南スーダンPKOへ派遣命令
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南スーダンPKOへ派遣命令

12月20日 16時37分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

一川防衛大臣は、20日午後、アフリカの南スーダンに国連のPKO=平和維持活動として陸上自衛隊の施設部隊などを派遣するため、自衛隊に対し部隊の派遣命令を出しました。

政府は20日の閣議で、ことし7月に独立した南スーダンの首都ジュバに、国連のPKOとして、来年10月末まで、道路などのインフラ整備に当たる陸上自衛隊の施設部隊を、最大で330人、物資の補給などの調整に当たる支援部隊を、周辺国のウガンダやケニアも含め、最大で40人派遣する実施計画を決めました。これを受けて、一川防衛大臣は20日午後、防衛省・自衛隊の幹部を集めた防衛会議を開き、「ことし3月の東日本大震災に対応した自衛隊の活動の成果を、国際的にも発揮することが重要だ。誕生まもない南スーダンの国づくりに、施設部隊の足跡を残したい」と述べました。そして、自衛隊の折木統合幕僚長らに対し、部隊の派遣命令を出しました。会議のあと、一川大臣は記者会見し、「隊員が安心して活動できるよう対応していきたい」と述べました。防衛省は来月11日から、最初の部隊として、陸上自衛隊・中央即応集団の隊員およそ210人を順次派遣し、現地で宿営地の設営の準備などに取りかかる方針です。