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【プロ野球】

DeNA中畑 セを熱くする 竜V4阻止へ東都魂ぶつけ合う

2011年12月19日 紙面から

東都大学野球連盟の創立80周年記念祝賀会に出席し、壇上であいさつするDeNAの中畑監督(左から3人目)。左からヤクルトの石川、ソフトバンクの小久保、一人おいてヤクルトの久古=都内のホテルで

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 東都大学野球連盟の創立80周年記念祝賀会が18日、東京都内のホテルで開かれ、駒大出身でDeNAの中畑清監督(57)らOB、現役監督ら約1800人が出席した。来季のセ・リーグは中畑監督のほか、阪神・和田監督(日大)、広島・野村監督(駒大)、ヤクルト・小川監督(中大)と“戦国東都”出身者が4球団で指揮。新人監督ながら最年長の中畑監督は「東都魂のぶつかり合いで、胸を借りるつもりでやっていきたい」と話し、東都OB包囲網で、中日のリーグ3連覇阻止を誓った。

 東都リーグの代名詞でもある「戦国」を、セ・リーグにも持ち込む。「胸を借りるつもりで、どーんとぶつかっていこうか。やっちゃろうじゃん」。中畑監督は、ハマ言葉も交えて話した。来季から和田監督も加わり、セ・リーグは東都大学出身監督が4人。一番年上の中畑監督は同じ東都で育った指揮官の中心として、切磋琢磨(せっさたくま)しながらV3を狙う中日に挑むつもりだ。

 祝賀会でも、その人気は変わらなかったが「頭を下げてばっかりだった。80年の重みを感じた」と重鎮OBの多さに照れ笑い。母校の駒大は、小椋監督の飲酒運転問題で揺れている。壇上では「東都連盟にご迷惑をかけて申し訳ない」と頭を下げたあと、一緒に登壇した青学大OBのロッテ・井口、ソフトバンク・小久保、立正大出身の西武・西口ら12人の現役プロ選手を指して「ここにいる選手が即ベイスターズに来てくれたら何の問題もありませんが、それもできないので、選手を育てて明るい話題を提供したい。応援してください」と誓った。

 東都といえば、優勝チームが翌シーズンに最下位となり2部に落ちる“戦国”リーグ。「いろいろな大学が君臨して(しのぎをけずり)東都というレベルの高さを保つものだと思っています」。その仲間と切磋琢磨して、セ・リーグにも新風を吹き込む。「優勝」という言葉こそ使わないが、セ界に君臨してきたドラゴンズにも一泡吹かせる気は満々だ。 (後藤慎一)

 

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