NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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原発運転差し止め訴訟提訴へ

玄海町にある玄海原子力発電所は、住民の暮らしを脅かしているなどとして、九州各県の住民ら７００人余りが、玄海原発の運転の差し止めを求めて、来月、佐賀地方裁判所に訴えを起こすことを明らかにしました。
これは、１８日、九州各県の弁護士らでつくる原告の弁護団が佐賀市で記者会見を行って明らかにしたものです。
弁護団によりますと、訴えでは、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原発の危険性が明らかになったとした上で、玄海原発も周辺の住民の安全を脅かしているとして、九州電力と国に対し、玄海原発のすべての原子炉の運転を差し止めるよう求めるとしています。また、弁護団の呼びかけに対し、これまでに九州各県の住民７００人余りが原告団に加わる意思を示しているということで、弁護団ではさらに原告に加わる人を募りたいとしています。
その上で、来月３１日に佐賀地方裁判所に訴えを起こすということです。
訴えについて、原告団の団長を務める予定の元佐賀大学学長の長谷川照さんは「裁判では電力会社や行政の姿勢も問うた上で、原発問題を根本からただしていきたい」と述べました。
玄海原子力発電所をめぐっては、別の佐賀市の市民団体もすべての原子炉の運転差し止めを求めて、年内にも提訴する方針を明らかにしています。

12月18日　19時30分

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