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ショーケース

Skeed Cast事例

ハイブリッド提案、物とサービスの融合を目指して

古くは、懐かしのアニメ「キャプテン翼」等の制作協力等をへて、近年では「爆丸バトルブローラーズ」、「夢色パティシエール」など、シリーズものアニメーション制作を中心として活躍中の株式会社 スタジオ雲雀様。

2000年を過ぎたあたりからアニメーション業界では、デジタル化の進展していったが、テレビのハイビジョン化に伴いデータの大容量化が顕著になってきた。一方、海外拠点との水平分業も進む一方であり、スピーディーかつ、安全なデータの授受を実現する必要があった。

そのため、2011年9月末よりSkeedSilverBullet™を用い、懸案であった現地と日本との業務サイクルを短縮、デイリーで回せる環境を実現した。

  • デジタル化の波に応じた「ハイブリッド提案」

    • 株式会社 スタジオ雲 雀様(以下、スタジオ雲雀)は、1979年、アニメの仕上専門スタジオとして設立、以来アニメーション制作の元請け会社として数多くの作品を手がけているスタジオです。

      近年アニメーション制作業界全体問題の1つに、国内若手スタッフの減少があります。

      もともとアニメーション業界では、分業化でのワークスタイルが根付いており、コスト削減のため、多くの制作会社は、韓国や中国に依頼してきました。よって、国内スタッフが育ちにくく、減少傾向にあります。

      そのため、これらの国と日本との間で、毎日のように原稿をピックアップしては、ハンドキャリーで届けるという国際バイク便のような輸送体制も構築されています。スタジオ雲雀でも、近年は韓国や中国の動画会社への依頼が増加する傾向にありました。とシステム管理チーフ齋藤氏は語る。

      北田 哲也 氏

      株式会社 スタジオ雲雀
      システム管理
      チーフ 齋藤 成史 氏

      ただし、そのままでは他社との差別化には不十分と感じていたため、スタジオ雲雀では、「クォリティ面から自社製品をコントロールでき、同時に直接関与できること」を条件としつつ、2008年ごろから東南アジアを開拓し始め、新天地としてベトナムを選定するに至りました。

      とはいえベトナムは、原稿を空輸するにも距離があるためFTPを用いてファイルの授受を行っていました。ところがアニメーション1秒は約24コマ。ということは、日本から依頼したデータは、少なくとも十数倍の容量に増えたデータとして戻ってくることになり、時間を要するデータ授受自体が大きな悩みでした。さらには業務サイクルの短サイクル化(週次から日次へ)に取り組む上でも、従来技術の延長ではない新しい高速ファイル転送手段を、切実に必要とするようになりました。

      自社スタッフが飛行機を利用してベトナムへ飛び、現地入りするには、最低12時間もかかりコストもリードタイムもかかります。「これはまずい」。日本だけでなく、ベトナムのネットワークも見ている立場上、どうしたら現地とのデータ授受が低コストで、スピーディー、かつ安全に実現できるかいろいろ模索していました。(齋藤氏)

  • スモールスタートが大きな決め手

    • スタジオ雲雀では、日本とベトナムの間で連携した日次業務を行う必要があり、作業時間を現地のコアタイムに合わせる工夫が必要でした。

      また、日本で必要とする時間に間に合うようベトナムから送信しようとすると、現地では夕方にあたり、ネットワーク回線が混み合う時間帯とぶつかってしまう問題がありました。そのため、「現地回線がもっとも混み合う時間帯であっても、現地の制作データを速やかに送ってもらい、日本で確認」、「翌朝にはまた日本から制作用データを届ける」という流れを確立したかったのです。

      例えばベトナムから日本に200MBのデータを送る場合、FTTH上でFTPを用いて送ると、300~800Kbpsの転送速度がせいぜいです。

      北田 哲也 氏

      その上、回線品質が悪いため、転送途中でのエラーや再度ダウンロード、時間帯による回線速度差など・・・問題も多発し、結果、受け取るだけで何時間も掛っていました。かといって、専用回線はコストがかかりすぎます。デイリーで業務サイクルを回すのは、どうにも厳しい状況にあったのです。

      「低コスト」「スピーディ」「セキュリティ」+「簡単」「便利」。シビアに検討した結果、ソフトウェアで実現するSkeedSilverBullet™は、求める要件をすべて満たしており、評価に値しました。(齋藤氏)

  • 最大30倍のスピード、リードタイムの大幅削減

    • 約半年間の評価と検証を積み重ねたのち、2011年9月末に、SkeedSilverBullet™の本格稼働を開始しました。 今では、ベトナムとのデータのやり取りを、最大約30倍のスピードで、一日あたり平均10回は行っているという。

      導入にあたり「2年ほど前から、Extreme File Transferという新技術領域には関心があったため、抵抗はありませんでした。SkeedSilverBullet™は、「帯に短し襷(たすき)に長し」の製品が多い中、エンタープライズ寄りにも関わらず、非常に扱いやすくコンシューマー向け要素も満たしており、双方を両立した製品だと思います。
      何といっても、導入が簡単で、非常に扱いやすい製品でした。

      今後は、業界的に扱うデータ容量は増えていくと思うので、活用のシーンはもっと増えると思う。」(齋藤氏)

株式会社 スタジオ雲雀

本社    : 東京都練馬区豊玉北五丁目32番6号
創立    : 1979年7月
資本金 : 1,000万円

スタジオの名は、「たとえ小さくとも美しい声で鳴く、 ヒバリのようなスタジオにしたい」との願いから付けら れており、今後もクォリティの高い製品の制作を目指します。