放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~

清志郎が生きていたら、今の現状に何を叫んでいたんだろう。

宮城の放射線量過去平常値 0.0176~0.0513μSv/h(文科省発表)
堀場製作所Radi PA-1000でγ線(μSv/h)を測定。

脱原発!No nuclear! 自然エネルギーへの転換を!
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特命報道記者X 2011
“1000年に一度”と言われる未曾有の被害をもたらした「東日本大震災」。原発事故で苦しむ福島については、楽観論から悲観論まで、ありとあらゆる解説がなされる。実際のところ福島の25年後の姿はどうなっているのか? 事故から25年目のチェルノブイリ、汚染区域内外に暮らす人々の食と健康、生活の現状を徹底取材。福島復活への課題を明らかにすると共に、今後どのように原子力と向かい合っていくべきかを考える。

■福島20km圏内の現実
 災害対策法により、報道記者も福島20km圏内(警戒区域)の取材は制限される。ごくたまに見る福島20km圏内の映像は、場所や時間が限定されたものがほとんどで、これまで汚染地域のありのままの現実を肌で感じることはできなかった。そこで取材班は、あらゆる人脈を駆使して、20km圏内の取材を繰り返した。信じがたい数値を記録する空間線量のなか、そこには、餓死した牛たちが朽ち果てている牛舎など、衝撃的な光景が広がる。そんな福島の未来は、どうなっていくのか。番組は、その答えを、過去の原子力事故に求める。

■ウクライナ・ベラルーシ/チェルノブイリ「食と健康」
 原発への道すがら、「赤い森」と呼ばれる高レベル汚染地域に立ち寄ると、事故から25年経過ても空間線量で100μSを超えている。原発内には、未だ3500人が働き、使用済み燃料の管理などに勤しむ。
 ベラルーシの汚染地域の畜産農家は、未だに汚染された牛乳の対応に追われていた。また、この一家の大好物である乾燥キノコも、取材班が検査場に持ち込むと、基準を9倍上回る汚染が判明。こうした汚染による内部被曝の影響を調べるため、ベラルーシ政府が手配する病院に向かうが、全員が徹底して「今はもう健康に影響しない」と答える。そこで監視の目を盗んで市内の病院を取材すると、健康被害に関して隠されてきた実態を知ることに…。国家ぐるみの、原子力にまつわる情報統制を目の当たりにする。
 ウクライナでは、汚染地出身の孤児が受ける、困難な心臓の手術に密着する。

■福島20km圏内に帰る日
 福島原発のある大熊町は、すっぽりと警戒区域の中にあり、すべての住民が集団で避難生活を強いられている。先日行われた町長選挙では、いつの日か必ず帰るという公約を掲げた現職が勝利した。町長と共に大熊町に入り、除染の実際を視察すると、簡単には戻れない実態に直面する。肩を落とす町長だったが、町の端に比較的線量が少ない場所があり、その「希望の場所」への集団移転を目指す。

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作業員「政府ウソばかり」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2011121702100006.html
東京新聞 2011年12月17日

 「冷温停止状態」を通り越し「事故収束」にまで踏み込んだ首相発言に、福島第一原発の現場で働く作業員たちからは、「言っている意味が理解できない」「ろくに建屋にも入れず、どう核燃料を取り出すかも分からないのに」などと、あきれと憤りの入り交じった声が上がった。

 作業を終え、首相会見をテレビで見た男性作業員は「俺は日本語の意味がわからなくなったのか。言っていることがわからない。毎日見ている原発の状態からみてあり得ない。これから何十年もかかるのに、何を焦って年内にこだわったのか」とあきれ返った。

 汚染水の浄化システムを担当してきた作業員は「本当かよ、と思った。収束のわけがない。今は大量の汚染水を生みだしながら、核燃料を冷やしているから温度が保たれているだけ。安定状態とは程遠い」と話した。

 ベテラン作業員も「どう理解していいのか分からない。収束作業はこれから。今も被ばくと闘いながら作業をしている」。

 原子炉が冷えたとはいえ、そのシステムは応急処置的なもの。このベテランは「また地震が起きたり、冷やせなくなったら終わり。核燃料が取り出せる状況でもない。大量のゴミはどうするのか。状況を軽く見ているとしか思えない」と憤った。

 別の作業員も「政府はウソばっかりだ。誰が核燃料を取り出しに行くのか。被害は甚大なのに、たいしたことないように言って。本当の状況をなぜ言わないのか」と話した。

【注:この記事の著作権は東京新聞に帰属します。】

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東電が“原発抜きの夏”を試算 今年上回る供給力
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011112201002278.html
共同通信 2011/11/22 17:38

 東京電力が来年の夏に向け、保有する全ての原発が東日本大震災の影響や定期検査で停止しても、火力発電や揚水式発電の増強により、今夏の最大供給力を上回る約5700万キロワットを確保できるとの試算をまとめたことが22日、東電関係者への取材で分かった。

 東電は福島第1原発事故後も「原子力は重要な基幹電源」との立場を変えていないが、実際には原発がなくても計画停電などの影響が出ない可能性が高い。原発を中心とした供給計画を立てているほかの電力会社にも影響を与えそうだ。

 国内の商業用原子炉54基のうち、東電は電力会社トップの17基を保有している。

【注:この記事の著作権は共同通信に帰属します。】
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 福島産など東北の汚染されてる食べ物を、『食べる』・『食べない』は、一人一人が自分で考え、自分で判断しなきゃならないと思う。
 福島産など東北産を支援しようとする人たちは汚染された食べ物を食べればいいが、食べたくないと思っている人たちに押しつけるものではないと思う。
 食べる食べないは自己責任。早ければ、あと4年~5年で、その判断の結果が出るんじゃないのか?!

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チェルノブイリ地区の放射性物質からの開放
 13. Decorporation of Cherrnobyl Radionucleides
 V.B. ネステレンコ、 A.V. ネステレンコ
 Institute of Radiation Safty (BELRAD 研究所)

1.ペクチン含有の食品、飲み物の摂取を積極的に心掛けること(特に、リンゴ、干しブドウ、ブドウ、海藻類にはペクチン質が豊富なので積極的に摂取する)

2.特に、子供と妊娠した女性は上記のペクチン含有食品を積極的に摂取する

3.放射線核種で汚染された可能性のある地域の住民は、非汚染のクリーンな食品類の摂取はもちろんであるが、しかし極めて困難であることからなるべく食物繊維の豊富な食品を毎日の生活の中に規則的に摂取できるように工夫する

4.特に有効性が高いリンゴペクチンの摂取が進められるが、このペクチン質は皮付きリンゴ一個(約200g)当たり約0.2~0.8%(約 0.4~1.6g)含み、食物繊維としては2%(約4g)含むので、ペクチンの効果的な一日摂取量を2g/dayとすれば、リンゴ一個半から五個を食べることになるが食物繊維も存在することから毎日皮付きリンゴ二個程度が推奨される(ネステレンコ博士論文で使用されたVitapectは毎日 10g(5gX2回)服用しているがペクチン質が20%なのでアップルペクチンとして2gを摂取したことになる)

5.製品化されている低分子化アップルペクチンの摂取ができれば理想的である(低分子化されたアップルペクチンは活性酸素の消去能に優れている(田澤))

6.野菜やキノコ類は水に浸す、茹でる、塩漬け、酸漬けにすることで汚染した放射線核種量を数分の一に減らすことができる

7.Cs-137の体内取り込みは、94%が食べ物から、5%が飲み物から取り込まれ、残りの1%は空気からであることを知っておく

8.子供に対するCs-137の影響は、特に心血管系、神経系、内分泌系、免疫系と腎臓、肝臓、眼などあり、病的変化をもたらす

9.ペクチンは消化管でCsに化学的にイオン結合するといわれており、他にも緩衝作用、吸着力、解毒作用(G. Malyoth)と静菌作用(田澤)を発揮することから総合的に便量を増やしCs-137にも有効に作用すると思われる

10. ペクチン摂取は、血清K,Zn,Cu,Feなどの微量ミネラルのバランスには影響しない(V.Nesterenko)
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玄米のフィチン酸 (ウィキペディア)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%81%E3%83%B3%E9%85%B8
 『フィチン酸』→キレート作用が強く、多くの金属イオンを強く結合する
 フィチン酸は未精製の穀物や豆類に多く含まれる。フィチン酸は鉄、亜鉛など重要なミネラルに対して強いキレート作用を示すため、一方、この性質が腸管での酸化ダメージを減らすことで大腸がんの予防に役立つ可能性がある。抽出したフィチン酸を添加した1925年の研究を根拠に、食品中のミネラルやタンパク質との強い結合となっている場合に、消化吸収を妨げる方向に働くと考えられてきた。
 しかし、現在では糠などに閉じ込められた状態ではミネラルの吸収に問題が見られないことがわかってきた。
 ただし、ミネラルが著しく少ない食事において、フィチン酸が大量の場合にミネラルの吸収を阻害する可能性があり、この作用は必須ミネラルの摂取量が著しく低い発展途上国の子供のような人々には好ましくない。

 1960年代から食物繊維が大腸がんを予防するのではないかと考えられてきたが、1985年、がんを予防しているのは食物繊維ではなくて繊維に含まれる フィチン酸の摂取量が多い場合に大腸がんの発生率が少ないことが報告された。その後、フィチン酸の単独投与によってがんの抑制作用が観察されていった。
 1998年には京都で、フィチン酸などの米ぬか成分に関する国際シンポジウムが開かれ、フィチン酸の生理作用の研究報告がなされた。尿路結石や腎結石の 予防、歯垢形成の抑制、大腸がん、乳がん、肺がん、皮膚がんの予防に役立つ可能性がある。抗がん作用や抗腫瘍作用、抗酸化作用による治療への応用が期待さ れて研究が進められている。イノシトールとの同時に摂取したほうが効果が吸収されやすい。現在では、単独に遊離されたサプリメントが流通している。
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放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-1012

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 10月30日放送のETV特集「果てしなき除染 南相馬市からの報告」にて使われなかった児玉龍彦東大教授の言葉
http://toriiyoshiki.blogspot.com/2011/10/blog-post_29.html

「年間線量1ミリシーベルト以上の人は避難する権利がある。国と東電はそれを保証する義務がある」
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電離放射線障害防止規則
(昭和四十七年九月三十日労働省令第四十一号)
最終改正:平成二三年一月一四日厚生労働省令第五号

第三条 (管理区域の明示等)
 放射線業務を行う事業の事業者(第六十二条を除き、以下「事業者」という。)は、次の各号のいずれかに該当する区域(以下「管理区域」という。)を標識によって明示しなければならない。

一 外部放射線による実効線量と空気中の放射性物質による実効線量との合計が三月間につき1.3ミリシーベルト(年間5.2mSv、毎時約0.6μSv)を超えるおそれのある区域
二  放射性物質の表面密度が別表第三に掲げる限度の十分の一を超えるおそれのある区域
2 前項第一号に規定する外部放射線による実効線量の算定は、一センチメートル線量当量によつて行うものとする。
3 第一項第一号に規定する空気中の放射性物質による実効線量の算定は、一・三ミリシーベルトに一週間の労働時間中における空気中の放射性物質の濃度の平均(一週間における労働時間が四十時間を超え、又は四十時間に満たないときは、一週間の労働時間中における空気中の放射性物質の濃度の平均に当該労働時間を四十時間で除して得た値を乗じて得た値。以下「週平均濃度」という。)の三月間における平均の厚生労働大臣が定める限度の十分の一に対する割合を乗じて行うものとする。
事業者は、必要のある者以外の者を管理区域に立ち入らせてはならない。
5 事業者は、管理区域内の労働者の見やすい場所に、第八条第三項の放射線測定器の装着に関する注意事項、放射性物質の取扱い上の注意事項、事故が発生した場合の応急の措置等放射線による労働者の健康障害の防止に必要な事項を掲示しなければならない。

第四十一条の二(喫煙等の禁止)
 事業者は、放射性物質取扱作業室その他の放射性物質を吸入摂取し、又は経口摂取するおそれのある作業場で労働者が喫煙し、又は飲食することを禁止し、かつ、その旨を当該作業場の見やすい箇所に表示しなければならない

2 労働者は、前項の作業場で喫煙し、又は飲食してはならない。

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果てしなき除染 ~南相馬市からの報告~
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1030.html

 広島型原爆168個分の放射性セシウムが環境中にばらまかれた福島原発事故。住民が安心して暮らしていくためには、環境から放射性物質を取り除く「除染」が欠かせない。国は「放射性物質汚染対処特別措置法」を定め、年間放射線量が1ミリシーベルトを超える地域については国が責任をもって除染を行う方針を明らかにした。

 しかし、具体的な方策についてはまだ何も決まっていないのが現状だ。

 福島県南相馬市では、いまも2万5千人以上が町を離れ、避難生活を続けている。とりわけ放射線量が高い山あいの地域では、影響を受けやすい子どもたちは避難させ、高齢者だけが放射能におびえながら暮らしている家庭も少なくない。

 原発事故による家族の分断が始まっているのである。

 放射線量が下がらない限り、子どもたちは町に帰ってこられない。このままでは地域の衰退にもつながりかねないと危機感を深めた南相馬市では、国に先駆けて除染に乗りだしたが、市内すべてを浄化するには途方もない時間と費用がかかることがわかってきた。内部被ばくの専門家である東京大学の児玉龍彦教授は国の無策に怒りを隠さない。

 なんとか地域を甦らせたいと願う南相馬の人々の除染への果てしない挑戦を描く。

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福島原発周辺40キロの住民は避難すべきだ
 -米国の原発専門家
アーノルド・ガンダーセンが緊急警告
http://gendai.net/articles/view/syakai/132121
Gendai net 2011年8月16日 掲載

土壌は300年元には戻らない <がん患者は100万人単位で増えていく>

 原子力発電に携わってほぼ40年になります。全米70カ所の原発で運営・管理した経験をもとにお話しします。
 まず日本の方に大変重要なことをお伝えしなければならない。それは福島第1原発の4基すべてから、いまだに放射性物質が放出されているという事実です。
 3月中旬の水素爆発で飛散が終わったと考えていたら間違いです。確かに9割はあの時の爆発で放出されたかもしれない。しかし、それで終わりではない。
 ですから環境汚染は計り知れないのです。放出を防ぐには、建屋を覆いかぶせるテントなどを使わない限り無理です。物理的に阻止できるまで、今後も数カ月間は放射性物質が飛散すると考えてください。
 もう一点、大事なことは汚染水が建屋の最下層から地中に流れ出ていると考えら れることです。誰一人として肉眼で確認はできませんが、これは確かなことだと思います。炉心は溶融して格納容器の底から建屋の下にまで落ちていると考えら れる。日本政府は炉心を取り出すまでに今後10年はかかると言っていますが、炉心を取り出す技術などありません。
 スリーマイル島事故の時は燃料は溶けて原子炉の底に落ちましたが、福島の場合は一番底までメルトスルーしたのです。これは建屋の下の土壌と地下水が汚染されたということで、一度高濃度に汚染された土壌は今後300年は消えません。
 周辺住民の避難指示は半径20キロでは不十分です。最低でも40キロというのが私の考えです。残念ながら日本政府はその数字を信じようとしません。悲しいことです。

 あまり煽(あお)りたくありませんが、今後10年でがんを発症する人は100万人単位になるかもしれません。最初の5年で甲状腺がんや甲状腺異常が顕著になります。次に50キロ以内の地域で肺がんの発症率が今よりも20%上昇するでしょう。この数字はノースカロライナ大学の免疫学者スティーブ・ウィング助教授が算出した数字です。そして10年で骨腫瘍や白血病、肝臓がんも増えてくると思われます。福島の現状というのはこれくらい深刻なのです。日本政府は十分にこのことを肝に銘じて、スピーディーな対応を取ってほしいと切に願います。(つづく)

▽アーノルド・ガンダーセン氏
 原発のコンサルティング会社「フェアウィンズ・アソシエーツ」チーフエンジニア。元原発関連会社上級副社長。
 原子力工学が専門で、スリーマイル島事故の調査でも活躍した。

【注:この記事の著作権はGendai netに帰属します。】

放射能はいらねえ~ 牛乳を飲みてぇ~-1218

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福島・伊達市で除染作業の男性死亡 被ばくとは関係なし?
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/12/kiji/K20111212002230870.html
スポーツニッポン新聞社 2011年12月12日 21:30

 12日午後1時ごろ、福島県伊達市霊山町下小国で、内閣府の委託事業として除染活動していた建設会社(仙台市)の男性作業員(60)が車内で倒れていると元請けの西松建設が119番した。男性は約1時間後に搬送先で死亡が確認された。政府の原子力災害現地対策本部が発表した。

 対策本部は、死因は明らかにしていないが、現地の空間放射線量が比較的低いことから、被ばくとの関係はないとしている。

 対策本部によると、男性は同日午前10時ごろから、他の作業員とともに集会所付近の側溝の汚泥をさらっていた。昼休み後に作業現場に戻ってこなかったため、別の作業員が捜していた。男性は運転席で昼食を取っていたとみられる。

 この事業は除染方法を調べるため、委託先の日本原子力研究開発機構が8月から伊達、南相馬両市を対象に実施。実際の作業は建設会社側が請け負っていた。

【注:この記事の著作権はスポーツニッポン新聞社に帰属します。】

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福島原発3号機“核爆発”を起こした!専門家が断言
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20111213/zsp1112130929001-n1.htm
★原発を造った男たちの原発批判を聞け!2011.12.13


「福島第一原発3号機で3月14日に起きた爆発はピカドン(核爆発)だ!!」

 そう語るのは、’10年の春まで日本原子力安全基盤機構(JNES)で原発検査員を務めていた藤原節男氏。原発の施設と運用について隅々まで知る専門家の一人だ。

 「3号機の爆発では、一度ピカっと炎が出た後、ドーンと黒煙がまっすぐ建屋上方へと立ち上っています。水素爆発であんな黒い煙は出ません。キノコ雲の形状といい、核爆発の現象に酷似している」

 しかし、政府、東電の発表では、原子炉内部は安定を取り戻してきているはずだが?

 「重要な放射能飛散原因は、使用済み燃料プールです」

 彼は一原発を陸側から写した航空写真を取り出した。

 「建屋上部フレームは、使用済み燃料プールの場所が吹っ飛んでいます。プール内で爆発が起こり、そこにあった燃料棒は飛び散ってしまったと思われます」

 だが、たとえ使用済み燃料が溶融して下に溜まっても、果たしてそれで核爆発は起きるのだろうか。

 「3号機の燃料プール内では、爆発が生じるまでに冷却水が少なくなり、ジルカロイ・水反応で水素が発生。上方の燃料被覆管が溶けて、中のペレットはブロック崩し状態。プール内が原子炉さながら、小出力で臨界状態となって水が沸騰したと思われます。そして、プール水面上方で水素爆発。その圧力で沸騰水中のボイド(水蒸気)が圧縮。ボイド反応度係数はマイナスなので、一気に核分裂の反応度が高まり、即発臨界の核爆発が起きた。3号機爆発のスローモーションビデオを観ると、爆発音が3回聞こえる。これが、水素爆発の後に核爆発が生じた証拠です」

 続いて彼が指差したのは、排気筒と3号機を結ぶ配管部分だ。太いパイプはそこで断裂し、短い管が口を空けて転がっている。

 「東電は、定期点検中の4号機で水素爆発が起きたのは、3号機で発生した水素がこの配管を通って、4号機建屋に入ったためだと説明しました。しかし写真を見ると、このとおり配管は繋がっていない。4号機でも使用済み燃料プール内で水素が発生して、爆発したと言える。3、4号機爆発とも、使用済み燃料プールの水素なら、1号機も使用済み燃料プールの水素による爆発ではないか。これら重要な事故シナリオについて、誰もダメ出しをしていない」

 彼は、脱原発の技術者たちにもこれら事故シナリオ内容を投げかけたが、コメントを控えたという。「日本の技術者は、自分の専門領域以外のことにはなかなか発言しようとしない」と藤原氏は苛立つ。



解説者:米国 フェアウィンズ・アソシエーツ社チーフエンジニア アーニー・ガンダーソン氏。
    米国のスリーマイル原発事故の際、事故調査団のメンバー

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NHK教育テレビ サイエンスZERO 土曜日(金曜深夜)午前0:00~0:30
シリーズ原発事故④ 内部被ばくの実態を探る
http://www.nhk.or.jp/zero/schedule/index.html

 東京電力福島第一原発の事故によって汚染された水や食べ物を通した内部被ばくが心配されています。
 子どもたちの健康に影響はないのか? 
 内部被ばくの実態を探ります。

再放送
2011年12月22日(木) [Eテレ] 午後6:55~午後7:25
2011年12月29日(木) [デジタル教育2] 午後2:00~午後2:30

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