原発 汚染水230トンを発見
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原発 汚染水230トンを発見

12月19日 5時59分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所で、高濃度の汚染水を保管している建物の地下のトンネルに、およそ230トンの汚染水がたまっているのが見つかり、東京電力は汚染水が流入した経路や原因を調べています。

福島第一原発で、高濃度の汚染水を保管している「集中廃棄物処理施設」の地下のトンネルに大量の水がたまっているのを18日、作業員が見つけました。水は長さ54メートルあるトンネルの全面に、深さ50センチから3メートルほどたまっていて、およそ230トンに上ると見られ、表面から1時間当たり3ミリシーベルトの放射線量が測定されました。放射線量は建物に保管されている高濃度の汚染水の数100分の1程度で、東京電力は高濃度の汚染水が何らかの原因でトンネルに漏れ出て、周辺の地下水が流れ込んで薄まった可能性もあるとみて流入経路を調べています。東京電力はトンネルが海につながっていないことから、汚染水が外に漏れるおそれはないとしていますが、4月に建物の工事を終えたあと、これまでトンネルに汚染水がたまっていることに気がつかなかったということで、管理や点検の在り方が問われそうです。