WTOがロシア加盟を承認 154カ国目の加盟国に
[ジュネーブ/モスクワ 16日 ロイター] 世界貿易機関(WTO)は16日、ロシアの加盟を承認した。ソビエト崩壊後の加盟申請から18年間にわたる交渉がようやく終了し、ロシアは今後批准手続きを経て154カ国目の加盟国となる。
ロシアのメドベージェフ大統領はジュネーブで開かれたWTO閣僚会議に宛てたメッセージのなかで「この長く複雑な交渉の結果(として得られた加盟承認)は、ロシア、およびロシアの将来の貿易相手国の双方にとり恩恵をもたらす」と述べた。
ロシアの経済規模は、WTO非加盟国としては最大の1兆9000億ドル。資源依存度が高いロシアは2008年の原油価格急落で痛手を受けているが、WTO加盟により経済の多様化に弾みがつくと期待されている。
ロシアは向こう6カ月以内に加盟を批准し、批准から30日以内に正式な加盟国となる。
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