公開日:2011.12.19
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
| 神田不動産開発(株) (旧:ヤマギワ(株)) | [東京] 特殊・オリジナル照明開発販売、一般照明・インテリア商品輸入販売 |
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特別清算開始決定 / 負債総額 93億9288万円
~企業再生支援機構の支援対象企業~
TSR企業コード:29-101468-2
神田不動産開発(株)(旧商号:ヤマギワ(株)、中央区八丁堀4-5-4、登記上:千代田区外神田1-5-8、設立昭和21年12月、資本金9423万3600円、代表清算人:中井康夫氏)は12月7日、東京地裁より特別清算開始決定を受けた。申請代理人は浅沼雅人弁護士(ときわ法律事務所、千代田区内幸町1-2-2日比谷ダイビル、電話03-3596-0260)。
負債総額は93億9288万円。
電材卸売として創業、その後照明器具販売事業に進出し、店舗事業に注力。照明器具を主力とする家電量販店を最盛時には全国11カ所を展開していた。
しかし、バブル崩壊後は消費需要の落ち込みから店舗事業が低迷し、借入金の増加から財務面は逼迫。14年以降、家電・ソフト事業の売却、店舗不動産の売却等により借入金の圧縮を図っていた。ところが、20年のリーマン・ショックに端を発した世界的な景気悪化による消費低迷で売上高は大幅減少を余儀なくされ、採算も大きく悪化した。
再建策として、製造部門の関係会社3社の統合、店舗事業撤退、人員削減など各種リストラ策に努めた。だが、抜本的な事業再構築に至らなかったことから平成23年4月15日、企業再生支援機構に支援を申し込み6月23日、買取決定を受けた(買取決定に係る対象事業者の対象債権の元本総額は121億500万円)。事業再生計画の一環として 会社分割により照明事業及びインテリア事業を新設会社に承継し、当社は所有不動産の処分業務に特化。資産の処理に目処がついたことから、当初のスキームに沿うかたちで今回の決定となった。
ヤマギワの業績推移(単位:千円)
決算期 売 上 高 利益
平成20年2月期 20,821,006 13,197
平成21年2月期 16,936,869 △1,769,549
平成22年2月期 14,095,352 △2,081,362
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