新たな麻薬3
レナはクスクス笑っている。アユミは布団に潜り笑っている。
しかし仲村も笑っている2人がツボにハマってしまいゲラゲラと笑いだした。
レナはニタニタしながら中村に言った。
「ねっ面白いだろ。笑い止まんないだろ」
「確かに笑いガ止まらないワハハハ」
「仲村、ジュースとお菓子を食ってみな?美味くてビックリするから」
シャブをすれば食欲は無くなるが大麻は食欲が湧く。
レナは大声で言った。
「さあ!お菓子パーティーだよ」
そう言うと買ってきたお菓子やジュースをベットに持ってきて食べだした。
「アユミ布団からでな」
レナはそう言うとアユミを布団から出した。
アユミはクスクスしながら仲村の顔を見ると大声で笑った。
「超ウケるんだけど、このオッサン」
シラフなら初対面の人間からそんな事を言われると頭に来るだろうがハッパで極まっていると親友のような錯覚を起こす。
仲村は笑いながらアユミに何がウケるか聞いた。
「オレのどこが面白いんだよ。アユミ?」
「アユミとかマジなれなれしいんだけど」
そう言うとアユミはベットで笑い転げた。
仲村も笑い転げるアユミを見て笑い転げた。
オッサンとガキが互いに目を合わせては笑いあっている。
レナはというと一人でお菓子を食べている。
「笑ってないで早くお菓子食べなよ」
「わかったよ」
仲村はそういって菓パンを口に入れた。
ハッパで極まっているので腹は減っていたがあまりの美味さに叫んだ。
「うめーーーーーーーーー」
アユミはそれを見てまた笑い転げる。
仲村は買ってきたコーヒー牛乳を空け飲みだす。
飲み物も異常に美味く感じる。レナが大量にお菓子やジュースを買って来いといった理由がわかる。
仲村は可愛いアユミはいるし食べ物は美味いし完全にテンションが上がってしまった。
「ウメーウメーコリャ美味いよ」
中年の仲村は年を忘れてはしゃいだ。
「あんたホント面白いね。バカ丸出しだよ」
レナはそう言うと笑い出した。
小学生のクラス会のようだ。とにかく楽しいし食べ物は美味い。
仲村はとにかお菓子とジュースを食いまっくった。
レナはニコニコしながら中村に言った。
「あんたなんかカラオケ歌いなさいよ」
「はーい僕歌います」
仲村はそう言うとアユミは笑い転げた。
アユミは仲村にハマってしまった。仲村が何かするたびに笑い転げる。
仲村は極まっている事をいい事にドラえもんの歌を入力した。
まずドラえもんの音楽でレナとアユミは大爆笑だった。
「頭テカテカ〜♪ ハゲてピカピカ〜♪ それがどうしたボク仲村隆志〜♪」
レナとアユミは大麻でキマっている為にこんなくだらないドラえもんの替え歌で笑い転げる。
レナは腹を抱えながら言った。
「あんたはホントに面白いね。芸人に成った方が良いんじゃないか?」
仲村はその言葉に喜んだ。
「わーい、わーいボクは明日からビートたけしだ。ダンカン馬鹿野郎。コマネチ」
ハッパで極まっているので何をしてもウケル。
全く似ていない仲村のビートたけしのモノマネで2人は腹を抱え笑い転げている。
「痛った。ちょっとレナケツ見てくれ。何か刺さってないか?」
音楽をとめて仲村はレナにケツが痛いからちょっと見てくれといった。
レナは言われると通り仲村のケツを見た。
「何も刺さってないよ」
「よく見てくれよ」
レナは仲村のケツに顔を近づけると仲村はレナの顔をめがけて「ブッ!」と屁をかけた。
「何すんだよあんた」
仲村とアユミは笑い転げる。
しばらくすると気分を取り直しレナは大麻をキセルに入れてまた吸い出した。
何口か吸うとキセルをアユミに渡し大麻を吸う事を勧めた。
アユミも何口か吸い仲村にキセルを渡したがレナがそれ以上吸うのをとめた。
「仲村あんたは初めてだからもうやめた方がいいよ。あんまり吸いすぎれば磁石に成っちゃうよ。後1時間でもして食べ物全部食ってから吸いなさい」
仲村は麻薬の事に関してはレナの言いなりだ。レナの言う通りに仲村は後で吸おうと思った。
レナとアユミは吸い終わると美味しそうにお菓子やジュースを飲みだした。
仲村も負けじと食べ三人は仲村の買ってきた食べ物をペロリとたいらげた。
仲村は昨日までシャブで篭り食べ物等ほとんど食べていなかった。ハッパでラリって買ってきたお菓子を半分以上食べしまった。
仲村とレナとアユミは3人でくだらない話をしまくっていた。
ハッパはシャブと違いあまりエロにはならない。ただハッパで極まればレナのような不細工でもシャブのようにきれいに見えたりするがさほどエロくは成らない。
初対面の人が大親友に思えたり、食べ物が美味く感じたり。何をされても頭に来ない。まさにラブアンドピースな麻薬だ。
レナはしばらくするとまたハッパを吸った。そして仲村に言った。
「仲村もう一回くらい吸えば?」
仲村は言われるとおりにハッパを吸った。
レナは疲れたのか吸い終わるとアクビをしながらベットに横になり。
「疲れたね。私はもう寝るよ」
レナは寝るのか?仲村はそう思った。
「私はもう寝るから、後は2人で騒ぐんじゃないよ」
と言って横になった。
仲村はアユミの方を見た。
アユミも仲村の方を見た。
目が合った。仲村は心でこれはイケると思い下心が騒ぎ出した。
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