脱原発と自然エネルギーの推進を呼び掛ける集会が18日、神戸市中央区のメリケンパークであり、集まった市民らが「もう原発はいらない」と声を上げた。
兵庫労連など8団体が呼び掛け、約千人が集まった(主催者発表)。集会には福島県からも2人が参加。福島第1原発に近い同県浪江町から神戸市内に避難中の男性(25)は「原発に反対してこなかった自分たちにも責任はある。だが危険性がはっきりした以上、自然エネルギーに転換すべきだ」と訴えた。
また、浪江町の農家(67)は「農家なのにコメを作れない。家族同然の牛も失った。国と東京電力は福島の再建に全責任を負うべきだ」と語気を強めた。
この日、兵庫労連などが中心となり「原発をなくす兵庫の会」を立ち上げた。
(木村信行)
(2011/12/18 19:21)
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