【福岡】半島近く“在日”にも衝撃 金総書記死去

12/19 19:06 更新

朝鮮民主主義人民共和国の金正日総書記の死去のニュース。朝鮮半島にも近く、在日朝鮮・韓国人が多く暮らすこの福岡でも、衝撃をもって受け止められました。朝鮮中央テレビは19日正午からの特別放送で、「偉大なる指導者金正日同志が急病で逝去されたことを最も悲痛な心境でお伝えします」と報じました。69歳でした。北朝鮮国営の朝鮮通信などによりますと、金総書記は今月17日午前8時半に、現地指導に向かう列車内で心筋こうそくなどを発症したということです。福岡市や北九州市では新聞社が号外を配布しました。福岡市民は「拉致された方が全然開放されていないから、そういう部分もこれで解決できればいいんじゃないですかね」「閉鎖的で、歩み寄る立場では全然ないので、これからどうなるか目が離せない」「日本の上の方がどうされるか見てみたい。あとになられる方とどういう外交をしていくのか」と話していました。北九州市民も「後継者はまだまだ若いし、しばらく大変になるのでは」「どういう形で引き継いでいるかが気になる」と話していました。一方、福岡に暮らす在日朝鮮人の窓口になっている、朝鮮総連福岡支部も対応に追われました。徐好植副委員長は「急なことで私どもも驚いておるし、非常に悲しんでおります。我が国では12月17日から29日まで哀悼・追悼の期間として、そして12月29日に追悼大会を行うということが確認されております。「労働党・共和国政府等が、この難局と申しますかこの苦しみ、悲しみを乗り越えてやっていけると、私はそのように考えております」と話していました。