こんにちは。大阪市長の平松邦夫です。
3月に発生した東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りいたしますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
この間、義援金やボランティア活動などさまざまな形で、多くの市民や企業の皆さんから「支え合う気持ち」をお寄せいただきました。皆さんのご支援・ご協力にあらためて感謝いたします。
人の気持ちやホスピタリティを大切にし、それぞれの人が結びつきを深め、いざというときに力が発揮される―「人」こそが、大阪というまちの最大の魅力であり財産であると、私は思っています。
このたびの震災に関連するさまざまな対応の中で、まさに大阪市の資源は人であること、そして、人、地域、自治体のつながりが最も重要であるということを強く実感しました。
消防、医療、道路や上下水道など、いざというときに大都市の総合力がいかに発揮されるかということも明らかになりました。
私たち大阪市は、そういった大都市としての役割を意識し、隣接する自治体とも連携しながら圏域の成長エンジンの役割を果たすことで、関西から元気を発信していきたいと考えています。
それとともに、人々の温かさに支えられ、これまで一体となって発展してきた大阪のまちと地域コミュニティをしっかり守り、発展させる取組みを、地域や企業の方々のご協力のもとで進めていきます。
また、現在、南海・東南海地震の発生に備え、地域防災計画の見直し・検討を進めるとともに、それぞれの地域の特性に応じた防災対策について皆さんといっしょに考える「地域防災フォーラム」を各中学校区で順次開催していますので、ぜひ多くの方々にご参加いただきたいと思います。
これまでも地域の皆さんといっしょに、地域防犯や放置自転車対策など身近な課題に取り組んでおり、その結果、大阪の代名詞とも言われた「ひったくり」の発生件数では、ワースト1を返上しましたし、放置自転車の台数も、約5万台から約2万5千台へと半減させることができました。 これらは、市民協働の大きなうねりが広がってきた成果だと思っています。
そして、市民協働を支えるのは、大阪のまちに対する市民の皆さんの愛着や誇りです。
これからも、市民の皆さんと行政が一体となって「大都市、そしていちばん住みたいまち」の実現をめざし、大阪市が関西全体の発展の原動力となれるよう、いっしょに取り組んでいきましょう。
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大阪市情報公開室市民情報部広報事業担当
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