ＡＫＢ史上初！オリコン年間トップ５独占！７冠ゲット

　オリコンの２０１１年の年間ランキングが１８日、発表され、アイドルグループ「ＡＫＢ４８」が史上初めてシングルのトップ５を独占した。１位の「フライングゲット」から５位の「桜の木になろう」までシングル５作品が売り上げ１００万枚以上となり、こちらも史上初の快挙。総売上枚数は最多記録となる７３４・６万枚に達した。各ランキングでも７冠を達成し、名実ともに日本の音楽シーンの顔となった。

　向かうところ敵なし。今年はＡＫＢ４８の独壇場となった。ＣＤ不況にあえぐ昨今の音楽業界にあって、今年発売したシングル５作品は「フライング―」（１５８・７万枚）を筆頭に「Ｅｖｅｒｙｄａｙ、カチューシャ」「風は吹いている」「上からマリコ」「桜の木―」まで、すべて売り上げ１００万枚を突破。オリコンチャート４４年の歴史で、史上初の年間シングルランキングのトップ５を独占し、６位の嵐「Ｌｏｔｕｓ」（６２・６万枚）に４５万枚以上の差を付ける圧勝だった。年間シングル総売上でも、Ｍｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎの６６３万枚（９５年）を１６年ぶりに更新し、７３４・６万枚を記録した。

　結成から６年。地道な努力が実り、頂点に立ったメンバーは大感激。大島優子（２３）は「本当にビックリした。６年前に始動したときは、一寸先は闇みたいな感じで（先が）見えなかった。こんな記録を出せるグループになれるとは思っていなかったので光栄に思います」とコメント。１０月の選抜じゃんけん大会に優勝し、「上から―」で初のセンターを務めた篠田麻里子（２５）は「やっとじゃないけど、これまで賞をもらうことがなかなかなかった。今年、もらえるようになったことがすっごくうれしいです」と喜びを爆発させた。

　１６部門ある同ランキングの中で、アーティスト別総売上（１６２・８億円）、作品別シングル売上枚数（１５８・７万枚）、同売上金額（２１・５億円）などで１位を獲得。昨年の嵐に続き、年間ランキング最多の７冠に輝いた。

　３０日の日本レコード大賞、大みそかの紅白歌合戦と、大舞台でのパフォーマンスが続く。今年の音楽界の「顔」として堂々とやり切るつもりだ。

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