WTOがロシア加盟を承認 154カ国目の加盟国に

2011年 12月 17日 04:34 JST
 
check

[ジュネーブ/モスクワ 16日 ロイター] 世界貿易機関(WTO)は16日、ロシアの加盟を承認した。ソビエト崩壊後の加盟申請から18年間にわたる交渉がようやく終了し、ロシアは今後批准手続きを経て154カ国目の加盟国となる。

ロシアのメドベージェフ大統領はジュネーブで開かれたWTO閣僚会議に宛てたメッセージのなかで「この長く複雑な交渉の結果(として得られた加盟承認)は、ロシア、およびロシアの将来の貿易相手国の双方にとり恩恵をもたらす」と述べた。

ロシアの経済規模は、WTO非加盟国としては最大の1兆9000億ドル。資源依存度が高いロシアは2008年の原油価格急落で痛手を受けているが、WTO加盟により経済の多様化に弾みがつくと期待されている。

ロシアは向こう6カ月以内に加盟を批准し、批准から30日以内に正式な加盟国となる。

写真

学友が語る金正恩氏の素顔

スイスで教育を受けたとされる後継者の金正恩氏。学友の一人は、同氏はバスケットボールの大ファンだったと振り返る。
  記事の全文 | 特集ページ 

 12月16日、WTOがロシアの加盟を承認。加盟申請から18年間にわたる交渉がようやく終了し、今後批准手続きを経て154カ国目の加盟国となる。写真はモスクワ市内。10月撮影(2011年 ロイター/Anton Golubev)

ロイター・オンライン調査

 ハッカー集団のアノニマス
 アルカイダのビンラディン容疑者
 リビアのカダフィ大佐
 菅直人前首相
 アップルのジョブズ前CEO
 女子サッカーのなでしこJAPAN
 オリンパスのウッドフォード元社長
 パパンドレウ前ギリシャ首相
 福島第1原発の作業員
 その他
2011年 あなたが選ぶ「今年の人」
写真
オリンパスの誤算

不正会計への刑事捜査、ブランドの失墜、求心力を失った社内組織。いまだ打開の道筋が見えないオリンパス問題の核心に迫る特別レポート。  記事の全文