各地で脱原発の動きが活発化していますが、大阪・ミナミでは21日、俳優の山本太郎さんらが原発の是非を問う住民投票の実施を呼びかけました。
「大阪へ来ました。原発を市民の力で止めようじゃないか、そういった署名です」(山本太郎さん)
大阪・なんば駅前で、こう訴えるのは俳優の山本太郎さんです。
原発に反対する市民グループ、「みんなで決めよう『原発』国民投票」のメンバーらと共に、原発の是非を問う住民投票実施に向けた署名を呼びかけました。
「大阪市は関西電力の株主なんですよ。皆さん、大阪に税金納めてますよね。ということは、皆さんひとりひとりが株主なんですよ。だから止められるんです」(山本太郎さん)
住民投票条例の制定を市議会に請求するには、有権者の50分の1以上の署名が必要で、市民グループは「関西電力の筆頭株主である大阪市にも強くはたらきかけたい」 としています。
一方、その大阪市役所では、被災地で出た瓦礫の受け入れに反対する別の市民団体が橋下市長あてに意見書を提出しました。
「私たちは大阪にだけガレキを持ち込むなと言っている訳ではありません。日本全国どこにおいてもガレキを燃やすことはやめていただきたいと思います」(市民団体のメンバー)
橋下市長は、安全性が確認されれば瓦礫を受け入れる意向を示していますが、メンバーの医師らは、瓦礫を持ち込めば放射性物質が拡散すると指摘しました。
また、京都では原発事故で福島から京都に自主避難してきた家族らが、東京電力への損害賠償請求に際して不誠実な対応を受けたとして、原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てを行いました。
国の基準とは関係なく、被害に応じた賠償を求めています。 (12/21 18:59)
|