【ニューヨーク共同】17日にニューヨークで開かれた国連総会第1委員会(軍縮)で、核廃絶決議案を提出し北朝鮮の核開発中止を求めた日本に北朝鮮が反発、「日本は米国との間に(核)密約を結んだ。兵器級プルトニウムも保有している」と主張し「日本には核問題を論じる資格がない」と日本非難を展開したことが18日分かった。
北朝鮮は「わが国は核(攻撃)の脅威にさらされ、その結果として核抑止力の保有を宣言した」とも主張した。
これに対し日本は、非核三原則に基づき核兵器の国内持ち込みは認めていないと反論。核拡散防止条約(NPT)に従い、国際原子力機関(IAEA)も日本の核開発は平和目的と認めていると説明し、NPT脱退を表明してIAEAの査察も拒否している北朝鮮との違いを強調した。
北朝鮮はさらに、日本の宇宙開発を軍事目的と批判。日本は「平和目的のみ」と反論した。
(2011年10月19日)
金正日総書記が死亡したことを伝える中国中央テレビの映像=19日、北京(共同)
北朝鮮の金正日総書記死去を報じるテレビ番組=19日午後0時37分、大阪市浪速区の上新電機
ソウル駅で金正日総書記死亡を報道するテレビを見る市民=19日(共同)