永住外国人に地方参政権を付与する法案はけっきょく日の目を見ませんでしたが、それに関連して一言いっておきたいことがあります。
宮台真司氏のブログhttp://www.miyadai.com/から、「外国人参政権問題について週刊SPA!12月15日号にコメントしました」の一部を引用します。
■外国人参政権を考える上で、在日韓国・朝鮮人とそれ以外を分ける必要があります。在日韓国・朝鮮人以外の永住外国人は、'90年の入国管理法改正(永住権のない外国人を柔軟に受け入れることを目的として「定住者」という新しい在留資格を創設するなどした。これで日系外国人の在留が激増)大量に入国した日系人が中心です。
■在日韓国・朝鮮人については国籍取得が容易なので、参政権を求めるのであれば国籍を変えていただきたい。帰化をすればエスニック・アイデンティティに瑕がつくとの反論もありますが、国籍とエスニック・アイデンティティを分けて考えるのが国際標準なのです。
シッタカブリというか、なんというか...。初めてこれを読んだときは呆れて物もいえなかったけど、その後、TBSラジオの「アクセス」でも、在特会レベルのご高説を自信たっぷりに開陳していたようですね(2月16日)。ヘイト・スピーチといっても過言ではない内容です。
特別永住者の方々が最初は2世までという約束で基本的には国籍を取っていないのに日本人に準じる権利を様々に与えられというのは、ご存知のように在日の方々の多くが強制連行で連れてこられたという左翼が噴き上げた神話が背景にあるんです。在日のなかで強制連行されてきた方というのはごく一部で、大半は一旗上げにやってきた人達なんですよ。ただ、区別がつかないから、あるいは戦争に負けて罪の意識というか原罪感覚というのがあったのでしょうか、まぁ、色んな人が混ざっちゃっているけど、しょうがないということで分かってやっている感じで特別永住の方々に対する特権の付与をやってきたわけです。僕に言わせると、あえてそれをやっているという感覚が段々薄れてきてしまっていることも問題だし、1世、2世とは違ってエスニックリソースを頼らず、日本人のネットワークをそれなりに頼っている人間が増えたのに、まだ4世、5世にも特権を与えるのが続いているのはおかしいし
完全にスルーしたままだと、彼が正しいことをいっているのだという誤解を広めてしまうかもしれないので、いささか出遅れた感はありますし、力不足ではありますが、ここらできっちり訂正する努力はしておくべきでしょう。
1. 平然とデマを流布する傲慢
まず基本的な歴史の問題として、「特別永住者の方々が最初は2世までという約束で基本的には国籍を取っていないのに日本人に準じる権利を様々に与えられ」たという事実はない。これはおそらく、「91年問題」をご都合主義的に曲解しているのであろう。
1965年に締結された日韓条約において、「協定三世」(実質的には在日4世以降にあたる)の滞在地位は、協定発行後25年(1991年)までに協議を行うとだけ定められた。これは日韓両政府が、戦後半世紀近くもたてば同化の進展により在日問題は《消失》している可能性があると期待していたことによる。いわば、在日韓国人は日韓両政府から保護の責務を放棄されたわけであって、けっして、「2世までという約束で......日本人に準じる権利を様々に与えられ」たわけではないのである。
その証拠に、日韓条約締結後も、在日コリアンに対するさまざまな差別は温存された。1965年といえば、法務省の池上努氏が在日外国人を評して「権利はない」「追い出すことはできる」「煮て食おうが焼いて食おうが自由」だと表現した年である。いくつかの例外的な措置を除けば、外国籍者に基本的人権すらも認められていなかった時代の話だ。いったい、何をもって「日本人に準じる権利を様々に与えられ」たなどといえたものか。
ねえ宮台さん。「2世までという約束で基本的には国籍を取っていないのに日本人に準じる権利を様々に与えられ」たという発言を裏付ける歴史的事実が何か一つでもありますか。特に、2世が活躍するようになった1965年から1981年までの間、「日本人に準じる権利」と呼べる「約束」なるものが、何かありましたか。ぜひとも、証拠を示してほしいもんです。
2. 歴史問題を矮小化する傲慢
宮台氏は「在日のなかで強制連行されてきた方というのはごく一部で、大半は一旗上げにやってきた人達なんですよ」という。
なるほど、それは《ウソ》とは言い切れない。いわゆる強制連行で日本に渡ってきた在日一世の男性は2割程度だと推定されている。逆に言えば、8割は出稼ぎだ。したがって、ミクロな次元では、「一旗上げに」海を渡ったケースも当然多かったろう。
だが、日本が朝鮮半島を植民地支配した36年の間に、朝鮮半島からは膨大な人口が半島外に流出した。植民地支配のプロセスで、伝統的な社会秩序と経済基盤が崩壊したためである。そうしたマクロな社会状況に言及することなく、ミクロな次元でのみ捉えようとするのは公正な視点とはいえない。
社会学では、こうしたマクロな社会状況の影響で生じた社会移動を「強制移動」と呼ぶ。純粋に自発的な意思で移動したと推定される移動(「純粋移動」)とは区別して分析するためだ。宮台氏も、社会学者である以上、そうした用語法と分析視角についてまったく知らなかったということはあるまい。
おそらくは、意図的に、在日コリアンの歴史を、ミクロな次元に矮小化しようとしたのであろう。そのことについて、倫理的な問題を責めようとは思わない。だが、少なくとも社会学者として、恥ずかしいとは思わないのかね?
3. マイノリティの生き方を決め付ける傲慢
ぼくはかつて、「在日コリアンに地方参政権の門戸を開くかどうかというのは《日本人の問題》だ」と書いた(外国人の地方参政権 #1)。すなわち、日本で生まれ育ったにもかかわらず意思決定に参加できない者がいるということを不正義だとみなすか、それとも、「ガイコクジン」だから仕方がないと排除するか、それを責任を持って決めるのは日本人の課題だということだ。
議論のうえで、やはり外国人には意思決定に参加させられないというのなら、(参政権が認められないことではなく隣人として受け入れられなかったことが)たいへん残念ではあるが、一つの結論として重く受け止めよう。
だが、「参政権を求めるのであれば国籍を変えていただきたい」などと、マジョリティの知識人が、マイノリティの生き方に口を挟む暴力を、ぼくは許すことができない。
かりに、宮台氏が「特別永住者には無条件で日本国籍を選択できるようにすべきだ」という言論を同時に展開しているのであれば、まだロジックとしては理解できる。だが、参政権がほしければ頭を下げて仲間入りを請えといわんばかりの一方的な放言を、けっして認めることはできない。
宮台氏はこうもいったらしい。「日本人のネットワークをそれなりに頼っている人間が増えたのに、まだ4世、5世にも特権を与えるのが続いているのはおかしい」。
なるほど、「おかしい」だろう。「3世以降になっても外国籍のままであるのはそれ自体が人権侵害である」との主張により国籍法を改正した国もあるほどだ。それを、外国籍のまま放置した旧宗主国の責任を問わず、一方的に「在日特権」呼ばわりするとは、宮台氏の認識こそ「おかしい」のではないか?
なお、私が日本の国籍を取得しないのは、「帰化をすればエスニック・アイデンティティに瑕がつく」からではないことを申し添えておく。
4. 「国際標準」を語る愚かさ
宮台氏は、「国籍とエスニック・アイデンティティを分けて考えるのが国際標準」であるという。ほお、ずいぶんと世界のエスニック・マイノリティについて詳しいらしい。宮台氏にそんな研究業績があったとは知らなかった。
確かに、国籍とエスニック・アイデンティティが独立しているケースは少なくない。出生地主義の国籍法を持っている国では概してそういう傾向がある。だが、国籍が移民のエスニック・アイデンティティに重要な役割を果たしているケースも少なくはない。「世界標準」などと乱暴に一般化できるようなものではないのである。というより、これだけ複雑で微妙な問題を「世界標準」などと一般化してしまうことで、自らの無知をさらけ出しているも同然である、とぼくは思いますがね。
5. 簡単ならやってみるがいい
宮台氏は、「在日韓国・朝鮮人については国籍取得が容易」だという。ぼくには日本国籍を取得した在日コリアンの知人もいるが、「容易だ」などという人にはお目にかかったことがない。
そんなに「容易」だと思うなら、宮台氏自身がやってみればいい。一度、日本の国籍を離脱した上で、再度、日本国籍を取得してみなさい。元日本国籍者は、在日コリアン以上に、日本国籍取得が容易らしいですよ。
その上で、本当に「容易」だったというのなら、あらためてあなたの発言を評価することにしよう。
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【3月30日追記】→「その後の顛末」へ
ブロ記事拝読致しました。
私は、中国人クオーターの日本人です。
宮崎氏の発言の正しさはよくわかりませんが、
外国人に参政権を付与するという考え方・政策は
論理的に矛盾しているというのが私の立場です。
貴方は随分「歴史問題」なるものを重視していらっしゃいますが、
私の(多分)祖先である中国人は(多分)モンゴル人に痛い目に遭わされた
歴史問題を重視して生きていかなければ行けないのでしょうか?
どうも実感がわきません。
「国家」は便宜的(且つ不公平な)、たまたまの地理的区分に過ぎず、
「民族」に至ってはファンタジー以外の何者でもないと思っています。
今・ここで私が生きていることに生物学的歴史はあっても、
国家や民族の歴史は関係ないでしょう。
あと、お城におわすいとやんごとなきお方は朝鮮半島からの侵略者、
というのは考古学者のあいだでは比較的メジャーな見解のようですね。
まあ、言いたいことは一つ。
いかなるカタチにせよ、選挙権を得たとしても世の中かわらないでしょう、
ということです。一票の重みなんて、耐えられないほど軽い国です。
このラジオ聴いてました。確かに記載のような発言内容でしたが、宮台氏のニュアンスは、ロールプレイとして意見している部分が大きかったと思いますよ。
戦前までの右翼(新右翼)的な立場をとる宮台氏は、参政権を認めること自体は反対していないようですし。
> blisslife さん
はじめまして。参政権については別の記事がありますので、よかったらお読みください。
http://han.org/blog/2010/02/post-118.html
さて、「歴史問題」というとずいぶん遠い過去のような印象を与えるかもしれませんが、在日コリアンにとって1910年以降の歴史は、本の中で知る知識ではなく、リアルな日常の中で実感する/させられる生活体験でもあります。
例えば、http://han.org/blog/2010/03/post-136.htmlでも歴史問題に言及しましたが、この時期に朝鮮学校が閉鎖されたことで、在日コリアンの民族教育は壊滅的な打撃を受けました。いま多くの在日青年が母国語を話せないのは、そのせいであるといっても過言ではありません。
ただ、ぼく個人としては、歴史問題にこだわっているという自覚はありません。1世や1.5世には歴史に強いこだわりを持って研究する人たちがたくさんいましたが、ぼくはそうではありません。単純に、宮台氏の視角の偏りを指摘しただけです。
>「国家」は便宜的(且つ不公平な)、たまたまの地理的区分に過ぎず、
>「民族」に至ってはファンタジー以外の何者でもないと思っています。
この認識には特に異論はありません。むしろ、社会学者にとっては常識的な視点といっていいでしょう。ただ、たとえファンタジーであろうとも、人々がその存在を信じているかぎりにおいて、社会的事実として外形的な圧力を個人に及ぼす、ということも、もう一方の常識です。
この種の圧力は、それに抗わないうちは、なかなか知覚することが難しいものです。路上で裸になるまでは、性器を隠せという圧力が存在することを自覚しないように。
民族的マイノリティは、自ら望む望まないに関わらず、こういった圧力を知覚させられる位置にいます。その社会の《本当のこと》を知りやすい立場にいる、と表現する人もいます。
宮台氏のように、マイノリティの語りを傲慢に否定するのではなく、その内容に注意深く耳を傾けてみれば、意外と面白いものが見えてくるかもしれませんよ。
> あずずさん
> 宮台氏のニュアンスは、ロールプレイとして意見している部分が大きかったと思いますよ。
はい、理解しています。これまでコメントするのをためらっていたのも、それが主たる理由です。
しかし、ここで指摘した内容は、「ロールプレイ」などの言い訳が通用しない重要な問題をはらんでいます。
加えて、『SPA!』にコメントした文面を読むかぎり、宮台氏の率直な意見に近いのだろうと判断しました。
私は日本人。そして、在日は一切日本の意思決定に関わらせることは出来ない。なぜならば、外国人であると同時に、拉致問題を引き起こした民族だからである。
貴方は歴史問題を語っている。日本人である私は、朝鮮半島への謝罪及び賠償はすでに終了したと考えているし、戦後60年もたった今、もはや日本とは無関係だと思っている。しかし、貴方はまだ完了しておらず、現代日本にも関係があると思っているようだ。それはそれでいいだろう。
同じように、貴方がどれだけ拉致問題は解決済み(もしくは在日とは無関係だ)と思っていても、私は日本人としての立場から、貴方たち在日朝鮮人は拉致問題・さらには核問題、さらには竹島に対し、逃れようも無い責任があると考える。なぜならば、貴方たちの祖国だからである。
また、当然ながら竹島問題での日本人虐殺も忘れない。韓国政府(貴方たちの同胞の政府である。その行動に、責任がないとは言わせない)は、竹島付近で操業する日本漁船を拿捕、そして漁師を虐殺してきた歴史がある。
さらに、抑留された被害者は、日韓漁業協定が成立する1965年まで抑留され、韓国に人質として利用された。 その年月、最大13年。 日本政府は、彼ら漁師を帰してもらうために、在日朝鮮人の犯罪者を仮釈放して、在留特別許可を与えた。その犯罪在日朝鮮人の数、実に472人である。 これもまた、在日から日本人に全く謝罪もされていない。許すわけにはいかない
これは、私の意見である。しかし、貴方が私の考えに口をはさむ権利はない。私が、貴方の「歴史問題は未解決」とする考えを変える権利がないように。
以上のように、拉致問題に責任があり、さらに解決のために具体的な行動を取らない(振りくらいはすれはいいのに、それすらしない)在日朝鮮人は、隣人だとは思えない。
ブラジル人やフィリピン人、アメリカ人に参政権は与えても、在日朝鮮人には絶対に与えてはならないと考えている。なぜならば、貴方たちを信頼出来ないからだ。
日本人に対して徹底的な謝罪を求めながら、自らは一切謝罪しない在日朝鮮人。このような自分勝手な民族を日本国を構成する一員とは認められない。
通りすがりコメント失礼いたします。
>gingin1234殿
貴方のコメントはBlog主のエントリを読んだ上でのコメントでしょうか?
少なくとも本エントリーに関連する内容でコメントを入れるのが筋でしょう。
恐らく感情的になって前後の見境なくそれだけの長文を書かれたのだと思いますが、論点がズレまくっており(というか全く別の話を持ち出しており)議論を行う上で非常に邪魔なのでご自身の主張はご自身のブログで主張されてはいかがでしょうか?
外国人参政権の最大の問題は、特定の国家を背景に持つ人々が集団で投票することにより、選挙結果がその外国政府の意図によって多かれ少なかれ変えられてしまうという危惧に由来すると思います。
外国人が完全な自由意志で動く個人なら地方政治どころか国政に参加してくれても、多様な考え方をもたしてくれるという意味で、日本にとってプラスになるでしょう。
その一方で、外国政府の意向や民族意識が国内政治に持ち込まれるのはできる限り避けなければなりません。世界各地で展開された中国人の反日デモに見られるように本国政府の意向によって直接的間接的に行動を決定する外国人が多数いることを忘れてはいけません。
政治的にアクティヴな宗教団体や狂信的な政治結社に属している人々も同じ理由から選挙から排除すべきですが、個々人の良心・信教を監視することは法的にも技術的にも不可能ですので日本国籍を持っている以上そうしたオストラシズムを実行することはできません。
外国人に参政権を付与できないのは、彼らが日本人ではないからではなく、「個人」でない人が多く含まれるからです(もちろんすべての外国人がそうだとはいいません)。リスクをあえてとらないというのが正解だと思いますが。
何で外国人に参政権が必要なのか?
国政に参加したいほどなら国籍を取得すべき。
あなたの言っていることも、宮台さんが言っていることも変です。
あなたのような在日コリアンが居るから(他に換算樹や辛玉)、日本人はおろか、世界中からコリアンは嫌われ、疎まれ、避けられるのです。
その状態をもって『差別ニダ!』と吠えても、誰ももう相手にはしませんよ。
これだけインターネットで事実が表沙汰に成っているのに、未だに嘘をつき続けているのは在日コリアンの方ですよね?
もし、嘘ではない、とあなたが真剣に思ってその思いの上にたって書いて発表しているとすれば、
良くて『カルト思考の持ち主』普通に『たわけ者』、最悪『嘘つき野郎』呼ばわりされても仕方がないですよ。
そのキムチ臭い口を閉じて、オ・ソンファやキム・ワンスプの著書を、正座して読むように。
これは宿題ですからね。
ラストにもう一度書きます。
【『差別ニダ!』と吠えても、誰ももう相手にはしませんよ】
同じ在日として言わせてもらうが、人のことをとやかく言う前に自分自身も帰化手続きもせずに「容易ではない」と何が言い切れる。
まずは、自分から襟を正してものを言え。
それと、歴史に関しても「差別」や「植民地支配」を先に語ることが多いが、その時代の朝鮮として考えたことあるか?
ほとんどの在日は無いだろう。
だって、それを考えれば「日韓併合もやむなし」だからな。
「デマ」に関しても、未だに在日の中で「就職差別がある」だの、「帰化申請中の駐車違反は帰化が通らない」とか、いくつもデマがある。
そのことは、どう説明するんだ。
今日本に住んでる在日のほとんどが、日本を目指した人たちだというのはあんたの言ってるとおり。
しかも、その中には密入国でわざわざ日本に来た人間も少なくない。
戦後においては、誇りだの何だのと言っておいて「差別」を理由に「通名」で過ごした卑怯者が大半で、結局は「在日」と言う存在がなんなのかを知らしめることすら無い。
外国人参政権も、もし実際に行えば確実に票の売り買いと民団と総連の組織票が動くのも目に見えている。
差別だ、なんだという前に、まずは同じ同胞を食い物にする民団と総連のことを、ぶっ潰してみてからものを言え。
はじめまして。
金先生の本文の中で、看過できない矛盾点があり、質問を書き込みをさせていただきます。
質問1
本文の前半で8割は出稼ぎ つまり自らの意思で移ったと認めています。しかし後半にいきなり強制連行であったと述べて、論理として破たんしています。
この矛盾点は?
質問2
日本が朝鮮半島の文化を壊したと言っていますが、それに対しては一級資料はありますか?
質問3
戦争中において半島からの強制連行(☆)は、終戦末期の半年のみでその数は2-300人程度です。これはきちんと厚生労働省内に当時の証拠があります。
戦争終了時、日本には200万人の朝鮮人がおり、赤十字の帰国事業で160万人帰りました。これらのことからそれ以外の40万人の朝鮮人は自らの意思で日本に渡り、自らの意思で本国に帰らなかったんです。この人たちを特別待遇する理由はないはずです。特別扱いする理由があるとしてらとしたら☆の、
2?300人だけです
いかがですか?
質問4です
国際的に、国籍を持つ国において参政権を持つわけです。
韓国籍ならば、韓国本国で参政権を求めるべきでありますし。2012年から海外にいる韓国人も本国の投票権を持つことは広く知られています。貴方も韓国籍ならば韓国で参政権を持つべきであります。違いますか?
貴方は本文中に日本は朝鮮文化を破壊したといっていますが、
戦前の朝鮮半島の文化レベルも低くなにもなかったことは、当時の一級資料(欧米人の当時の朝鮮半島への観察記録)が存在します。
また、日本の保護国化を朝鮮人百万人の一進会が望んで要望も日本に出した事実もあります。また日本の保護国化の後に、朝鮮半島のインフラ整備を日本の国費で行いました。その結果、日本統治時代に朝鮮半島の治安と経済は改善しましたこれもきちんと一級資料を確認すればわかることです。
研究者としての肩書きを持たれているわけですから、
きちんとした資料を元に述べられたらどうでしょうか?
こんにちは。
私は在日韓国人4世(男・帰化済)です。
拙文ながら本記事についてコメントさせて頂きます。
最初に申し上げておきますが、基本的に私は金氏のスタンスとは逆のスタンスを取っています。
1. 平然とデマを流布する傲慢について
予備知識が無く、よく分かりませんのでコメントはしません。
2. 歴史問題を矮小化する傲慢について
強制連行の事実について、私の感覚値ですが1割もいないのではないでしょうか。少なくとも私は強制連行で日本に連れて来られた人を見た事がありません。
また、当時の朝鮮半島は植民地政策によって伝統的な社会秩序と経済基盤が崩壊したのでは無く、単純に近隣諸国に比べ、国力や経済基盤が弱く、その結果時代の流れで日本に侵略された様な認識を持っています。
ミクロやマクロの話については、ただの捉え方ですので意見はありません。
3. マイノリティの生き方を決め付ける傲慢について
参政権については日本国籍を有するものという原則が特に間違っているとは思いません。
マイノリティという部分について私見を少々。
私の周りにも民族意識が強い在日の方が大勢いらっしゃいます。
自分の子息を朝鮮学校等に通わせるケースや日本人の結婚相手を認めない等の事例をよく目にします。
これを私は不幸の連鎖であると考えています。
現実的に教育、職業、婚姻等の選択肢の幅が狭まる様な結果になっています。
「日本に適応しない在日は本国に帰ればいい」というのは暴論で私も憤りを感じますが、本質的に理解できる部分もあります。
一部のマイノリティ(在日)は自分の子息等にマイノリティとしての生き方を強制しています。これは残念でなりません。
4. 「国際標準」を語る愚かさ
国際標準が何であるかは分かりません。
ただ、私個人の中では国籍とエスニック・アイデンティティは分けて考えています。
ルーツとしての韓国と国籍を有する日本という様な風にです。
5. 簡単ならやってみるがいい
8年程前に日本国への帰化をした経験から言うと帰化は簡単です。
法律が定める要件を特別永住者だからといって緩和する事を求めない限り帰化は簡単です。
特別永住者の場合は他の外国人よりもスムーズに進んでいきます。
以上、長文且つ乱文ですが意見としてコメントしてみました。
> ジャクソンさん
コメントありがとうございます。
>強制連行の事実について、私の感覚値ですが1割もいないのではないでしょうか。
これは出身地によって実感にかなりの差があるようですね。例えば生野あたりで聞けば、1割どころか「1人もいない」と答える在日が大多数です。一方、福岡だったら徴用で引っ張られてきたという一世はざらにいます。
そうした地域・歴史的な分布の偏りがある中で、現在までに入手できる範囲内では最も信用できるデータ(ただし、それも精度には限界がありますが)によると、一世の男性の2割と考えられるという話です。
> また、当時の朝鮮半島は植民地政策によって伝統的な社会秩序と経済基盤が崩壊したのでは無く、単純に近隣諸国に比べ、国力や経済基盤が弱く、その結果時代の流れで日本に侵略された様な認識を持っています。
後半はぼくも共通の認識を持っています。植民地支配期の認識だけ異なっているようですね。
ただ、上のほうでもコメントしましたが、そこはぼくの論点においてはあまり本質的なテーマではないと考えています。
> 私の周りにも民族意識が強い在日の方が大勢いらっしゃいます。
> [中略]
> 現実的に教育、職業、婚姻等の選択肢の幅が狭まる様な結果になっています。
この点に関する認識が、定住外国人として生きるか、帰化をするかのクリティカルなポイントになるのでしょう。
ぼくの場合、定住外国人としての人生を「不幸」だとも「選択肢の幅が狭まる」とも思っていません。いや、客観的にライフチャンスを比較すれば、たしかに日本国籍を持っているほうが有利であることは確かなんですよ。でも、むしろ主観的な要素において、定住外国人としての経験を通じて人生の選択の幅が広がったという確信があるのです。
だから、「不幸」だと思うのはいいのですが、「不幸」だと決め付けて「関与」しようとするのは、許されない暴力だと考えています。
> ただ、私個人の中では国籍とエスニック・アイデンティティは分けて考えています。
> ルーツとしての韓国と国籍を有する日本という様な風にです。
ぼく自身も同様に考えていますよ。ずっと若いころ、積極的な日本国籍取得論を展開して総連の活動家に敵視されたという経緯があったりしますし。
ただ、そういうスタンスを自ら選び取るか、それとも非対称な関係の中で間接的に強要されるか、の間には決定的な違いがあります。
そして、ぼくは後者には絶対反対だ、ということです。
>8年程前に日本国への帰化をした経験から言うと帰化は簡単です。
>法律が定める要件を特別永住者だからといって緩和する事を求めない限り帰化は簡単です。
>特別永住者の場合は他の外国人よりもスムーズに進んでいきます。
90年代に入ってから、そういう声は増えましたね。許可件数もそれ以前に比べて倍増しましたし。
ここはぼくの書き方がまずかったと反省しているところなのですが、言いたかったのは、難しいからダメだということではなかったのです。手続きが簡単だからいいという話にはならない。
さっきも書きましたが、自らそれを選択するのと、半ば強制されるのとではまったく違うし、ぼくは後者には絶対反対だ、ということです。
これまでに国籍をめぐって国家からいいように翻弄されてきた歴史を生活体験として知っている在日コリアンがたくさんいます。そういう人たちは、帰化に対して心理的苦痛を感じます。経済的にも、行政書士に依頼すれば少なからぬ費用がかかります。
それだけの重大な決定は、けっして、直接的にせよ、間接的にせよ、強要されてはならない、というのが本エントリーの意図です。
エントリーを見て考えているうちにジャクソンさんや金先生がコメントしたいことを先にコメントされました。
自分も福岡出身で高校のときに親と一緒に帰化して、その後アメリカで働きグリーンカード、帰化試験も受けました。その経験からすると日本の帰化のほうがずっと簡易なのは明らかです。もちろんいろいろ書類が必要で時間はかかるでしょう。私の家族は自分が中学生のときまでに一緒に帰化したかったようですが遅れて自分は高校生になってしまいました。父が苦労したのは書類集めや申請自身というより年長の親族(日本及び本国の)の説得でした。金先生の言う「帰化に対して心理的苦痛」というより、ハンチョッパリから今度はイルボンに変わってしまうという(朝鮮の考えからは落伍していく)意識からくる反対ではないかと当時思いました。本国親族からの嫌がらせもあったようです。私がアメリカのグリーンカード取るときはソウルの親戚は態度をがらりと変えてきましたが。
世界にいるコリアンの中でエスニックアイデンティティと国籍を強く結び付けているのは在日だけでしょう。権利獲得運動の中で「帰化圧力がある」と主張するのも在日だけ。アメリカでもどこでもそうだと思いますが国籍(市民権)は重要なファクターであって、国籍を有する側がそれをいうのも仕方ない面があるのではないでしょうか。定着する社会の国籍をとることはなにもおかしいことではない。むしろ国籍もとらずに一定以上の権利を主張するほうができもしない王国を作ろうとしているようで変なのではないでしょうか。
なお自分の知る範囲で実際に”徴用で強制的につれて来られた”という人は知りません。斡旋に応募して来たのに立場上徴用されたと主張することがある人は父や祖父の友人に何人かいました。もっとも北九州や筑豊には実際そういう方がいるかもしれません。金先生とは福岡といっても住んでいたところが少し違っていたのかもしれませんね。
では金先生失礼します。
> berkeley さん
いらっしゃいませ。今日はお客さんが多い(笑)。
たぶん基本的な認識についてはぼくとの間にほとんど差はないと思います。在日をめぐる多様な意見の分布から言えば、同一クラスターに所属するのは間違いない。
その上で、あえて認識に違いがあるかもしれない箇所を指摘すると、2点ですかね。一つはここ。
>世界にいるコリアンの中でエスニックアイデンティティと国籍を強く結び付けているのは在日だけでしょう
コリアンに限定しなければ、国籍とエスニック・アイデンティティが(理不尽に)結合してしまっているケースは、出身国や居住国の法制度しだいで、ままあることですよ。合理的とはいえませんが。
で、在外コリアンについてはどうかというと、在日ほど特殊な結合はどこでも見られませんが、コリアン1世は世界のどこに行ってもコリアン1世ですね。2世がアメリカ国籍をとってくれという。1世が反対する。そんな図式は珍しくありません。
問題は、幼少時に渡米した1.5世。出生地主義と血統主義の狭間で揺れることがあります。
いや、そんな細かい話はどうでもよくて、「在日だけが非合理的でおかしい」と主張しても、あまり意味がないということです。
それは上述の通り、事実とも少し違う。それだけでなく、たとえリクツの上で非合理的な面があろうとも、帰化を強いる圧力は現実の問題として重大な暴力になりうる。
この現実がある以上、安易に、しかもマジョリティが「帰化すべき」などというべきではありません。
2点目の違いはこれ↑。つまり、「国籍を有する側がそれをいうのも仕方ない面がある」という部分。
違うといっても、ぼくも同様に「仕方ない面がある」と思っています。ただし、安易に仕方ないと許したり、認めたり、場合によっては積極的に評価したりするのではなく、かならず留保をつける努力を欠かしてはいけない、と思っています。そんなに「簡単」なことではない、と。
その上で、どうするかを一緒に考えてくれるようなホスト社会では、移民の国籍取得率が高いですね。
歴史的資料をもたない主張は小学生でもできます。
KIDAqqqさんに論理的な反証を期待しています。
出来るわけが無いと思いますが。
私達日本人はあなた達朝鮮人が死ぬほど嫌いです。
無理やり日本に滞在しなくて結構です。
半島にお帰りください。
あなたたちの存在それ自体がもう矛盾しているのに
なぜ気づかないのですか?
>>ジャクソンさん
ちなみに帰化の費用・時間はどのくらいでしたか?
>>ryoさん
司法書士等に依頼せずに帰化をしたので、費用は特に掛かっていません。
私は自営業ですので、平日昼間に時間が取れたという環境も大きかったです。
主に父が家族4人分の書類の作成からやりました。
特に法律の知識も無い父ですが、ワイワイ言いながら、自分のルーツがどうとか言いながら割と楽しく申請作業を行っていた様な記憶があります。
期間は書類提出から半年くらいでしょうか。
その間に1回か2回位の面談で法務局に出向いた記憶があります。
余談ですが、こういう問題を扱ったブログのコメント欄ってどうしてもヒステリックな投稿が増えますね。。
歴史なんてものは見る方向や捉え方によって全然違うものに写るのだから、暴論を言えばもうどうでもいいんじゃないかと(笑)
そんな事よりもっと未来志向の「これからどうするべきか」という様な議論のほうが明らかに生産的ですよね。
単純な質問なのですが、お答え頂けますか?
私は日本人ですので、「強要された」といわれるかもしれませんが敢えて聞こうと思います。
日本で産まれて日本で育った事、日本語ネイティブである事に、感謝の気持ちというものは一切ありませんか?
私の家はとにかく貧乏で、いわゆる差別の対象(とされる)層の出身です。
家や自分の状況を呪った事もありましたが、そのたび両親にキツく叱られたものです。大人になってようやく言われ続けた意味が分かって来た様な気がします。
両親に、家族に、生まれ育った土地に感謝しなければ、と。
単純なんですよ。忠誠を誓うだとか誇りだとかそんな話じゃなくて、生きて来られた感謝の思いで投票したり納税したりするんです。
人間ですら無いと言われた人々も立派に生きて来られたんです。
> ksy さん
「ザイニチは日本嫌いに違いない」と思い込んで一方的に攻撃してくる愚か者はスルーですが、真摯にお尋ねになる分には(時間のあるかぎり)お答えしたいと思っています。
ご質問への回答としては、まず
http://han.org/a/faq/faq021.html
また、「日本嫌いに違いない」と決め付ける輩については
http://han.org/blog/2010/02/post-119.html
http://han.org/blog/2010/02/post-123.html の後半
> 忠誠を誓うだとか誇りだとかそんな話じゃなくて、生きて来られた感謝の思いで投票したり納税したりするんです。
まったくその通りだと思います。そもそも、地方参政権の獲得を望んでいる在日コリアンというのは、より地域活動に熱心な人々です。いま以上に地域に参加・貢献したいという気持ちのあらわれだと解釈できます。もともとは、「権利」がどうこうという話ではないんですよね。
>>ジャクソンさん
返答ありがとうございます。全部自分で手続きされましたか。
しかし、自営業でなく昼間時間がとれない人は行政書士に頼むしかなさそうですが、家族4人だとしてどのくらいの費用と時間がかかるのかと思って質問した次第です。
私自身は、そもそも国籍の選択権を与えておけばこんな問題は生じなかったのにと考えています。もともと朝鮮人は全員日本人だったわけですし。端的に言えば、特別永住者は区役所で書類に丸印をつければ日本国籍を選択できるというくらいに簡素化すべきだと思います。
KIDAqqqさんの質問への回答がなされていないようですが。
この記事は若干注目を浴びています。
質問への回答中に矛盾点が見つかりましたら、訂正記事を掲載して然るべきです。
> cocoa230
質問に回答していないのは、それだけの価値がないと判断したから。それがわからないというなら、質問者と同次元。
例えば、質問1に対する回答は「日本語を習って出直しておいで」になります。文脈も意味もまったく違う言葉なのに、強制連行と強制移動の違いが目に入らないというのだから。
他の質問も同じですね。「伝統的な社会秩序と経済基盤が崩壊した」と書いたら、近代化したじゃないかという。両者は同じことなのだから、当たり前だろうに。愚かにもほどがある。
なるほど、それは《ウソ》とは言い切れない。いわゆる強制連行で日本に渡ってきた在日一世の男性は2割程度だと推定されている。逆に言えば、8割は出稼ぎだ。したがって、ミクロな次元では、「一旗上げに」海を渡ったケースも当然多かったろう。
だが、日本が朝鮮半島を植民地支配した36年の間に、朝鮮半島からは膨大な人口が半島外に流出した。植民地支配のプロセスで、伝統的な社会秩序と経済基盤が崩壊したためである。そうしたマクロな社会状況に言及することなく、ミクロな次元でのみ捉えようとするのは公正な視点とはいえない。
上記の箇所についてコメントします。
私は子供の頃からずっと在日韓国・朝鮮人の方たちは強制連行で日本に連れてこられたと聞いており、それを信じて申し訳ない気持ちでいました。
しかしそれが最近の報道等で嘘だと分かりました。私はもう在日韓国・朝鮮人の方たちを信用することはできません。たとえ植民地支配のために社会秩序と経済基盤が崩壊したためだと言われても、はいそうですかとは言えません。単なる言い訳、嘘の上塗りに見えます。
在日韓国・朝鮮人の方は、今まで日本人を騙していたと言う事を重く受け止めて欲しいと思います。
> 山石
へぇ、君に「強制連行で日本に連れてこられた」と教えたのは在日韓国・朝鮮人ですか?
自分がどれだけ無茶なことを言っているか、気づかないものかね。
自分の知性の欠如をマイノリティのせいにするのは恥の上塗りだよ。
KIDAqqqさんの質問への反証は答える価値がないのでなく、
あなた自身が反証できる論拠が見当たらないかじゃないですか。
さて私からも質問させて頂きます。
「いわゆる強制連行で日本に渡ってきた在日一世の男性は2割程度だと推定されている」
とありますが、これを証明する資料を教えて頂きたい。
もし資料が存在しないならば憶測や伝聞で物を書くべきではないのではないですか。ましてや学者なのですから。
伝統的な社会秩序と経済基盤が崩壊したという事が日本がもたらした近代化と同じという主張をされてます。
それによって多くの朝鮮人が出稼ぎに日本に渡った、これを強制移動と呼んでいますね。
違法に入国して摘発されている朝鮮売春婦も強制移動ですか?
上記の何が問題なのでしょうか。
貨幣経済も浸透していない、原人レベルの生活をしていた朝鮮半島を近代化させた日本の何が問題なのでしょうか。
朝鮮半島に日本が進出せずに、近代化しないままの朝鮮半島の方が朝鮮の為だったと言われるのでしょうか。
日本進出前の朝鮮半島の「伝統的な社会秩序と経済基盤」がどれ程の物だったかは誰でも知っていますがね。
強制移動してきたのならば、もう半島に帰って宜しいのではないですか。
強制的に移動した、連れて来られた。
何故それでも多くの朝鮮人は日本に居続けるのですか。
社会学のテーマとして十分深みのあるテーマだと思います。
ミクロ、マクロの視点で捉える事をお勧めします。
私にはさっぱり分かりませんが。
終戦後、ただで半島に帰れたのに自分の意思で日本に残り、「戦勝国民ニダ!敗戦国の国籍など要らないニダ!」とほざいて、犯罪を犯しまくってたのが在日の人たちです。
通りすがりの大学生ですが先生の記事について興味深く読ませていただきました。
先生と宮台さんとの議論にはついていけなかったのですが、私でもついていけそうな点として
「いわゆる強制連行で日本に渡ってきた在日一世の男性は2割程度だと推定されている。」
についてお聞きしたいと思います(議論したいというわけではなく単純な資料に関する質問です)。
最近TVで、外務省の資料では1959年当時の在日コリアンのうち、強制連行された人は数百人程度となっていると放送されていました。
また一方で朴一教授は在日コリアンの12-13%が強制連行で日本につれてこられてそのまま残った人だと推計されると語っておられ、数百倍の開きがあります。
先生の2割程度という数字の元になった資料あるいは推定に用いた計算式と言うものを教えていただくことはできるでしょうか。
(先生がコメントでおっしゃったように地域による差も大きいでしょうしなかなか難しいとは思いますが。)
中途半端な時間に目が覚めてしまった…
> imaeri89 さん
ぼくは社会学者だから、本来、この話には単純に興味がないんですよね。なぜ人々がそこまでこだわるのか、については関心があるけど。
まあいいや。
もともと朴慶植さんは募集、斡旋、徴用という3形態の動員を「強制連行」と総称した。これらを通じて、国家による暴力的な人口移動が観察されるようになったという意図で。
ところが、募集と斡旋、および国内渡航者からの徴用については、日本政府すら実数を確認できたためしがない。めちゃくちゃ脱走が多かったからです。斡旋で連れてこられて、脱走して半島に帰って、また徴用で連れてこられた、というケースもけっこうあったらしい。
だから、政府統計の類で「強制連行」の数を確定するのは不可能なのね。
例えば、日韓基本条約の交渉を有利に進めようとして、1959年に外務省が半島から徴用され、かつ日本で外国人登録をしている人数を調べてみたところ、明確に同定できたのはわずか300名足らずだった。
でも、これがどうも怪しいんだな。一世たちは互いに渡航経緯を知ってるからね。上にも書いたように、地域によってはさほどめずらしい存在ではない。
代わりに入手できる資料としてもっとも信頼性が高いのは、在日韓国青年会が実施した聞き取り調査。サンプリングに難はあるし、自己申告という限界はあるけど、入手できる範囲内ではこれが最良。
同調査報告書によると、一世の男性の2割弱が、「強制連行」に相当する渡航経緯を語っている。
自己申告の限界とは、(1)時期的に「強制連行」に合致しないケースがあること、(2)渡航時期や経緯からいって、どう考えてもだまされて「強制連行」されてきているのに、いまだに自分では「出稼ぎに来た」と信じこんでいるケースがあること。
本文では、1と2を相殺して、「一世の男性の2割と推定」と表現しました。
他にも、ぼくが関わったランダムサンプリングの調査データがあるんだけど、それは省略。
以上。
ただ、かりに「強制連行」の数が2割でなく0割だろうと、本文のロジックに変化はありません。それがわからない人には、今後ぼくがコメントすることはありません。
どうも御返事ありがとうございます。
先生の今回のお話がこの数字に関係ないのは分かっているのですが、2つの主張(どちらも社会的に責任のある立場の人間、機関が責任をもって出している)の間に何百倍もの差があると
その理由はなぜなんだろうと思う気持ちが強くなり質問させていただきました。
その隙間を埋めるひとつの要因はおそらく募集と斡旋を含めるか否かということだろうと、先生のご回答から感想を持ちました。が、それだけではこの大きな差は埋められないのかもしれません。
調査にあったかもしれないバイアスをもっと吟味するべきなのでしょうがそれは私には荷が重いので沈黙することにします。
いずれにせよ丁寧な御返事どうもありがとうございました。
本ページは多くの方が見ていらっしゃるかと思いますが、それを踏まえた上でご回答頂ければと思います。
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KIDAqqq さんの質問答える価値のないものでしょうか。
「あなたの主観です」と言われるかもしれませんが、私はそうは思いません。
もし日本語が変なのであれば、どの点が変なのかご指摘いただければ修正して再度コメントさせて頂きますのでよろしくお願いします。
文書中の矛盾について「どういうことか」の問いに対して、説明する必要はありませんか?
また、「?をした/された」「?件/人だった」と数字を挙げて主張するなら証拠が必要ありませんか?
「質問に回答していないのは、それだけの価値がないと判断したから。それがわからないというなら、質問者と同次元。」との回答では全く納得できません。
KIDAqqq さんの質問に対して回答いただけない場合「根拠がない。矛盾を説明できない。」と判断しますが、よろしいでしょうか。
しかし、いつから徴用が「強制連行」などというおどろおどろしい表現になったのでしょうね。
朝鮮人の妄想力には恐れ入ります。
>KIDAqqq さんの質問に対して回答いただけない場合「根拠>がない。矛盾を説明できない。」と判断しますが、よろしい>でしょうか。
管理人氏が以前にやっておられた「HANボード」でもダブルスタンダードやごまかしが目立ち、それを追求されてついに答えられずにボード閉鎖に至りましたからね。都合の悪いことには答えられないでしょうね。
> mskimさん
へぇ、君に「強制連行で日本に連れてこられた」と教えたのは在日韓国・朝鮮人ですか?
自分がどれだけ無茶なことを言っているか、気づかないものかね。
自分の知性の欠如をマイノリティのせいにするのは恥の上塗りだよ。
「強制連行で日本に連れてこられた」と言っていたのは主にTVや新聞等の報道によるものだったと記憶しています。
検証をせずに報道を鵜呑みにした私の知性の欠如はその通りだと思います。
今後はきちんと検証して確かめていきたいと考えています。
そこでお尋ねしたいのですが、以下の文で言及されている「朝鮮半島から半島外に流出したのは日本が伝統的な社会秩序と経済基盤を崩壊させたため」であることの根拠を教えて欲しいと思います。
だが、日本が朝鮮半島を植民地支配した36年の間に、朝鮮半島からは膨大な人口が半島外に流出した。植民地支配のプロセスで、伝統的な社会秩序と経済基盤が崩壊したためである。
後学のためにもご教示お願いします。
> 山石さん
>そこでお尋ねしたいのですが、以下の文で言及されている「朝鮮半島から半島外に流出したのは日本が伝統的な社会秩序と経済基盤を崩壊させたため」であることの根拠を教えて欲しいと思います。
あなたの引用箇所は教科書的記述です。根拠は探せばいくらでも見つかるでしょう。自分で努力してみなさい。もし、引用箇所のレトリックが当てはまらないと思う歴史資料を見つけたら、もう一度質問に来なさい。
ただ、ヒントを一つ与えておきましょう。引用箇所をきちんと読むことです。おそらく、あなたが思い込んでいる意味とは隔たりがあるはずです。
そうしないと、また自分のカンチガイを他人のせいにしてしまうでしょう。
ご返事ありがとうございました。
ただ、ちょっと私と違うな、と思ったのは、私自身日本政府には反省など求めていない、という事です。
今で言うなら、
自民党政権時にギャースカギャースカ vs 民主党が野党時代にアーダコーダ
ってのを思い出してしまいます。失礼な例えなら申し訳ありません。
更に言えば、未来志向って言ってもよく分かりませんし、今現在の悪い状態を何とかして欲しいな、と願うだけです。
過去でも未来でもなく、現在の日本の政治に参画せんとするなら過去の反省などどうでも良く・・ないですかね? このへんは私自身がマイノリティでありながら、在日の方々のお気持ちがよく分からないところです。
蛇足ですが、
>「朝鮮半島から半島外に流出したのは日本が伝統的な社会秩序と経済基盤を崩壊させたため」
と、いうのは、すなわち
朝鮮半島が自分達で発展を遂げる余地or選択肢を日本が奪ってしまった、という事ですよね? そうであるなら、表現として失礼ながら少しイヤラシさを感じてしまいました。すいません。
もし「強制連行」されてきたのなら戦後に只で帰れたのだから、普通帰るよね。まぁ、実際はほとんどの朝鮮人が密入国だったわけだけど。で、自分の意思で日本に残って「戦勝国人」とふざけた事をほざいて、犯罪ばっかりやってたのが在日朝鮮人の皆様方です。
もうロジックが限界なんじゃないですかね。
日本の外務省が調べた調査よりも在日韓国青年会が実施した聞き取り調査の方が信頼できる根拠が全く分かりませんが、まぁいいでしょう。
さて、日本が朝鮮半島にもたらした近代化が
伝統的な社会秩序と経済基盤を崩壊させた。
その結果、朝鮮半島からは膨大な人口が半島外に流出した。
その流出には自発的な出稼ぎも含まれるが、これを強制移動と呼ぶ。
という事ですよね。
募集に応じて金を稼いでいた売春婦も強制に入るのだから
恐ろしいロジックですね。
少しは日本がもたらした近代化の恩恵を調べる事をお勧めしますよ。
もちろんミクロ、マクロの視点を忘れないでください。
同じ植民地で台湾と朝鮮の日本への態度が何故大きく違うのかも社会学の研究しがいのあるテーマですね。
しかしながら日本がもたらした近代化が原始人社会を崩壊させた弊害についてはさすがに私も日本人として大変申し訳なく思います。
多くの日本人が後悔しています。
朝鮮人のような土人と関わるべきではなかったと。
土人に文明を与えてしまった世界史的な間違いを犯してしまったのですから。
> mskimさん
あなたの引用箇所は教科書的記述です。根拠は探せばいくらでも見つかるでしょう。自分で努力してみなさい。もし、引用箇所のレトリックが当てはまらないと思う歴史資料を見つけたら、もう一度質問に来なさい。
ちょっとはぐらかされた様な気もしますが、まずは自分で調べてみたいと思います。
Googleで検索してみたら在日1世の方たちの話を集めた本があるようなので、そのあたりから当たってみたいと思います。
なにか疑問点が出てきたらまた質問するかもしれませんのでよろしくお願いします。
> ksy さん
なにか勘違いされているようですが、ぼくはここしばらくのエントリーで、政府に反省を求めてなど、いませんよ。例えば、不法な人権侵害をやめよと書いたことはあります。あるいは、差別の放置を責めるようなことを書くこともあります。
が、過去の歴史について反省を求めるようなことを書くことは、めったにありませんね。そういう思い込みで突っかかってくる愚か者はすぐ上にもいますが、同系列だと思われてもいいのですか?
> 朝鮮半島が自分達で発展を遂げる余地or選択肢を日本が奪ってしまった、という事ですよね? そうであるなら、表現として失礼ながら少しイヤラシさを感じてしまいました。すいません。
うーん、近いようでいて、相当に開きがありますね。この点においても、上の愚か者と同じ勘違いをしているから、イヤラシさだと感じられるのでしょう。
ぼくは、歴史問題にはあまり関心がないと何度も書いてきました。しかし、譲れない論点もありまして、第一に、日本による朝鮮支配は社会学的な意味での正当性がなかったということ。第二に、朝鮮の近代化には相当に暴力的要素を伴っていたこと、です。
今日のコメントはここまで。
ここまでと書いたけど
> 山石さん
『在日一世の記憶』ですかね。うん、それを読了の上であらためておいでください。
帰化などしなくて良いから、帰国してほしいですね。
日本の生活保護のかなりの部分を朝鮮人が占めていますからね。密入国してきて、居座り、「戦勝国民」とほざいて悪事の限りを尽くし、都合が悪くなったら「強制連行されたニダ!」と被害者面。まさに寄生虫です。
「強制連行」についての金明秀さんのおおまかな見解は
このサイト内のページにまとめられているようですよ。
参考にされたらいかがでしょう。
・どうして韓国人や朝鮮人が日本にたくさんいるんですか。
http://www.han.org/a/faq/faq001.html
・「強制連行」できた人たちは,戦争が終わるとみんな朝鮮に帰ったのではありませんか。
http://www.han.org/a/faq/faq002.html
TO:ミントさん
そのリンク先の内容と本ページの記事で整合が取れていないようですが?
TO:mskim さん
>KIDAqqq さんの質問に対して回答いただけない場合
>「根拠がない。矛盾を説明できない。」と判断しますが、
>よろしいでしょうか。
スルーされているようですが、忘れずにコメントしていただけませんか?
TO:ミントさん
そのリンク先の内容と本ページの記事で整合が取れていないようですが?
TO:mskim さん
>KIDAqqq さんの質問に対して回答いただけない場合
>「根拠がない。矛盾を説明できない。」と判断しますが、
>よろしいでしょうか。
スルーされているようですが、忘れずにコメントしていただけませんか?
失礼致しました。書き方が不十分であったかもしれません。
http://han.org/a/faq/faq021.html
このページを参考にとおっしゃられてましたもので。ついつい脊髄反射的に。
>譲れない論点もありまして、
>第一に、日本による朝鮮支配は社会学的な意味での正当性がなかったということ。
>第二に、朝鮮の近代化には相当に暴力的要素を伴っていたこと
仰る通りだと思います。武断政治、というのもかいつまんで知っておるつもりです。それが聞けただけで十分です。
http://han.org/blog/2010/02/post-123.htmlの後半部
をもう一度読んでみますと、私の思う所と全くもって同じでありました。解同も、アイヌの協会も同じ様にある意味で利用されている側面が否めません。結局のところ、日本の中で差別被差別を拡大再生産してるだけのような感じがしますよね。どちらかに寄せよう寄せようとする同調圧力が怖いのだと改めて思いました。
大変に勉強になりました。小学生の息子にも何とか考えさせたいと思います。
ありがとうございました。
アメリカに行ったヨーロッパ人も「強制移動w」なんですかぁ?
琉球・朝鮮・台湾の「近代化」「封建制の解体」に植民地統治の正当性を求めてらっしゃる方もいますが、どこかの国の「チベット農奴を解放し近代化した」の主張と全く同じですね。
支配者のロジックはどこも一緒だなと思いました。
チベット人は「戦勝国民」などとほざいて犯罪の限りを尽くしたり、密入国してきたのに「強制連行されたニダ」などとほざいたりしませんけどねw
2. 歴史問題を矮小化する傲慢
同感です。
日本人が朝鮮半島の土地や財産を奪った結果
自分の国で自分の土地で田畑を耕せなくなったら仕事もなくなって
どうやって食べていけばよいのでしょうか。
だから日本に渡るしか「強制連行」されて日本に行くしかなかったのです...
半島の土地と財産を取り上げ、
土地も財産も仕事も失うことになって日本で働かざるを得なくなった人材を考えると
その当時日本は奪った動産・不動産プラス
濡れ手で粟、で手に入れた日本国内へ流入した新しい労働力で国力は倍増していたと推測されます。それも戦争への遠大なる布石だったのかも...
>日本人が朝鮮半島の土地や財産を奪った結果
いまだにこんな妄想をw
朝鮮日報に載った
「ソウル大教授『日本による収奪論は作られた神話』という
記事のコピーがWEB上にあがっておりましたので
参考にされると良いと思います。
http://www.asyura.com/0601/asia4/msg/294.html
ずいぶん前のスレのようですが、たまたま立ち寄りましたので、コメントを残します。
「参政権が欲しければ帰化すればいい」という意見を傲慢だと指摘されていますが、「自動車を運転したければ免許をとれ」というのが傲慢だと言っているに等しいです。
生き方の問題を運転免許と一緒にするなと言われそうですが、要するに、それが欲しければ手に入れる方法があるのに、その方法をとらないのはアナタ方の選択の結果でしょ、ということです。
こういうことを言う日本人は、在日の生き方に指図しているのではなく、「選択肢は与えられていますよ。どちらを選ぶかは自由ですよ」と言っているのです。
ご主張は結局のところ、外国人の中で在日だけ特別扱いしろという話で、その理由として歴史的経緯から日本の責任を挙げているのだと思いますが、そうした主張に説得力を感じない日本人が増えていることについてはどう思われるのでしょうか。
そんな連中は無知で愚かだから相手にしなくてよい、とか?
少なくとも今の日本は、外国人が普通に暮らすのに特別な不都合がある国ではありません。
まあ、就職やら何やら、完全に同じとはいきませんが、これは一概に差別とは言い難い。
在日コリアンが、歴史的経緯とかややこしいことを考えずに「日本に住む普通の外国人の一人」と考えるようになれば、もっと心穏やかに暮らせるのになあと思います。
あと、帰化についてですが、書類を揃えるのが大変だとか、いろいろ調べられたり審査されること以外に、何か問題があるのでしょうか。
もしそうしたことを理由に「帰化が容易でない」と言うなら、それは「面倒くさい。もっと手続きを簡単にしろ」という意味ですよね・・・
一般の日本人から見れば「わがまま」ととられても仕方が無いですね。
私は在日コリアンの今後の課題は、歴史を持ち出さず、「差別」といった言葉を使わずに日本人を説得する方法を考えることだと思います。
マイノリティがマジョリティに喧嘩を売り続ければ、行き着くところは排斥運動ですぜ・・・
現にそのような動きは一部にある。
そうした動きが出てきたことについて、在日には何の責任もなく、反省すべき点もないと考えていることが、私に不思議。
明らかに戦略ミスではないのでしょうかねえ?
コメントが多過ぎて本文しか読めてないのに発言して恐縮です。
>ご存知のように在日の方々の多くが強制連行で連れてこられたという左翼が噴き上げた神話が背景にあるんです。在日のなかで強制連行されてきた方というのはごく一部で、大半は一旗上げにやってきた人達なんですよ。ただ、区別がつかないから、あるいは戦争に負けて罪の意識というか原罪感覚というのがあったのでしょうか、まぁ、色んな人が混ざっちゃっているけど、しょうがないということで分かってやっている感じで特別永住の方々に対する特権の付与をやってきたわけです。
これ、よく聞きます。「2.歴史問題を矮小化する傲慢」でミクロな次元から反論なさってるように思いますが、私が一世から聞いた話しと矛盾無く、合致、補完すると思います。
「雇用が皆無な朝鮮半島に残れたのも、帰れるのも、選択肢があったのは畑所有者だけ。渡航許可で簡単に渡れ、外国の意識すらなかったから、日本に残るとか祖国に帰るという感覚も無く(国の統廃合で雇用も国や国境の定義も混乱してるんだから)、今日の食事代を稼げる雇用探ししか考える余裕もなかった」
私はこのように聞いておりましたので、その限りでは「一旗上げにやってきた人達」って認識と大きくズレてる気がします。
外国人参政権はいろいろ話題になってますから、ブログを読ませてもらいました。
とあるサイトでは、外国人参政権はお互いの国が相互認めてるから参政権を与えてると書いてあったが本当かどうかは知らないが、理屈からいえば相互利益となると相互の国で認めるのが良いと思う。
そうなると、在日韓国人だけを考えてはいけないことになる。
在韓日本人はどうなんだろう?
ネットで調べたところ、在韓日本人の参政権は否決されてるらしいです。
互いの国で認め合ってない世の中である以上、参政権を認められることはないと私は思う。