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金総書記死去:平壌では泣き叫ぶ市民

金正日総書記死去を受け、金日成主席の像の前に集まった市民=テレビ映像から、AP
金正日総書記死去を受け、金日成主席の像の前に集まった市民=テレビ映像から、AP

 【北京・米村耕一】金正日総書記の死去が公表された19日、平壌市内の各地で、金日成主席の銅像や金総書記の功績をたたえる石碑の前に多くの市民が集まり、大声で地面をたたくなどして泣き叫んだ。国営朝鮮中央通信が映像を自社のホームページ上に掲載した。

 映像によると、詰め襟姿の高校生と見られる男女が石碑の前に整列し、石碑に描かれた金総書記の肖像画に向かって「お父さん」と叫んだ。また、金主席の銅像の前には軍服姿の初老の男性らが「私たちはどうすれば良いのですか、お話しください」と銅像に向かって呼びかけた。映像の最後では電線工場で働く女性、金オクソンさん(24)が「青年大将金正恩同志をさらにしっかりと支えていく」と涙ながらに語った。

 一方、北京市内の北朝鮮大使館にも、次々と花束を抱えた北京在住の北朝鮮市民らが訪れた。目を真っ赤にして泣きはらした人もいた。集まった各国メディアに伝えられて金総書記の死去を初めて知った男性もおり、「私たち国民はこれからどうすればいいのか」と取り乱していた。

毎日新聞 2011年12月19日 19時43分(最終更新 12月19日 20時12分)

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