NTTドコモのスマートフォン向けのインターネット接続サービスで、メールアドレスが勝手に別の人のものと置き換わり、知り合いにメールを送っても別の人からのメールとして誤って表示されるなどのトラブルが起きており、会社側で原因を調べています。
NTTドコモによりますと、スマートフォン向けのインターネット接続サービス「spモード」で、利用者が登録しているメールアドレスが勝手に別の人のものと置き換わるトラブルが起きているということです。その状態で知り合いにメールを送信すると、受け取った相手側では別の人から来たメールとして誤って表示されます。また、相手が、受け取ったメールに返信すると、別の人にメールが送られてしまうということです。こうしたトラブルが起きている利用者の数は分かっておらず、会社側には20日午後11時の時点で「メールアドレスが置き換わっている」などの問い合わせが119件あったということです。NTTドコモは、設定を確認して自分のメールアドレスが置き換わっていた場合は、スマートフォンの電源をいったん切って再起動させると正常な状態に戻ると説明しています。NTTドコモではspモードを使った送金など一部のサービスを停止するとともに通信設備の不具合が原因ではないかとみて調べています。spモードの利用者はおよそ670万人に上るということで、NTTドコモは「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。原因の解明を急ぎたい」と話しています。