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【グラニュース】


中村、フル回転宣言

2011年12月18日 紙面から

ユースとの練習試合で激しく競り合うグランパスMF中村(左)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスのMF中村直志(32)が17日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで契約更改交渉に臨み、現状維持の4800万円でサインした。来季、チーム史上2位タイの12年目を迎える中村は、オフも名古屋で多くのイベントに参加して、クラブのPR活動にフル回転する。

 練習試合で弟分のU−18と戦った中村は、グランパスにいる長さをしみじみと感じた。

 「オレと何歳離れてるの? 高校1年なら16歳かあ」

 2001年に日大から入団して、来年で12年目。1993年〜04年の岡山哲也(現中京大中京高監督)と並んでチーム史上2位の在籍記録になる。不動のレギュラーをキープしているから年を取ることに負い目はない。来季、トップに昇格するFW青山、MF水野、DF佐藤と対戦し「トップとあれだけ戦えるんだから、すごいですよね」と温かい視線を送った。

 複数年契約のため年俸は変わらず、金銭面以外の諸条件を見直して合意。今季は27試合に出場し、神戸戦では豪快なミドルシュートで7連勝の口火となる決勝点を挙げるなど3得点。何度か故障もあったが「今までならプレーしたけど、シーズン(全体)を考えて欠場した試合もいくつかあった」と、自分の体を深く理解するようになった。

 グランパスの心臓として攻守に貢献するベテランはオフになっても動き回る。年明けの数多くのイベント参加を快諾。「名古屋にずっといるし、喜んでやりますよ」と、積極的な露出を仕掛けるクラブの意向を理解して、協力を惜しまない。

 21日の天皇杯4回戦、柏戦(瑞穂陸)も先発する見込み。「みんな体も動いているし、ここまできたらね」とオフが短くなっても、一向に構わない。

(木本邦彦)

 

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