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“将軍の料理人”藤本氏「改革開放に向かう」 (2/2ページ)

2011.12.20 05:03
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 最近、テレビ映像で正日将軍を見たときは、顔の血色も赤みがかり、おなかも出てきたので健康を取り戻したと思っていた。今度(健康面で)何かあると危ないと思っていたので、正恩大将との継承を済ませておくべきだった。

 正恩大将は軍の信頼はあるが、突然、正日将軍が逝かれたので、何も起きなければいいなと思う。

 正恩大将とは大将が7、8歳のときに知り合った。2000年、平壌に向かう列車の中で正恩大将がウォークマンを聴きながら窓の外を眺めていたので、2人で娯楽車両に移り、午後11時すぎから朝方4時まで5時間にわたり、飲みながらいろんな話をしたことがある。

 正恩大将は『わが国の商店には食料が入っていない。わが国だけだ。ヨーロッパの商店はものであふれている』と話していた。17歳ですでに国情を把握していた。

 正日将軍と似ているところもあるが、将軍は負けず嫌いで親分肌。正恩大将のほうが柔軟で『改革開放をやるのではないか』と思わせるところがある。また、それをやらなければ北朝鮮は崩壊してしまう。5、10年のうちに改革開放に向かうのではないか。

 拉致問題は『制裁、もっと制裁』というだけでは解決しないと思う。制裁する度に、門の内側の鍵が増え、開けられる扉も開けられなくなってしまう。 (談)

(紙面から)



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