NHK青森県のニュース　青森放送局

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青森山田の野球部員が死亡

１９日未明、青森市の青森山田高校の野球部の寮で、１年生の男子生徒が体調不良を訴え救急車で病院に運ばれましたが、死亡しました。
警察によりますと、男子生徒の上級生から暴行を受けたあと具合が悪くなったということで、警察は死亡との関係について慎重に調べています。
青森山田高校や消防によりますと１８日午後１１時すぎ青森市にある高校の敷地内にある野球部の寮で野球部に所属する１６歳の１年生の男子生徒が「のどに何かを詰まらせた」と体調不良を訴えて、救急車で病院に運ばれたということです。
男子生徒は病院で手当てを受けましたが１９日未明に死亡が確認されたということです。
警察によりますと、死亡した男子生徒は１８日夜、寮の中で禁じられている焼き肉をしていたところ上級生から暴行を受け、その後、男子生徒が体調不良を訴えたということです。
生徒の死亡した原因はわかっていないということで、警察は学校関係者から事情を聞いて男子生徒の死亡と暴行との関係について慎重に調べを進めています。
青森山田高校は県高等学校野球連盟に報告して調査を進めていて、「調査中のため詳細はお話しできない」とコメントしています。
青森山田高校の野球部は、青森県の高校球界の強豪の１つでこれまで春夏あわせて１１回甲子園に出場しています。
平成５年の夏の大会で初出場を果たしたあと、平成１１年の夏にはベストエイトまで進出し、平成１６年からおととしまでは６年連続で青森の代表として夏の甲子園に駒を進めました。
ことし秋に行われた東北大会でもベストフォーに入り、来年春のセンバツ大会に出場する可能性が残されています。
青森山田高校の野球部員が死亡した問題は、大阪に本部がある高野連・日本高校野球連盟にも１９日午前中に青森県高野連から連絡が入ったということです。
高野連では、詳しいことがわかり次第報告するよう青森県高野連に指示を出しましたが、幹部の１人は「亡くなっている人がいる以上、警察の捜査の行方や司法解剖の結果などの情報も必要になってくると思うので、詳細な報告書が高野連に上がってくるのは年明けになるのではないか」と話していました。

12月19日　18時58分

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