＜AKB48＞年間シングル上位5位を独占　年間総売上金額も160億円でトップ

　オリコンがこのほど発表した11年の年間ランキングで、アイドルグループ「AKB48」が音楽ソフトの年間総売上金額を約162億8000万円とし、「アーティスト別トータルセールス」部門で1位を獲得した。女性グループがトップを獲得したのは、1978年の「ピンク・レディー」以来、33年ぶり史上2組目の快挙で、1998年の「SPEED」の約111億5000万円を上回り、女性グループ最高の売り上げとなった。そのほか、「作品別シングル売上枚数」「作品別シングル売上金額」などの部門でも1位となり、全16部門中最多となる7冠に輝いた。

【写真特集】「FF13−2」の発売カウントダウンイベントに登場した「AKB48」の大島優子さん

　8月発売の「フライングゲット」（約158万7000枚）、5月発売の「Everyday、カチューシャ」（約158万6000枚）、10月発売の「風は吹いている」（約141万9000枚）、7日発売の「上からマリコ」（約119万9000枚）、2月発売の「桜の木になろう」（約107万9000枚）の5作でミリオンを記録し、年間ランキングの上位5位を独占した。1995年に「B’z」と「Mr.Children」が記録した年間最多記録の4作を16年ぶりに更新した。また、「総売上枚数」「総売上金額」もトップで、約891万1000枚、約162億8000万円で、昨年の約412万5000枚、約70億9000万円を大きく上回った。

　「AKB48」の高橋みなみさんは、「皆さんにちょっとは認めてもらえたのかなっていう気持ちもしますし、たくさんの方に私たちのCDを手にとっていただいて聴いていただいて、DVDを手に取っていただいて見ていただいて、すごく幸せです」と感謝した。大島優子さんは、「6年前に『AKB48』を始動したときは一寸先は闇みたいな感じで、本当に先が見えなかった。こんな記録を出せるグループになれるとは本当に思っていなかったので、光栄に思います」とし、篠田麻里子さんは「これまで賞をもらうということがなかなかなかったので、今年もらえるようになったことがすっごいうれしいです」と喜びのコメントをした。（毎日新聞デジタル）

　◇「AKB48」が年間1位を獲得した部門は以下の通り

　アーティスト別トータルセールス（約162億8000万円）▽作品別シングル売上枚数ランキング（「フライングゲット」・約158万7000枚）▽作品別シングル売上金額ランキング（「Everyday、カチューシャ」・約21億5000万円）▽アーティスト別シングル売上金額ランキング（約95億9000万円）▽作品別ミュージックブルーレイディスク（BD）売上枚数ランキング（「AKBがいっぱい〜ザ・ベスト・ミュージックビデオ〜」・約14万8000枚）▽作品別ミュージックBD売上金額ランキング（「AKBがいっぱい〜ザ・ベスト・ミュージックビデオ〜」・約10億1000万円）▽アーティスト別BD売上金額ランキング（約10億1000万円）

　◇最近5年のトータルセールス1位アーティストは以下の通り

　07年　倖田來未（約73億5000万円）▽08年　EXILE（約195億8000万円）▽09年　嵐（約144億6000万円）▽10年　嵐（約171億6000万円）▽11年　AKB48（約162億8000万円）


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