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【グラニュース】


ピクシー思い新た 来季こそ出る

2011年12月20日 紙面から

 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(46)が、8日から18日まで開催されたクラブワールドカップ(W杯)で、FIFA(国際サッカー連盟)テクニカルメンバーとして全8試合を視察。ハイレベルの戦いを目の当たりにして「来年こそ、我々が出場したい」と強い決意をみせた。

 選手時代はもちろん、ピクシー監督になってからも、こんなにじっとしている姿は見たことがなかった。1日2試合で4時間以上、出場各クラブのプレーを分析し、レポート用紙にペンを走らせ続けた。

 「とっても忙しいんだ」と困ったような顔だったピクシー監督。だが世界最先端の技術、戦術を食い入るように見つめた時間は濃密で刺激的だったようだ。豊田スタジアムではグランパスの午前練習を終えた後、夕方から2試合。横浜との2往復で、試合のない時にはFIFAの会合に出席したり、要人の案内役を務めた。

 欧州の仲間から「本当は君が出たかった大会に、手伝ってもらって申し訳ない」と言われても、ピクシー監督は「われわれはベストを尽くしたから仕方がない。日本でやる大会に力を貸すのは当たり前」と、喜んで協力。

 グランパスは今季、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)16強。日本以外のクラブが優勝したため、J1王者に出場権が与えられたが、柏に勝ち点1及ばず2位だった。

 「もちろん、地元で開催される大会に出たかったが悔いはない。自分たちが出ていたらと想像することはないが、来年は、われわれがここでプレーしたい」

 準決勝でサントスと柏の好勝負を見届けると、FIFA役員の顔から、グランパスの指揮官の顔になった。超多忙スケジュールを終えて、21日の天皇杯4回戦、柏戦(瑞穂陸)に集中。最後のタイトルへ向けて、世界4位との対決に臨む。 (木本邦彦)

 

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