１歳児に睡眠薬入りゼリー　名古屋・西署、女を逮捕

　１歳１０カ月の長女に睡眠薬入りのゼリーを食べさせ殺そうとしたとして、名古屋・西署は１９日、殺人未遂の疑いで名古屋市西区の無職の女（４２）を逮捕した。女児は病院に運ばれたが、命に別条はなかった。

　逮捕容疑では、同日午後３時ごろ、自宅で長女に睡眠導入剤など１８錠をゼリーに混ぜて食べさせ、殺害しようとしたとされる。容疑を認め、「長女を殺して自分も死のうと思った」と話している。犯行後、同じ敷地内に住む父親（７３）に打ち明け、父親が長女がぐったりしているのを見て１１９番した。会社員の夫（４７）は仕事で不在だった。

　父親によると、女は半年以上前に、持病の過呼吸や育児の不安からうつ病を発症し、精神科に通院。数週間前から特に症状が悪化していた。名古屋市西部児童相談所によると、これまで虐待などの相談はなかった。

（中日新聞）