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番外編 デート前半戦
「じゃ、じゃあ、そろそろ行こうか」
幸太郎は少し緊張気味に隣にいる女性に声をかける
彼は生まれた初めて『デート』と呼ばれる行為をするのだから無理はない・・・
しかも、その相手はかなりの美人
事の発端は数時間前・・・
「事件です!事件です!」
八神はやて・・・部隊長で超忙しいはずなのに、常に明るい彼女がいつもの調子で叫ぶ
部隊長室に集められたのは3人
幸太郎、フェイト、なのはだ
「はやて・・・今度はどうしたんだよ?」
幸太郎が鬱陶しそうに呟く
彼は、一度彼女の思いつきでご当地ヒーローをさせられたのだから無理もない
「事件って・・・ロストロギア絡みの?」
対して、フェイトは少しマジメな表情ではやてに問う
「いや、今回はロストロギアは無しや・・・。」
はやての表情はいつもに比べて少し変だ・・・
強いて言うなら、なにかを惜しむような・・・
それでいて、若干、笑いを堪えるような
「今回は・・・この近くでカップルがよく襲われる事件が起きとるのは知っとる?」
「あ、私は聞いた事あるよ。確か・・・20代前後のカップルがよく襲われるとか」
なのはが何かを思い出したように言う
それに、はやては少し頷いて答える
「せや・・・ほんまならウチらの管轄外やねんけどな・・・今回はちょっと事情が変わっとってな」
はやては、一呼吸おいて続ける
「今回の事は、イマジンの犯行って事が分かったんや」
なんでも、現行犯を捕らえようとした管理局員が『ヤギみたいな化物』に襲われたらしい
そこまでは、理解していた・・・
「というわけで、幸太郎君、髪を金髪にして、フェイトちゃんとデートしてきてな♪」
幸太郎には、その一言が理解できなかった
「本当に金髪に染められちゃったし・・・」
幸太郎が嘆くように自分の金色に染まった髪を見る
「仕方ないよ・・・だって今回の事件は金髪の男女がよく狙われるらしいんだから・・・」
フェイトも、仕事と割り切っていながらも、少し申し分けなさそうだった
結果として、親友の意中の人とデートをすることになってしまったのだから
数メートル後ろ
「これは仕事、これは仕事、これは仕事・・・」
なのはが呪詛の言葉をぶつぶつと呟いていた
幸太郎にも、フェイトにも、まして、はやてにも非が無い事は分かっている
それでも、胸のうちに何かモヤモヤしたものが生まれる彼女だった
自分の今回の仕事は、完全無防備の2人にイマジンが近づいて来た場合の援護射撃だ
手元が狂って、幸太郎ごと逝くかもしれないが、彼の事だ、大丈夫
「デートって・・・何をすればいいんだろう・・・?」
普段から忙しいフェイト
なのは、フェイト、はやて
普段から仕事中毒のこの3人のうち
2人も休む(表向きは)ことなどめったに無いので、六課も少し大変な事になっているほどだ
それほどに遊ぶ事の少ないフェイトとしてはデートとは何をすればいいのか分からなかった
「幸太郎はデートしたことってあるの?」
何気なくした質問だったが、答えは予想外のものだった
「あるけど?むしろ、フェイトってデートしたこと無いの!?」
「・・・・え?・・・・ちょっと・・・もう一回いいかな?」
「いや、だからデートくらいならしたことあるけど・・・」
気まずい空気が二人の間に流れた・・・
フェイトは、今だけは隣にいるのがなのはでなく、自分でよかったと思ったとか
※幸太郎に恋人は現在いません
彼の中では、女友達数人と男友達数人のお出かけ=デート です
数メートル後ろ
「・・・2人とも、なにを話してるのかな・・・?」
正直、2人が何を話しているのかすごく気になる・・・
出来もしない読唇術を使ってみる事にします
「コ、ウ、タ、ロ、ウ、ハ、デ、-、ト、タ、ノ、シ、イ?」
※幸太郎はデート楽しい?
「オ、ン、ド、ゥ、ル、ラ、ギ、ッ、タ、ン、デ、ィ、ス、カ!?」
※本当に裏切ったんですか!?
・・・あれ?間違えた?
と、思ったら・・・コンドは二人とも何か気まずそうだし・・・
うぅ~~~!!気になる!!
「とりあえず、このあたりを適当に回ってみるか?」
「うん。やっぱり、それが無難じゃないかな」
2人はまた歩き出す
その姿を遠目に見ている異形の存在に気付かず・・・・
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