを受け入れる方向でそのための検討に入っていると話しました。橋下市長は、「ガレキ処理で、大阪府で受け入れの方針を進めているんですが、安全性の基準さえしっかりしてくれればガレキ処理の受け入れは進めていきたいと思っております」としています。市民団体は、22日は大阪府知事あてに意見書を提出するとしています。
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