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【グラニュース】


ダニルソン、真冬も超人

2011年12月19日 紙面から

天皇杯4回戦の柏戦に向けて練習する名古屋MFダニルソン(左)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスのMFダニルソン(25)が日本で初めて真冬のナイターに挑む。21日の天皇杯4回戦、柏戦(瑞穂陸)は19時開始。南米コロンビア出身のダニルソンにとっては厳しい条件だが、2009年に1年間札幌でプレーした経験から、抵抗がないことを強調。気温5度前後でも、超人ぶりを発揮する。

 練習を終えてクラブハウスから出てきたダニルソンはV字ネックのTシャツに薄手のカーディガンを羽織っただけ。分厚い防寒着姿のチームメートを横目に、南米育ちの弱点を否定した。

 「確かに僕は、コロンビアの暑いところで育ったけど、札幌にいたから、これくらいの寒さは全然、苦にならないよ」

 18日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで午前11時から始まった練習では気温7度。跳びはねるように動いてボール回しを楽しんだ。

 来日した09年にJ2札幌でプレー。12月下旬の公式戦が今回初めてなら、雪の試合も経験したことがない。それでも「マイナス14度の日があったし、練習中にすごい雪が降ってきて中止になったこともある」と何があっても驚かない。

 一流ならではのプラス思考。気温5度前後が予想される真冬のナイターは、夏より20度以上下がるが、自らの最も寒い体験より、20度も上がっていると思えば、めいらない。

 ブラジルから来日して15年以上たつ三都主が「慣れてはきたけど、寒いのはやっぱり大変」と苦手意識が抜け切らないのを聞くと、ダニルソンは「札幌で1年もプレーすれば、適応できるよ」と、得意げにアドバイスを送った。

 ケネディは腰痛、闘莉王は右膝痛で、すでにチームを離れた。故障でなくても外国人の場合、クリスマス休暇を与えられて天皇杯を欠場するケースがあるが、ダニルソンは「僕の契約には、天皇杯でプレーすることも含まれているから」と意に介さない。寒さを苦にしないダニルソンに、敵はいないも同然だ。 (木本邦彦)

 

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