NHK北九州のニュース　北九州放送局

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児童扶養手当５８０万過払い

１８歳未満の子どもたちを１人で育てている世帯を主な対象とした児童扶養手当について、北九州市が、２３世帯分の所得の入力を誤り、あわせて５８３万円あまりを多く支払っていたことがわかりました。
北九州市によりますと、児童扶養手当を多く支払っていたのは、主に外国人や市外から転入してきた２３世帯で、平成１７年から今年にかけてあわせて５８３万円あまりを多く支払っていました。
市によりますと、児童扶養手当は、所得に応じて支給され、主に外国人や市外から転入してきた世帯については、支給額を計算する際に、職員が所得を手作業でパソコンに入力しています。
しかし、職員が入力を誤って実際には所得のある世帯が所得が全く無いと判定され、多く支払われることになったということです。
市は、平成１８年１２月からことし７月までの過払い分、およそ４２８万円について、今後受給世帯に返還を求めることにしていますが、１５５万円あまりについては、時効で返還を求めることは出来ないということです。
北九州市子ども家庭局の柴田邦江部長は、「市民に迷惑を掛けて申し訳ない。再発防止を徹底したい」と話しています。
これとは別に、北九州市では、生活保護を受けている１０人が、賃貸住宅に入居しようとする際に、仲介した不動産業者が、必要以上の費用を請求した結果、これまでにあわせて２１万円あまりが余分に支払われていたこともわかり、北九州市は、今後、１０人から返還を求めることにしています。

12月19日　18時46分

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