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ホメオパシーとは同種療法という意味ですが、
その基幹を為す法則にシュルツの逆転の法則というものがあります。
シュルツというホメオパス(1925.独)がうちたてた法則なのですが、
刺激の強さと有機体の反応についての法則。 弱い刺激は有機体を活性化し、 中間の刺激は有機体の活動を抑制する。 強い刺激は破壊してしまう。
という法則です。
放射能という刺激をどれくらい浴びれば害毒(放射能汚染)になり、どれだけ少なければ利益(たとえばラドン温泉、玉川温泉の抗ガン作用)になるか、
というふうにいい変えてみればお分かりになるかもしれません。
物質的な考えでは、量の多いものが効果を表すと考えられているのですが、刺激というスケールを充てると、逆になる、ということです。
薬を大量に飲めば効果があるという現代医学や化学とは正反対のことをいっています。
これは、ホメオパシーの同種の法則と並ぶ中心性法則です。
たとえばヒ素。
致死量の10倍、つまり大量であればもちろん死にます。
しかし致死量の3倍くらいだと、つまり少量で疲労回復効果があります。
医療に使う場合には、大量だと悪液質となり、やせこけ、貧血や発疹を引き起こしますが、
少量だと、それを治す方向に働くのです。
ここがホメオパシーになってきます。
ヒ素からできるArsenicumというレメディはまさにこういうことをしてくれるのです。
こうしたホルミシス効果を医療に用いたのがホメオパシーになっていくのです。
ホルミシス効果に関してはウィッキーをご覧ください。
さて放射能です。
大量ではもちろんDNAが傷つき生物は生きられませんし、たくさんの病気を引き起こします。何代にもわたって奇形が観察されます。
しかし生命体(たとえばネズミ)によっては、からだに高濃度のストロンチウムやセシウムが含まれているにもかかわらず繁殖率が高く元気に暮らす姿も観察されています。
わずかな放射能はDNAの損傷を治してくれる場面もありますから、ガンの治療に使えたりします。
もちろん、放射能汚染地域で住むのは時と場合によってはダメージが大きいのですが、
チェルノブイリに単独で住む科学者もいて、そこでできる野菜を食べ自らが被検体になっている方もいます。
放射能の量にもよりますが、放射能と共存することもできるかもしれない、そんなに怖がっていなくてもいいのかも知れない、という期待も持てるかもしれません。
そうしたことを現した著作もあるほどです。
放射能に関する勉強をほとんどされていなかった日本人の今後の姿勢として、
これからはきちんと学ぶ、教育現場でも教える、その時にはホルメシス効果、あるいは深く追求した形で、
医療としてのホメオパシーを取り上げる場面もできてくるかもしれません。
昨年2010.9月に、日本ではホメオパシーバッシング(単に使い方が誤っていただけなのです!)が起きました。
そのことだけを取り上げた形で、
ホメオパシーは怖い!
などという誤った情報を流した科学者集団がいましたが、今ここで、あらためてホメオパシーが浮上してきています。
東日本大震災で、英国のホメオパシー会社Ainsworths社にアクセスしてレメディを購入した日本の医者が続出したようなのです。
ホメオパシーでは「何には何」という薬のような使い方はしませんが、
震災時の救急に使えるレメディはそれなりの効果を示すし、その効果を知っているかたは言わずもがなです。
ただ、放射能汚染に使うレメディ云々・・・ということには、レメディの使い方に難点があります。ホメオパシーの基本を間違ってはいけません。
ホメオパシーでは、最小投与の法則さえ守れば、猛毒といわれているヒ素であっても少量でありさえすれば、その症状を治してくれるというホメオパシーの事実があります。まずこれを確認しましょう。
何はともあれ、レメディになると、一切の成分は含まれませんから、微少量どころか、形もない、つまり成分によって云々という限界が取り払われて、安全このうえない形になったものが提供されているのです。
では何が癒してくれるのか?
ホメオパシーの創始者ハーネマンは「神のなせるみわざ」、と表現しましたが、
物質のスピリット、エネルギーがレメディには閉じ込められていると考えられています。いわば物質の霊魂化です。
さて核爆発ですが、これもまたいったんそれが起きると次々と核分裂を引き起こし甚大なエネルギーを放射するものです。
そのエネルギーとレメディは良く似ています。
つまり逆に考えれば、物質がある形をとるには、甚大なエネルギーが必要だというこになり、
レメディは物質のそうしたエネルギーを解放した結果だということになってくるからです。
その解放されたエネルギーを小さな砂糖粒に閉じ込めて病んだ方に差し出される、
それがレメディです。
ホルミシス効果が放射能汚染区域にどのように作用していっているのか 、今後のモニタリングをまたなければなりませんが、
今後とも日本住む以上は、放射能情報を豊かにし、むやみに恐れず、正体を知りながら上手に共存していけると、
次世代に負の遺産だけではなく、知恵すらも手渡すことが可能になっていくのかも知れません。
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