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【プロ野球】沢村 3700万円増の5200万円 G新人では上原以来の大幅アップ2011年12月21日 紙面から
セ・リーグ新人王の巨人・沢村拓一投手(23)が20日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、3700万円増の年俸5200万円でサイン。昨季の長野(2000万円増)を上回る大幅増にも浮かれず、10年計画で理想の投球を完成させると宣言した。 最大級の評価だった。開幕から先発ローテを守り、セ新人では江夏以来44年ぶりとなる200イニング登板を果たして11勝、防御率は2・03だった。巨人の新人では1999年の上原(5300万円増の年俸6600万円)に次ぐ史上2位のアップ。「気持ち良くサインしました」と胸を張った。 勝ち運に恵まれなかった時期を乗り越え、終盤は5連勝フィニッシュ。「自信になった」と振り返ったのは9月8日の中日戦だ。ナゴヤドームで延長10回無失点。「ピッチングの『ピ』の字ぐらいは出てきた」とプロで勝つ術を感じ取った。 ただ、沢村は「3年やって一人前」が持論。理想の“ピッチング”はダルビッシュだ。「(ダルビッシュは)『ク』の『点々(濁点)』まで行っている」と、同じトレーニングジムで親交のある右腕を評した。 ダルの領域に達するには長い道のりが待っている。2年後の到達点を聞かれると「小さい『ツ』ぐらい」。2年で1字の小さな前進。沢村流に「ク」と「濁点」を分ければ完成には10年かかる。「ただ勝つのでなく、一つ一つのボールで制圧して勝ちたい」。偉大な足跡を残す旅路は始まったばかりだ。 (金額は推定)(井上学) PR情報
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