建築構造実験(構造部材実験)のレポート作成方法

3. 荷重−中央たわみ量のグラフの作成

Step.1

まず,測定値のグラフを作成しておきましょう。
詳細は,「2. EXCELでグラフを作成する方法」
を参照のこと。
Step.2

実験報告書の8ページに示されている"荷重−たわみ量"のグラフを参照する。
ここで大切なことは,理論値のグラフを作成するために必要なデータを確認することである。
理論値のグラフを作成するために必要なデータは以下の4つである。
(1)せん断ひび割れ発生時せん断力 (2)曲げ降伏耐力 (3)弾性剛性 (4)剛性低下率
Step.3

実験報告書の4〜5ページに示されている式に
基づいて各種理論値を計算する。
この時,"単位"に気をつけること。

右図のように,EXCEL上で計算をしておくと,
グラフの作成が容易である。

Step.4

"測定値"のグラフに理論値のグラフを加える。
まず,"測定値"のグラフを右クリックし,
"元のデータ"を選択する。
Step.5

「元のデータ」画面が現れるので,
"追加"をクリックし,理論値のグラフの
Xの値とYの値を選択する。
また,名前には"理論値"と入力する。

最後に,"OK"をクリックする。
Step.6

右のようなグラフが作成されれば,
とりあえずOKである。

ただし,実際には測定値のグラフに関して
補正をする必要がある。
これについては講義で説明するので,
必ず講義に出席すること。