プロローグ
「知らない天井ですね。」
取り敢えずいってみたかったこの台詞。
周りを見回しますが真っ白です。何もありません。距離感がおかしくなりそうです。
「というか、何故こんなところにいるのでしょう?」
それに、もう一人が居ないのです。
「すまんのう…ここは何処でも無い場所じゃ。」
いきなり「いかにも」な方が現れました。
驚きましたよ。
「その通り。儂は神じゃ。」
「GODの神ですか?なんにせよ説明を頂きたいのですが。」
「ここは本来死ぬべきではない人物の来る場所じゃ。」
「本来死ぬべきではないとは?」
「儂は名前こそ無いが最高神での。部下がミスをして本来寿命でない人がここに来るのじゃ。」
「役所が個人を管理していた書類をシュレッダーにかけて再起不能になったって感じですか?」
「そんな感じじゃの。というかお主の言った出来事のままじゃが。」
うわぁ……でもなんか……うわぁ……
「そこは申し訳ない。さて、ここに来た人物は主に三通りの選択肢があるぞい。」
「三通りですか。」
「うむ。
1つ目はこのまま天国に行くことじゃ。普通の輪廻に交じるということじゃ。
2つ目はここで仕事をする。下級神となって、人の管理をする。もっとも、ワーカホリック位しか選ばんがの。
そして3つ目、二次元の世界に転生することじゃ。」
「では3つ目で。」
「早いのう…まあどれを選ぶも個人の自由じゃからの。いく世界は決まっておるが良いかの?これは決めた後にしか伝えられんのじゃが。」
「ええ。3つ目でお願いします。」
「ふむ…行く世界は『魔法先生ネギま!』じゃ。お主の記憶を見たが、この世界を知っておるようじゃの。
それで、じゃ。行くに当たって希望したいことはあるかの?3つまでなら聞くぞい?」
3つかぁ…慎重に選ばないとなぁ…
「おっと、先に言うておくが、気や魔力は最初は平均より高めじゃ。特訓すればしただけ伸びるようになっておるぞ。あとは不老じゃ。20歳からの不老じゃの。」
意外とありがたいサービスがついていた!
とするとまずは…
「東方projectの八雲紫の能力、『境界を操る程度の能力』をもらえますか?」
「ほう…なかなか良いのを選んだのう…それに見合うだけの演算能力もつけよう。」
これはありがたい。
「では…『魔法先生ネギま!』の世界の魔法や気の知識を頂けますか?」
「知識だけだと使用はできんのじゃが、良いかの?」
「それは特訓すればいいんでしょう?」
「その通りじゃ。使用出来る状態からスタートも出来るんじゃが、それでも良いかの?」
「ええ。構いません。自分で特訓するのが好きなので。3つ目ですが、原作の大戦に関われるようにしてもらえますか?」
「なるほど…了解じゃ。もう一人はちゃんといるから安心してもよいぞ。」
ここには居ないですけど…
「向こうに着いたらわかるぞい。」
「そうですか。」
心を読まれたのはサラッと流す。
「ではお主を送るからの。ゆっくりと世界を楽しんで来るがよい。」
神の言葉を最後に、私は意識が落ちた。
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